神の存在

人間の思想の始まりは全て宗教で、それを無視したら、思想はもとより、イデオロギー、国家など成り立たなくなると思う。

一見、日本人は宗教とは遠い位置にいるように見えるが、具体的でダイレクトな存在としての絶対神はなくても、取り巻く山や川、海などの自然の存在に宿った神を見る。

迷信や伝説などとわかってても、なんとなく霊を信じてたり、正月には初詣に行くし、人生の節目でも社や寺、墓などで手を合わせて祈る。

実は身近に独特の宗教心がある稀有な民族なのだ。わざわざ外に作り出さなくとも、心の内に神が存在するのだ。それは普段は隠された存在であっても、何かのきっかけで一斉に表に出て来るものだと思う。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。