長歌的な詩

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記事

人間

人と
人とが
二人以上
いる時
自動的に
発生する
官能
がある
それだけ
おそれずに
見つめたら
むやみに
こわばり
疲れ果てる
こともない
のかもしれない

#詩

祈りの言葉1

わたしに
慈悲の
心を
ください
わたしから
他者への
慈悲を
あなたの
慈悲で
ください
わたしに
目の前の
人と
向き合える
ように
その人の
よろこびの
ために
考え
動ける
ように
慈悲の
心を
ください
あなたの
慈悲で
わたしに

#詩 #祈り

プラユキさん

安心できる

あなたは
わたしを
てらいなく
受け入れる
わたしは
一体誰にでも
そのようで
あれたことが
あっただろうか

思いながら
あなたに
安心している
この信頼の海に
今は
ゆらゆら
浮かび漂おう
いつか
誰かを
この海に
連れてくる日を
少しだけ
夢見ながら

#詩 #プラユキ

露から海へ

わたしが
特別で
だから苦しいのだとは
思わないように
してる
魔に落ちるのは
一瞬
清く濯ぐのには
ずいぶん
時間がかかる
ただ透明に
透明に
悲しみを
朝露に
変えられるように
なりたい
そうしていつのまにか
ああ
海の中にいる
これを愛と
呼べるなら
このさざ波で
わたしを
目覚めさせた
あなたへの
感謝で
愛で
涙が
溢れてくるのだ

#詩

個性という呪祝

わたしは、
個性的 という
言葉が
好きではない
嫌い と
言ってしまいたいけど
嫌いと言うのは
やめようと思うので
言わない

普通は無い
なんて
普通を知っている
人にしか言えない
その空気を
見て
触れられる
人にしか

違うことを
哀れむのではなく
ただ
本当に愛する
事を
しようと思う
わたしの
世界を
構築する事

逃げる必要も
無いほど
安全な場所を
つくりたい
ここに戻れば
安らげ

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怒りとインド

久々に
インドに住み始めた
時のことを
思い出した
インドは
わたしに
数年ぶりに
怒りを
思い出させた
ツワモノだった
そういえば
それまで何年も
怒りなんて
忘れていたのだ
今わたしは
時々
怒りを爆発させて
驚かれるが
(主にインドで)
たしかに普段は
怒るってあまり無い
しかし怒りを
思い出してから
人生は
間違いなく
アクティブになった
その意味では
トリガー
きっかけだった
のに違いな

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幸せな時

今日は
幸せな気分で
まだ
スマートフォンが
無かった頃
夕暮れ時に
そわそわしていた
ような
友人への手紙を
喫茶店で書きつけていた
時のような
どこか
途方に暮れて
どうしたらいいか
分からない
ような
そんな時間を
過ごして
気がついたら
日付が
変わってしまう
焦燥のような
幸せの時
どうしたらいいのか
味わうにしても
いつも
私はまったく
狼狽えてしまう
のです

#詩

他者を想い祈る事

人を想って
祈る事は
やさしくない
心が
やさぐれていると
難しい
けれども
ふと涙と共に
祈りが
願いが
溢れ出す

慈悲の裾野に
洗われる
ようで
それは豊かな事
人のためと
言いながら
自分のためである
ことは普通
あまりにも
普通
そこを
超えていけた

私も人も無い
憑き物が落ちる
とはこの事
善とは言わない
ただ
歓びである
だから
祈りから始める
誰かへの
愛によって
祈りが分か

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魔法の歌声

一度
歌声を耳にすると
酔ったように
魅了されて
また
聴きに行かずには
いられない
そういう
歌い手を
数人
知っている
彼らに
魔法無き時代が
あったのか
私は知らない
魔法を
まだ持たない
私に
人前でうたう
意味が
あるのかと
自問するけど
いつか
ああ
彼女にも
魔法が使えない
時代が
あったと
語り継がれる
ようになりたい
そうでなければ
面目が立たない
このように
責任は増していく

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楽器

楽器は、
奏者を
振動の海の
深いところまで
知らぬ間に
導いて、
最後の音で
手放す
と、
余韻の内に
溢れる
あらゆる
静寂の音に
耳を
ひらかせる。
静寂の音が
聴こえる
ようになって
初めて
分かったこと。

#詩