80.楽しませたいという思い
小学6年生の頃のクラスは、みんなが和やかでギスギスしたところは思い出す限りありませんでした。最後の一年間楽しもうという雰囲気でした。
授業中にギャグを言う男子が何人かいて、そのたびに笑いに包まれ、ゆるく穏やかな日々でした。
私が休み時間に友達の似顔絵を描いたり、ギャグを言うと、大抵みんな笑うので、自分の特技は人を笑わせることなんじゃないかと思いました。私と関わると、みんな楽しくなるんだと思い込んでいました。
この頃の好きなお笑い芸人は、ドリフターズに欽ちゃん、ものまねのコロッケさん。沢山見て笑って、ちょっと研究して。「私も友達を笑わせたい」という思いがフツフツと沸き起こっていたのを覚えています。