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生命尊重派の菊地功氏がカトリックの枢機卿に就任へ

 カトリック東京大司教区大司教菊地功神父が令和6年(西暦2024年、皇暦2684年)12月8日にカトリック教会の枢機卿へと任命される見通しであると報道されています。
 菊地神父は生命尊重の立場に立つ保守派の司教で、堕胎に反対するマーチフォーライフ(いのちの行進)には次のようなメッセージを出しました。
「神から賜ったいのちが、その始まりから終わりまで、例外なく大切にされる社会が実現することを切に願います。このマーチフォーライフの取組みを息長くつづけながら、教会で協力できる幅を広げていってください。」
 一方で、プロテスタント教会である日本基督教団の出版局から出版された『LGBTとキリスト教 20人のストーリー』にもコラムを寄稿されています。
 もっとも左翼思想家という訳ではなく、生命尊重の立場を明確にしている他、ブログでは平成31年(令和元年)の正月には「2019年は、日本にあっては平成の時代が終わり、今上天皇が譲位され、新しい時代が始まる年でもあります」と書き、さらに神社を訪問したことをブログに書かれるなど、神社を悪魔扱いする一部の神父・牧師とは一線を画されています。
 キリスト教徒の神社参拝についてはブログで「(家族・知人が)神社などに参拝に出かけていくとき、同行することは、個々人の自由です」と記し、カトリック教会が神社参拝を容認したとされる「1936年の布教聖省訓令」については「素直に読めばごく常識的なことしか書かれていません」と記すなどしています。
 菊地功神父は今回の枢機卿就任を報道で知ったといい、ブログでは「そんな話は何も聞いていないので、またまたこの人は何を冗談を言っているのだと思」ったと記し、ローマ教皇と会った時には「枢機卿の話なんて、かけらもありません」と回想していました。


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日野智貴
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