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マーケティング思考をもって組織をつくる考え方について

刀の森岡さんが、書籍、「マーケティングとは「組織革命」である。」でこのように書かれています。

策を立てるよりも実行する方が100倍は難しい

戦略を描くことより組織を動かすことが難しい…これは、多くのマーケティングに関わる人が感じているのではないでしょうか?

マーケティングと組織づくりの関係性を図解

経営とマーケティングと組織づくりの関係性を図解してみました。

経営におけるマーケティングの役割図

マーケティングは経営そのもの
・マーケティング戦略は採用・組織づくりと連動している
ことが理解できるのではないでしょうか?

そして、魅力的な組織カルチャーづくりは、顧客体験にもつながると考えています。

組織カルチャーは一番模倣されにくい組織資源であり、戦略を描く立場の人は、カルチャー設計・浸透は自分ゴトとして捉えたいですよね。

ここまで書いてきた内容で、マーケティングに関わる人は、組織づくりや採用視点をもっておけると、戦略を描く幅や深さが変わってくることは整理できたかと思います。

では、具体的に何を考えれば良いのか?

マーケターは組織を動かすことが求められ大事だとわかったところで、具体的には何の情報を整理すると良いのでしょうか?

ここが曖昧になって。組織の解像度が低くなってしまっていることが多いと感じています。

ということで、マーケティング思考を持って組織をつくるためのポイントをまとめてみました。

組織の裏側をトレースできるフレームも用意しているので、ぜひ自社や参考企業の分析に活用してみてください!

STP・4P視点で採用・組織づくりの戦略を整理する

まずは、マーケティングの基本的な考え方を組織づくりに持ち込んでみましょう。

何事も基本から。

マーケティングの王道であるSTP・4P

マーケティングミックス4Pの視点で、組織の価値のつくり方をまとめることがわかりやすいのではないでしょうか。

マーケティングミックスを組織づくりの視点に置き換えると下記のようなイメージとなります。

  1. Product:カルチャー・サービス

  2. Price:年収・待遇

  3. Place:働く場所・制度

  4. Promotion:メディア・コミュニケーション

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