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キラキラ輝くオレンジのスプリッツ

太陽の日差しが強くなり、夏を感じる時期になると飲みたくなるのが、オレンジがほんのり香り、シュワッとしたアペロールスプリッツ (Aperol Spritz)。ベネチア生まれのカクテルは、ヨーロッパでも人気で夏の定番の食前酒としてよく飲まれようです。

初めて飲んだのは、新婚旅行でベネチアを訪れた時。水の都の夏は、世界中の観光客で賑わい活気に満ち溢れていました。歩いているだけで時間を忘れそうなる世界遺産の街。そんな中、昼間からオープンテラスでみんなこぞって飲んでいたのが、ワイングラスに入った、オレンジのキラキラした飲み物だった。氷がたっぷりと入っていて、アイスティーのようにも見えた。

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「あれは何?みんな飲んでない?」。なんだか、惹かれる。ベネチアの太陽の下、オレンジ色の宝石のように輝くドリンクは、視覚的にも美しい。ベネチアの街並みにも、なんとなく似合っている。

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どこのバーやレストランでもあるようで、興味津々である街角のバーで飲んでみる。これは、何だろう?カンパリソーダにも似てるけどクセがない。ちょっと甘ったるい感じがするけれど、ほんのりオレンジ特有の苦みもある。不思議と暑い時の疲労感を和らげてくれた。アルコールを飲んで、身体がスッキリするという感覚を初めて体験した。

カンパリは日本でもお馴染みだけど、アペロールは初めてで、似ているようで微妙に異なる。きっと、アペロールの方が、クセがないのでアルコール初心者にも優しいような気がする。

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「アペロールスプリッツ」はベネチアが発祥の地と言われており、ベネチアの名物ドリンクとガイドブックに書いてある。もともと、スプリッツの発祥はオーストリアのスプリッツァー(白ワインの炭酸水割から来ていると言われており、ベネチアがあるヴェネト州は一時期オーストリアの支配下であった事からこの飲み物が伝わったとされています。そして、このスプリッツにアペロール又はカンパリというイタリアの赤いリキュールが加わり、この美しい飲み物となっています。

初日にアペロールスピリッツと出会って以来、その後乗船したクルーズでも、寄港先のクロアチアやギリシでも、歩き疲れたらスピリッツを求めていた。飲むと不思議とリフレッシュできて、また歩こうとなるのだから。

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スプリッツの代表的なリキュールは「Aperol(アペロール)」です。アペロールスプリッツは、アペロールにプロセッコ(スパークリングワイン)と炭酸水を混ぜ、氷がたっぷりと注がれたもの。店によって配合も異なり、白ワインを入れているところもあった。

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ベネチアで病みつきになったアペロールスプリッツ、日本でもアペロールのリキュールを取り寄せて毎夏飲んでいる。そして飲みながら、ベネチアに想いを馳せるのがなんとも言えない時間となっているのです。



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