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4月を写真でふりかえる

人も自然も季節の変わり目というのは
なんだかとっても慌ただしいものです。

屈斜路湖で活動し始めて3度目の4月を迎えました。
世間は今大変な状況。
自然はそんなことおかまいなしで
いつものように慌ただしく、どこかツンデレです。
そんなバタバタと過ぎていくなかに
色々な気づきと変化がある4月が、僕は好きです。
来年の4月は穏やかな4月が迎えられていますように。

さて、それでは振り返っていきます。

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4月2日。
まだ白鳥たちもいます。気温の上昇と共に湖の氷は割れ始めます。南風が吹けば湖の北側へ。北風が吹けば湖の南側へ。氷の行く末風向き次第。といったところです。

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少しずつ、屈斜路湖から流れる釧路川へ。氷が流れ始めます。
すると近隣住民もなにやら慌ただしくなります。
「今日流れる?」「明日北風強まるから明日かな?」てな具合に。

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4月3日。
この写真は18時20分。「ゴゴーッ」と豪快な音を立てながら時間にして約20分間。全ての氷が釧路川へ流れた瞬間。この瞬間確かに春を感じたのでした。

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4月4日。
大雨です。なんだか寂しげな白鳥。数ももう随分少なくなりました。
もうすぐみんな、遥か北方シベリア方面へと旅立ちます。

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4月7日。
この日はスーパームーンの日。一年で一番月が大きいだかなんだかでしたが、そこまでではなかったような・・・。でもでも、満月っていうのは何だか宇宙のパワーを感じます。

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4月8日。
日当たりの良い場所から、ついにこいつがでてきました。
春の楽しみ「アイヌネギ(行者にんにく)」です。

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福寿草も、北に春を告げる花として定番ですよね。
太陽に向かって咲いていました。なんとも力強い。

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4月9日。
こんな感じで一瞬で冬に逆戻り。よくある光景ですが、それでも毎年びっくりして楽しくなってしまいます。きっとカモ達や白鳥も、春でも冬でも、どっちでも楽しめるだろうと勝手に思っています。

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春にやってくるハクセキレイは少しびっくりかな?

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4月17日。
もう雪は降らないかな?この頃コイツらがよく家の周りに遊びにきます。
先日、仕事場片付けの時に見つけたオニグルミでも少しあげるかな。

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4月24。
おっと、朝太陽の光で目を覚ますと、また外が真っ白です。
いよいよ最後の雪景色かな?見納めだ!と思って急いで川へ散歩に。
オシドリと雪の感じを撮影したいのですが、カヌーを漕ぎながら撮影なんて、そう上手く撮れないし、オシドリにもきっと迷惑な話なので、適当に流れます。

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忙しい春。

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4月25日。
コイツ。
「え?春にあんまりないオニグルミがあそこいったらあるんだけど!?」
て、なったな。よく来るようになりました。

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知人が「鹿ジャーキー」を作り始めたとのことで、いただきました。
とっても美味しい。行動食にぴったりです。
食べながら勝手にブツ撮りしてみました。
発売の折には、是非何かしら何かをアレコレさせてくださいね。
大した力はありませんが(笑)。ありがとうございます。

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4月28日。
家のまわり、普段は目に止まらない場所や何かも、
視点を変えるだけで、きっと特別な場所になったりします。

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 てくてく散歩へ行くと。浮かんでいました。お隣りのガイド先輩の親子。国立公園内が生活圏というのはなんとも素晴らしいことだと実感します。残念ながらガイドツアーは現在中止で、ガイドとしての仕事も停止状態。暗く考えようとすればいくらでも暗く考えることができますが。自宅から湖へ散歩へでかけると夕日とお隣さんの親子のカヌーが湖面を切る光景。そんな暗い気持ちはどっかへ飛んでいきます。ほぼ家の敷地内のような場所でちょっと自転車を漕ぐ。ほぼそんな感覚です。それはなんとも素晴らしいことで、今の暮らしに改めて感謝する瞬間です。

 さて、そんなことを考えボーっとしている時、後ろからレンタカーがやってきて、若者数人降りてきて僕と同じように夕日を見ながら楽しそうにしています。ふむ。ふむ。

 地域や館内の人ならまだしも、レンタカーなのできっと遠方からいらしたのでしょう。正直住人からするとやっぱり気持ちよくありません。遊びたいし出かけたいのはわかるけど。きちんとなったら思う存分遊びにきてね。いい場所だから。今ここに来ても君たちも気持ちよく楽しめないでしょう。そんな微妙な感じでこの場所を知ったり感じてもらうのは何だかとっても残念です。

 今の状況が収束したあと、どんな時代が来るのかな。ますます地方ブームなんかになる予想をしていますが、表面的にだけピックアップされていくのはちょっと違和感を感じるし、変な方向では進まないでほしいな。もちろんまずは観光でたくさんの人が来てくれたらとても嬉しい。そしてその先にまっすぐ、ピュアに、「地方の暮らしや国立公園内に住んでみたい人&活動圏として考えたい人」が増えたら、それはもっと嬉しいことだな・・・。なんて考えています。

観光にしても移住にしても基本姿勢として
「田舎の人は都会に対する勉強や受け入れも必要」ですが
(すでにこれは勉強しやすい&情報得やすい世の中)
「都会の人も田舎の人や感覚を勉強をしたほうがいい」
(たしかにこれはまだ勉強しにくい&情報得づらい世の中)
⬆︎ここなんとかしたいなぁ

こんなこと思いながら、思ってるだけにならないよう自分にできることを無理せずコツコツやっていこうと思います。

以上、4月のふりかえりでした。


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