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スタートアップバックオフィスSBOの2020年大反省会。

正直、今は仕事のことを考えると吐き気がする程にしんどい。
だからこそ残しておきたいと思います。2020年末に考えていたこと。

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私はスタートアップのバックオフィスです。
経理財務労務総務法務情シス広報など、スタートアップで浅く存在する業務を幅広く担当しています。

シード期の2018年9月に2人目正社員として入社してから27か月。
2020年末にはシリーズAラウンドの調達をしました。
メンバーは業務委託含め約30名になり、ユーザー数も爆増中。

会社のフェーズは確実に変わりました。
フェーズはじわじわと変わっているように思えるけれど、気が付くと割と短い期間で突然に変わり終わっているものなのだなと感じています。
力不足で焦燥気味が余計そういう感じ方にさせるのかもしれません。

変化についていけずに、しっかり失敗を犯し、眠れないほどに辛い日々を過ごしました。

SBOのスタンスも、仕事の仕方も、変えなければいけない。
反省しよう。前に進むために。

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1.ミスが起こらない業務フローをアップデートし続ける

事業が成長するとバックオフィス業務は当然に幅も広くなり深みも増します。記憶や把握が追い付かなくなったり、属人化してしまうリスクが比例して高くなるわけです。
それを回避するために、フローやドキュメントを残して気を付けているつもりでした。でも結果できてなかった!

《失敗したこと》
アップデートの怠慢。
変化を反映し変化の先を予測して、縦にも横にも連携する形で作り変え続けないと意味がない。そして運用しないと本当に意味がない。

昔作った業務フローのまま、運用は変わっているのに運用方法が感覚値。

業務に綻びが出始めていることも認識しながら、悲鳴をあげることもできず、自分でなんとかできると高を括り続けてしまったわけです。
「あぁ追いついてない。でも忙しいのは一時的、来週には挽回できる!」なんて。
結局ミスが起こる状態をつくってしまっていました。

《改善すること》
常に理想像を検討し続け、ミスの発生を防ぐ業務プロセスに定期的に見直しをかける。実行担当者と管理責任者の役割を明確に分け、それぞれが最小限の工数で役割を完遂できる仕組みを定義する。
手作業から取り組まない!

2.コミュニケーションを端折らない

バックオフィスの業務は、いかに他部門からの情報を集約できるかが重要です。誰かどういうことを求めていて、バックオフィスとして何を実行すれば貢献できるのかを考えてタスクを担ってきました。
要望を汲み、バックオフィス側のオペレーションが煩雑にならず、会社が取るべきではないリスクを取らないように。

《失敗したこと》
フロントのスピードの足を引っ張らないようにということを意識しすぎた余りに、スピードが何かというとを判断し誤り、質を蔑ろにしました。

質というのは、バックオフィスが正解を出し続けるということだけではありません。健全な議論をして、最適解を求めたかどうかということ。

ユーザーもメンバーも増え、関係者が多岐にわたりフェーズが変わると、ひとりで判断するということがリスクでしかない。

《改善すること》
コミュニケーションを疎かにしない。これにつきます。
絶対に正しい解だけを突き進むことは現実的でなかったりします。正解なんてわからないし。
現時点での妥当な最適解を、関係者を十分に巻き込み議論をしっかり重ねることが大事。対話しようたくさん。

3.責任を取る意思決定をする

hokanCEOの尾花さんが私に送り続けてくれるメッセージです。

タスクをこなすな、責任を取る意思決定をしろ

《失敗したこと》
SBOになった時から、タスクをこなし続けることで自信のなさをどうにか繕ってきました。そこから抜け出すことが本当に難しかった。
業務が増えれば増えるほどに、次々と沸き起こる課題を「ただ捌く」に比重が強くなってしまう。

今年とある1つの失敗を引き起こしたとき、反省したところで私には責任が取れないことを思い知りました。反省しても反省しても、自分には何の責任も取れないことがどれだけ悔しいか。私の代わりに謝罪をしてくれる人たち、その人たちに謝罪してもらうよう説明して謝罪してくれる人たちに、申し訳なさでいっぱいで、辛くて辛くて仕方ありませんでした。

《改善すること》
責任を取る意思決定をする。もうただただこのまま。

対話を大事にできていないことも、質よりスピードを重視してしまったことも、責任を取る意思決定ができていなかったことの表れです。
責任をとる意思決定ができていれば、スピードに脅迫されずに質を担保できていたかもしれません。質を担保するために、やらないことを決断できていたかもしれません。要するに甘いししょぼかった。自分よがりだった。


「hokanで世の中が変わった。」そう日本中で言われる企業にしたい。
ひとりよがってる場合ではなーい!責任を取る意思決定をしろ!!

最後に。

2020年はいろんなところでSBOを取り上げていただきました。スタートアップバックオフィスという職種を広めていただいたこと、本当にありがたく思います。こんな情けない失敗と反省ばかりなのに、偉そうなことばかり言ってしまい不甲斐ない気持ちも溢れんばかりです。

頭皮がピリピリして痛い。痛いのはもう嫌だ。
ここからまた気持ちを新たに、スタンスをアップデートさせて立ち向かうのみ!!!

みなさま、今年1年ありがとうございました!!!
2021年もどうぞよろしくお願いいたします!!!

追伸:もう私ひとりには勿体ないほどの味わい深くワクワクする業務がバックオフィスに山積みです。
以下の方、是非こんな私ですが一緒に、社会インフラInsurTechで日本を変えるhokanを創っていきたいです。ご興味あれば是非ご連絡ください!!  @sbo_tomoko

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