農家さんとのふれあい4days(前編)
さて、記憶の新しいうちに。先日、川湯の農家さんにお手伝いで4日間のアルバイトに行ってきました。ここで得られたことが想像以上にありまくったので、ちょっとだけまとめとこうと思ったわけです。
結論から言うと「いや〜農家さんすげぇ。」「そして来年も予定あえば行きたいっす。」
目次
・アルバイトに行く前の気持ち
・農家さんの概要と詐欺師に向いているかもしれない農家の息子くんと笑いの核にいるムードメーカー芸能おじさん
・奥深すぎる単純作業の流れ
最初の気持ち
お声がけおいただいた時は「なんとなくただのアルバイト感覚でした。しかも一月以上前にスケジュールがブロックされてしまう息苦しさすら感じていたくらい。「なんか優先したい仕事やら予定入ったらどうしよ〜あきらめるしかないな〜」とか思っていたくらいで、調子にのってるたらありゃしないぜまったく。
3代受け継がれている歴史と抜群の人当たりのよさ
場所は弟子屈地区、ビートやじゃがいも、蕎麦なんかをメインで作っている農家さん「猪狩農場」。どうやら直売なんかも行っているのかな?入り口に看板があった。敷地面積はそらもうたまげる広さ、何丁とかヘクタールとかよくわかりませんがとにかくでかい。そして景色が抜群。硫黄山まるみえつつぬけ。(上の写真がそう)
猪狩農場はあったか家族経営だ。しかも家族みんな超仲が良い。おじいちゃんおばあちゃん、お父さんお母さんに息子の大智くん。3代目だ。
「農家手伝い始めてもうすぐ10年になりますね〜」と大智くん。横で「あらもうそんなたづんか〜。5年の間違いでねぇのか?」とおばあちゃん。なるほど、きっと時間の流れと感覚が違うんだろう。このやりとりがなんとも小気味よかったのを覚えている。
そして手伝いにきていたおじさん。お父さんの叔父で、おじいちゃんの弟さんだそうだ。この「おじさん」がもう最高だった。というかお父さんとおじさんのやりとりがもはや漫才だった。おじさんは常にニコニコ、動きもチャーミングだ。そしてお父さんに何かするたび必ずイジられる。そしてちゃんとノリ返す。そして僕はツボに入る。笑いのクオリティが高ぇ!
大智くんはこう言った「おじさんは昔から家族のムードメーカーなんです!」。うんなるほど。記念撮影をするのをすっかり忘れてしまったのが残念でならない。(やっぱ写真必要だな。)
このお父さん、おじさん、大智くんの3人の世界観、抜群の良い人感、ほんわかあったかな空気を醸しだすが決してマネできないコミュニケーションは会いにいくだけで価値がある。一緒に手伝いにきていた旅人宿昭栄の鈴木くん(この鈴木くんも超面白い香りしかしない)と「大智くん詐欺師になったら最強かもね」とニヤニヤしながら作業中話たことを忘れない。なんというか一瞬で人を信用させる力をもっているのだ。それくらい抜群の良い人感。大智くんがダマそうもんなら僕はそっこうでダマされる自信があるぞ!(これ写真ないと伝わらないな。やっぱ写真だな。)
単純作業こそ奥深し!職人芸とマラソン思考状態
さて、あまりに魅力すぎたので、家族について触れに触れ過ぎてしまったが、アルバイトの内容は作業はどんなだったのかにも触れておきたい。
作業名はこう「ビートの苗をみんなでたくさんつくろう!」
タイトルつけるならきっとコレだと思う。どんくらいやったかと言うと4日間同じことを同じ動きをシンプルに淡々と、それくらい。いやこれ、文字にしてしまうとつまらない印象を与えてしまうな。しかし違う、違うんだ。ここで書きたいことは単純作業が奥深過ぎて改めて驚いたってことを書きたいんだ!
作業の流れはこうだ。
苗用のポットを広げる
種が入る穴をつくるシートをセットする
土を入れる
専用のプレートにのせる
ひっくりかえす
さっきの種が入る穴をつくるシートを外す
種を入れる
土をかぶせる
パレットにのせる
ハウスへ運ぶ
きれいに並べる
このすべての作業の中にどれだけの奥深さがあるのか。これに驚いた。
言葉にすると簡単だな。これ見るのとやるのは大違いで、自分が担当していた作業から外れると、見ていたからできそうと思いきやまったくできない。ミスりまくる。僕は序盤「土をかぶせる」を担当して、猪狩ファミリーに褒められまくり「ふふふ、上手でしょう?」とドヤ顔をキメて調子にのり極めた気分になっていたころ、「種を入れる」パートをやることに。
種をブチまけまくったぜ。
僕が種をブチまけまくるとどうなるかというと、作業が止まるのだ。スムーズに稼働している流れをストップさせるのだ。この時のプレッシャー感といったら。
こうして僕は温かい家族に見守られ、奥深い単純作業の世界へ入り、4日間作業しながらたくさんの気づきと笑いを得ることになるのでした。次回へ続く。
次回、國分知貴、思考の渦、気づきと発見の農家さんバイト
・仕事のスケールがまったく違う(必要不可欠か否か)
・弟子屈エリアの多様性
・地方の若者と未来
以上でお送りする「予定」です。
概要説明だけで終わってしまった。っていうかこれ文章にしたらあきらかに写真たりないな。伝わらないな。でも書いちゃったからまぁいいや。ここまで読んだ人いたらすごいわ。ありがとう。
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