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日本人がNASAで働くには
このnoteは日本の大学を卒業した筆者が、コネクションゼロの状態から、アメリカの大学への留学を挟まずに、NASAへの就職を果たした過程を記録したものです。これからNASAを目指す人、また夢を叶えようと努力している人の考え方のヒントになれば幸いです。
一度きりの人生をかけてこれをやる2012年の夏、NASAの1機の探査機が火星に着陸した。キュリオシティという名のその白いローバーは、胴体からまっすぐ
火星ローバーの運用効率化─サーマルエンジニアの視点から
こんにちは。NASAジェット推進研究所(JPL)の大丸拓郎です。探査機の熱制御を専門とするサーマルエンジニアとして働いています。
僕は大学生の時に火星ローバー「キュリオシティ (MSL) 」の火星着陸に衝撃を受けて、日本の大学からNASA/JPLを目指したのですが、現在はそのMSLにそっくりで2020年に打ち上げ予定の探査機「Mars 2020 Rover (M2020) 」の開発に参加していま
アポロの失敗、シャトルの成功
はやぶさ2の人工クレーター生成、イスラエル月面探査機ベレシートの月面着陸失敗、ブラックホールシャドウの直接撮像成功など、ビッグニュースが盛りだくさんな昨今の宇宙界隈ですが、本記事では僕の勝手な趣味全開で有人宇宙探査を取り上げてみたいと思います!
★彡
5年以内に再び月へ というのも、先月末にアラバマ州ハンツビルで行われたペンス米副大統領の演説が、めちゃくちゃ直球で力強く、NASAに対して怖い
宇宙人、本当はいない?
誰か、僕が最近気付いた「宇宙人、本当はいない」説を論破してほしい。
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人類究極の疑問 Googleに「生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え」と問うと、「42」という答えが返ってくることは有名だが、人類にとって究極の疑問とは何だろうか。
間違いなくトップ3に入るのは、
"Are we alone in the universe?"
「我々人類は宇宙で孤独な存在なのか?」
「宇宙産業」という言葉をなくしたい
アクセルスペースCEO 中村友哉さんインタビュー 後編
超小型衛星のフロントランナー、アクセルスペースのCEOである中村友哉さんと、NASAジェット推進研究所の小野雅浩さんは、実は大学時代の先輩・後輩の間柄。4月号に掲載されたインタビュー記事前編では、手作り人工衛星プロジェクトに没頭した大学から、中村さんがアクセルスペースを起業し初人工衛星の打ち上げに成功するまでの経緯を紹介しました。後編の今回
「行きたい会社がなければ、作ればいいんだ」
アクセルスペースCEO 中村友哉さんインタビュー 前編
超小型衛星のフロントランナー、アクセルスペースのCEOである中村さんと、NASAジェット推進研究所の小野さんは、実は大学時代の先輩・後輩の間柄。今回は小野さんに、手作り人工衛星プロジェクトに没頭した大学時代の話から筆を起こし、中村さんがアクセルスペースを起業するまでの経緯を、インタビューをもとに書いてもらいました!
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中村さんがカ
SpaceXのロケットが安い理由は再使用ではない、という話
結論:安いロケットエンジンを持っているからである。
SpaceXのFalcon1(退役済み)やFalcon9に使われているMerlinエンジンはRP-1(灯油に似た燃料)と液体酸素(LOX)を推進剤にしたロケットエンジン。A~Dとバージョンがあり、推力は34〜62トン重と2倍近くも差があるエンジンであるが、価格はおよそ1億円だと噂されている。極めて安い。
エンジンだけではなく全体で低コストの方法