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XELOX + アバスチン療法

 XELOX + アバスチン療法は、大腸癌の化学療法の一つである
 飲み薬のゼローダと注射薬のオキサリプラチンと注射薬のアバスチンを組み合わせて使う
 抗癌剤は癌細胞だけではなく正常な細胞にも影響を与えてしまうため、副作用(望ましくない作用)が生じることが多い

ゼローダ(飲み薬)
 癌細胞の増殖を抑える
 正常な細胞への影響を少なくするため、体内の3種類の酵素によって変化し、最終的に癌細胞を選んで効果を発揮するようにつくられている
 つまり効率よく癌細胞を攻撃することができる

オキサリプラチン(注射薬)
 癌細胞の遺伝子(DNA)に働きかけ、増殖を抑える
 ゼローダとオキサリプラチンを組み合わせることで、治療の効果が高まると考えられている

アバスチン(注射薬)
 癌細胞に栄養や酸素を運ぶ新しい血管がつくられないようにし、癌細胞を兵糧攻めにする、分子標的薬という新しいタイプの薬
 癌細胞の中まで抗がん剤が届きやすくする働きを持ちあわせ、「ゼローダやオキサリプラチンが癌細胞の増殖を抑える効果」を高めることが期待できる

治療のスケジュール
 1クール3週間の治療を繰り返す
 クールの1日目に病院で点滴を受け、その後14日間、自宅でゼローダを服用し、7日間休薬する

服用の仕方
 1日2回、朝食後と夕食後に決められた量を服用する

主な副作用
 手足症候群 末梢神経障害 消化器症状 尿にたん白が出る 高血圧
 骨髄抑制(白血球数・好中球数の減少など) 鼻血などの粘膜からの出血

手足症候群(Hand-foot syndrome)は、ゼローダの特徴的な副作用
 手や足がヒリヒリ・チクチクする
 指先が痛むのでボタンがはめれない
 足底が痛むので歩行困難
 赤く腫れる
 皮膚にひび割れや水疱が生じて痛みが出る
 皮膚に色素が沈着する
 爪の色が変化したり変形したりする

末梢神経障害は、オキサリプラチンの特徴的な副作用
 手足、口のまわりのしびれやチクチクする痛み
 冷水など寒冷物に触れるとしびれや痛みを感じる
 舌の感覚がおかしい
 あごやのどがしめつけられる
 食べ物や飲み物が飲み込みにくい
 手足のしびれや痛みによってボタンが外しにくい、文字が書きにくい、歩きにくい、食べ物や飲み物が飲み込みにくい

手足症候群




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