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「すぐやる」につながるアドバイス(仕事について)

「すぐやる力」につながる実践的アドバイス

(仕事について)
仕事量が多くて どこから着手すべきかわからない

リストラなどで職場の人員がギリギリまで削られ、
1人あたりの仕事が多すぎる。
特定の人に担当が集中している場合など、
絶対的な仕事量が多い場合も、すぐやれない状況の1つです。

キャパシティを超えたオーバーワークでは、
パニック状態になってしまうでしょう。

こういう場合は、優先順位の問題とはちょっと違います。
とにかく絶対的な量が多いのですから、
まず「すぐやらなくていいもの」を見つけて後回しにしたり、
人に振ったりしてしまいましょう。

『「捨てる!」技術』というベストセラーがありますが、
余計なものを省いて、自分の荷物をどんどん軽くしていくイメージです。

残ったものの中から、緊急度と重要度を見極め、
一番大事な仕事から片づけていけばいいのです。

仕事というものは、1本の軸からいろいろな業務が派生してくるものです。
そのため、緊急かつ重要な上位3割を解決した途端、
半分以上の仕事が片づいてしまったということがよくあります。

逆に肝心の軸を見ないで、枝葉のほうにばかりとらわれていると、
仕事が山積みのまま、いつまでたっても終わりません。

仕事が多くて「困った、困った」とパニックになっていると、
潜在意識が本当の軸の部分をわざと見せないように働いてしまいます。

「すぐやる力」はもちろん大切ですが、
すぐやらない仕事を見極めることも重要です。

抱え込みすぎて、やみくもにがんばっても、いい結果にはつながりません。
自分の状況を整理して、「捨てる技術」も意識するようにしてください。

≪ポイント≫
①緊急性のある仕事と、あと回しにする仕事に分ける。
②すぐやらないテクニックも身につけよう。


(仕事について)
やりたい仕事がたくさんあるのに時間的に無理

やりたくない仕事で身動きがとれないのは苦しいものですが、
ぜひ引き受けたいジャンルの仕事が重なるのも、悩ましい問題です。

今抱えている仕事の都合や、立場上、
断念せざるを得ないこともあるでしょう。

ですが、せっかくのチャンスを時間的・物理的な制約があるというだけで
逃してしまうのももったいない話です。

そんな時「すぐやる振り」方法です。
やりたい仕事のオファーは話をよく聞いて、
興味があることを積極的にアピールします。
自分なりの提案や見解も伝え、
「この人にまかせたら、うまくいきそうだ」
と思ってもらえるように持っていきます。

そこで、最後にスケジュールの話をして、
「でも、ほかの仕事がつまっていて、すぐには取りかかれないんですよ」
残念そうに伝える。

話がさんざん盛り上がった後ですから、
調整が可能であれば「じゃあ、そのスケジュールでお願いします」
となるケースが多いです。

これなら好きな仕事に余裕を持って取り組めるし、
手が空き次第、「すぐやる」ことができますから、
双方が満足した結果になります。

あいにく見送りになっても、興味があることは伝わりますから、
縁があれば同様の仕事が舞い込んでくる可能性があるでしょう。

時間的・物理的に無理なのに全部やろうとすると、
結局、総崩れになってしまい、自分の評価を下げてしまいます。
一方、スケジュール中心で仕事を決めてしまうと、
気が進まない案件ばかりになりかねません。

やりたい仕事はあなたの潜在能力を引き出す原動力になります。
時には「すぐやる振り」をする
「引き延ばしのテクニック」も使ってみてください。

≪ポイント≫
①やる気をアピールしながら、スケジュール調整を画策する。
②自分の提案も含めた「引き延ばしテクニック」を磨け!


(仕事について)
計画を立てたり、調査をする前に行動してしまう

「すぐやる」行動力はあるけれど、
後で考えてみると無駄ばかりだったという人もいます。

思い立つと身体が動くタイプは、はまれば強いのですが、
無計画なのでボロが出がちです。
二度手間だったり、骨折り損のくたびれ儲け
というケースも少なくありません。

このタイプの人は、行動するよりまず、
頭の中でシミュレーションしてみることをおすすめします。
いったん立ち止まって、具体的な段取りや手順を考えてみるのです。

ひと呼吸置いて客観的に判断すれば、
準備不足な点や再調査の必要性が見えてきます。

行動力、瞬発力にイメージ力が加われば、
確実な成果が残せるようになるでしょう。

≪ポイント≫
①行動する前に、頭の中でまずやってみるイメージ力をつける。
②準備不足やミスをシミュレーションしたうえで、着手しよう。

(仕事について)
達成できそうもないノルマを課されてつらい

過重なノルマを課された場合も、「すぐやる」気になれないものです。
期待されているとわかっていても、
プレッシャーに押し潰されそうになるでしょう。

しかし、絶対ダメだと投げ出してしまってはいけません。
どうせ無理だから、最初からあきらめると、
潜在意識は失敗するほうに目標を定めますから、
今まで達成していたレベルすら、クリアできなくなってしまいます。

限界を決めると、潜在意識は「この程度でいいんだ」と縮こまって、
潜在能力が発揮されるチャンスを放棄することになりかねません。
自分で自分の可能性をつぶすのだけは避けたいものです。

たとえ、「達成できそうにない」と思っても、不時着点を考えておく。
失格の烙印を押されないよう、最低限このくらいはという
「下」のレベルの目標を決めておきましょう。

上をめざすのも大切ですが、下の水準を切り上げていくことも、
レベルアップのためには必要です。

スランプのところにも書きましたが、
軸が上がっていけば、今までとは違うレベルで仕事ができるようになり、
到底無理だと思っていたノルマが、
いつのまにか楽々とこなせてしまうこともありえます。

潜在能力のエネルギーが小さくならないよう、
「軸が上がる」というイメージを持ちながら取り組んでいきましょう。
実力がついて、突然、上のレベルで仕事ができるように
なっている場合もあるのですから。

≪ポイント≫
①ダメージを最小限に抑える不時着点を決めておこう。
②自分のレベルが上がれば達成できるというイメージも大事。


(仕事について)
急ぎの仕事が飛び込んでくるとパニックになる

突然、指示された仕事、予期しないトラブル、緊急事態、
台風や地震による納品の遅れなど、日々の仕事の中では、
迅速な対応を求められるシーンもあるでしょう。

こういう場合はなによりもまず、落ち着いて対処するのが肝心です。

急な事態におろおろしても収拾がつかないので、
リズム呼吸で気持ちをしっかり切り替えて対応する。
開き直って、あとは潜在意識にまかせればいいのです。

突発事態は予想がつかず、準備のしようもありませんが、
危険を乗り越えればいい経験になります。
達成感につながって、次はより確実に対処できるようになるでしょう。

それをもとに、「今、もし、こんな仕事が飛び込んできたら」と
シミュレーションするのも有効です。
実際に経験した事態は体感イメージがすでにあるので、
再現しやすく、成功体験を増やす効果もあります。

頭の中で予行練習しておけば、
同じような事態にすばやく対処できるようになるでしょう。
経験とイメージトレーニングを繰り返すことで、
次第にしぶとく、打たれ強くなっていきます。

最初はとりあえず、リズム呼吸。そこからスタートしてください。

≪ポイント≫
①リズム呼吸で自分のペースを取り戻そう。
②状況に振り回されないで、開き直って対処する。


(仕事について)
複数の案件をうまく進める効果的な方法は?

ただでさえ忙しいのに、納期が近い仕事が重なってしまった。
現代のビジネスパーソンは、
複数の案件をかけもちすることも珍しくないはずです。

しかし、仕事が山積みなのに、
1つの案件につまずいて、そこから抜け出せない。
結局、他の仕事がいくつも滞ってしまい、大パニック!
という経験はありませんか。

たくさんの仕事がある時は、
同時進行で仕事をこなすのがポイントです。

Aに着手して詰まったら、次はBに取りかかり、
それも詰まったらC・D・E…というふうに、
グルグル順番に回していく「回転寿司パターン」でやってみましょう。

違う仕事をやれば、頭の切り替えにもなります。

しかも、潜在意識は途中までやった仕事Aを忘れてはいません。
Bをやりつつ、Aのことも引き続き考えていますから、
途中で糸口が見つかってAに戻ることもできます。

片づけるべき仕事は、
潜在意識に一通りインプットしておいたほうが確実にこなせます。

忙しい人ほどこうやって、複数の仕事を並列的に進めています。
1つ終わらないと次に行けないという人は、
「二兎を追う者は一兎をも得ず」という考え方です。

ところが、
「二兎を追う者が二兎とも捕っている」場合も珍しくありません。
二兎どころか三兎も四兎も追っかけながら、
最後に全部つかまえることに成功しています。

それぞれの仕事の内容とスケジュールを押さえて、
同時進行で片づけようという目標を、しっかり埋め込んでおけば、
潜在意識がちゃんとできる方法を考えてくれます。

そのためには、「現在抱えている仕事は5つ」などと、
把握しやすいように、適度にスイッチしながら進める方が、
結局、効率的なのです。
関連した内容があれば、一気に片づいてしまうこともあるでしょう。

納期が近い案件が重なる場合は、
1つの仕事で足止めを食うとシワ寄せが大きくなります。
作業を細切れにして切り替えながら、
同時進行で処理する方法を考えましょう。

≪ポイント≫
①各仕事の内容とスケジュールをしっかり押さえておく。
②同時進行で少しずつ進めて、頭を切り換えたほうが効果的。


(まとめ)
「すぐやる力」が身につく、今日からやれる習慣

最後に、毎日の生活の中で、即実行できるトレーニングを紹介します。

●朝一番にやる日課を決めよう
 
まず、起床した時にパッとできる習慣を持つことをおすすめします。
 両手を大きくあげて伸びをする、
 顔をパンパンたたくなど簡単なことでかまいません。
 一度決めたら、毎日必ずやりましょう。
 1日が始まるスイッチの役割を果たします。

 むずかしく考えず、簡単なことを目標にしておくことがポイントです。
 たとえば、朝起きたら、3分以内に歯を磨く。次は顔を洗って
 食事をして、何時までに着替えて、いつもの電車に間に合うように
 家を出る。では、スタート!というふうに決めて、すぐやる。
 
潜在意識が時間に対するリズムを調整してくれます。

 細かく目標を決めて、今やるべきことに集中してクリアしていけば、
 会社に到着した時には、仕事にすぐとりかかれるリズムに
 なっているでしょう。

 ところが、目覚ましが鳴ったのに、まだ眠い。
 あと1分、いや3分でも寝ていたいと、寝床でぐずぐずしていると、
 結局、身支度もそこそこに、食事もせずに飛び出す、ということに
 なってしまう。
 さらに、体感イメージで眠気を引きずっているので、
 通勤の間もボーッとしたまま。
 会社でも仕事がはかどらず、
 サエない1日を過ごしてしまうことになりかねません。

 1日の始まりのリズムは、やはり肝心です。
 たとえば、出張先でいつもより早く目が覚めてしまい、
 朝食もしっかりとったうえ、シャワーまで浴びる余裕があり、
 仕事もトントン拍子に進んだという経験はありませんか。

 出先ならではの緊張感もあり、前日から時間を逆算しながら、
 綿蜜に予定を立てている。
 すると、潜在意識がその目標達成のために働いて、
 いつもよりテキパキと動けるのです。

 まずはこれを片づけて、次に取りかかろう。
 目標を1つずつ達成していくことで、
 「すぐやる」リズムができてきます。


●普段から身体がパッと動くトレーニングを
 ちょっと心がければ、日中でも目標達成のトレーニングができます。
 たとえば、横断歩道の信号待ち。
 最前列に立って、赤から青に変わったら、すぐ歩く始めると決めます。
 そして、青になった瞬間、サッと一歩を踏み出す。

 また、電車に乗る時も、ドア側のいい位置を確保して本を読もうとか、
 空いているつり革を見つけるとか、具体的にイメージして実行すると、
 トレーニングになるでしょう。

 目標に向けて身体を動かしていくパターンを日常生活の中で繰り返すと、
 「すぐやる力」がだんだん身についてきます。


●夜は寝る前から翌日のリズムをつくる
 
朝、気持ちよく目覚めるためには、帰宅した後の過ごし方が大事です。
 その日のイヤな出来事は、客観イメージで消去しておきましょう。
 じつは紙に書き出すだけでもお酒を飲んだり、食事に行くより、
 ストレス解消につながります。

 ゆっくりお風呂に入ってリフレッシュすれば、
 五感のリセットに役立ちます。

 寝る前にマイナスに傾いたメンタルをフラットにして、
 「1日がんばった」という気持ちで休むと、
 起きた時にまた、「今日もがんばろう」という気持ちになれるのです。

 睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠を90分間隔で繰り返しますが、
 前後の時間が心地いい状態だと、メンタル的にはプラス90分×2、
 つまり3時間分寝たのと同じような効果があります。

 最後にリズム呼吸はぜひ、
 いろいろなタイミングで取り入れてください。
 ゆっくり吐いて鼻から吸う。
 これを繰り返して、潜在意識を味方につけましょう。
 そうすればあなたの「すぐやる力」が次第にアップされていくはずです。


~30代女性のための心と体の健康アドバイザー~

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