「『戦争』が生んだ絵、奪った絵」

長野・上田市にある戦没画学生慰霊美術館「無言館」。

そこには、先の大戦で出征を余儀なくされた学徒兵の中で、将来画家になることを夢見ていた画学生が残した遺作となる絵が展示してあるという。

戦争は全てを奪ってしまったけど、多分、戦地でも死ぬ間際までは絵を描いていたんじゃないか。悲劇が、絵の価値を高めるかの如く、掲載された全ての絵が重厚な暗い重い影を纏っているように見えてしまう。

どんなに悲惨な状況であっても、自分が生きた若い時代を否定することは難しいはず。あの時代の美化に繋がろうともだ。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。