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〇〇味のお菓子

以前勤めていた職場の近くのお菓子屋さんで、ごぼう味のおかきが売られていた。小指の先くらいの大きさで、香ばしいごぼうの風味と塩気がたまらなかった。

今日はコンビニで焼き鳥味のポテトチップスを見つけ、思わず買ってしまった。ごぼうも焼き鳥も好きだけれど、それそのものを料理として食べるよりも、その味がついたお菓子の方が魅力的に感じられる。いったいこれは何なのだろうか。

私にとってのお菓子の価値のひとつは、「主食ではないこと」だ。朝昼晩の三食を食べれば事足りるのに、間食をしてしまうという背徳感。そして、それがごぼう味とか焼き鳥味であることは、間食であるにもかかわらずお菓子らしくない味だという、しょうもなさがある。その味が好きなら、主食のほうでごぼうや焼き鳥を食べればいいのに、わざわざ間食として味わう。これも一種の背徳感だと思う。

結局私がお菓子が好きな理由は、味だけではなく楽しさや面白さなのだ。通りで、いくら気をつけたって、楽しいなんて感情にダイエットが勝るとは思えない。

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