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自分にも人にも寛大になると、機嫌がよくなる4

☆自分より立場が下の人の悪口は言わない

周囲の人が悪口を言っているときに、
そこに参加して自分も悪口を言うと、非常に盛り上がります。
でも、人の悪口を好んで言う人はその場でのウケはいいのですか、
本当の友達はできません。

まわりの人は案外冷静です。
「あの人には自分も何を言われているかわからない」
と思われて警戒されます。
その場ではウケても、結果的には得をしません。

悪口を言うのは、多くの場合、自己愛が満たされていないときです。
人は悪口を言って他人を貶めることで自己愛を満たそうとします。
しかし、現実には他人の足をひっぱっても自分が上に行くわけでは
ありませんので、自己愛は満たされません。

結局、悪口を言ってスッキリした気になっても、
状況は変わっていないのでイライラは収まっていきません。

自分より立場が上の人に対する悪口ならまだ救いがあります。
一般的に言えば、自分より上の人間に対して厳しい人は、成長する人です。
それに対して、自分より下の人間に厳しい人は、「自分のほうが上だ」と
いうことを確認して安心感を得ようとしているだけの場合があります。

学校のクラスで2番の子が、1番の子にライバル心からあれこれ言うことは、何とかして1番になりたいという意欲の表れと見ることができます。
その意欲を努力に結びつければ、成長して本当に1番になれるでしょう。

ところが、病気で何日も学校を休んで、順位が下がってしまい、
とても1番の子に追いつけなくなったとします。
そうすると、とたんにクラスの成績の悪い子をからかい始めるというようなことが起こります。

自分より下の子を叩くことで、自分のほうが上であると確認したいのです。
単に安心感を求めているだけですから、成長しなくなります。

自分より上の人に対して厳しく言っているときは、
それほど問題はありませんが、
自分より下の立場の人間の悪口を言い始めたら要注意です。

下に対して厳しい人はほとんどの場合は嫌われますし、
まして下の人の悪口を言うような人は相手にされなくなります。
下にやさしく、寛容な人のほうが、結果的には良い人生を送れるはずです。

「先輩は甘いな」と思われて、下の人になめられることはあるかもしれませんが、病気になったときにみんながお見舞いに来てくれたり、退職後や定年後も、後輩たちが慕ってくれたりして、けっこういい人生を送れます。

それに対して、後輩に厳しい人や、パワハラ的なことをする人は、
誰も寄りついてくれなくなります。


~30代女性のための心と体の健康アドバイザー~

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