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【株式投資】トレンド転換の探り方とエントリー方法【建玉法】 Ver4.00

「トレンド転換を見極める方法を知って大金持ちになってやる!」

これは可能でしょうか?

いいえ、不可能です。

その理由は、3つあります。

①現在進行形でトレンド転換したと分かるなら、マーケットに参加している投資家も動くので大変動するはずであり、大変動した後にポジションをつかんでも遅いので利益を得られない。

②参加投資家が見ている時間軸は、皆が同じではないので、自分が基準にしている時間軸でトレンド転換したとしても、すぐ元の方向へ戻る可能性があり損をする。

また、トレンド転換した後、そのままトレンド方向に進むこともあるが、それが本物かどうか結果が出た後でなければ分からない。

③②から、すべての時間軸の投資家が一致してトレンド転換するのは、月足ベースなので数年に1回ベースになるし、転換するのに時間がかかることも多いので、たとえ見極めることができても利益に直結しない。

しかし、市場では転換後、十分な値幅を伴って動くことがしょちゅうある。

①~③を考えると、テクニカル・ファンダメンタル問わず、何かの指標で転換を見極められないし、たとえ見極める方法があったとしても利益を得られないことが分かります。

つまり、シグナルの点灯で他の投資家やトレーダーより先にポジションを仕掛けることはできません。

なぜなら、あなたに見えてるシグナルは、他の投資家やトレーダーも見えているからです。

トレンドの転換点を捉えて、実際にエントリーするには、何かの指標でエントリーするという聖杯探しから脱却しなければならないのです。

先行期でエントリーすることの有利さ

値動きのトレンドには、先行期・追随期・利食い期の3つがあります。

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(※追随期や利食い期は、トレンドが終わってから分かるものであり、この理論は後付け。ただし、結果はこのようになるので認識しておくことは重要。追随期の長さは変動する。)

これは、有名なダウ理論の一つです。

個人投資家向けのトレード本には、トレンド発生が確認できた追随期からエントリーしましょうと書いてあります。

これを鵜呑みにして、一生懸命努力したトレーダーは、いつも後手に回ることになります。

後手に回るとは、エントリーのタイミングが遅くなるだけでなく、タイミングが遅い分、利幅も限られるということです。

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確かに、大相場になれば追随期の期間が延びて値幅を取ることができます。

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しかし、いつ大相場がくるか分からないので、それを狙うのは、ギャンブルで777が当たるのを待つ客側の立場と同じということになります。

大相場は、年に1回あるかないかですからね。

逆に、先行期の転換点あたりでエントリーできれば、大きな利幅を狙うことができるし、だましに合ってもすぐに損切りできるので安全なんですね。

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では、流布本の言うとおり、先行期でエントリーすることは不可能なのか?

そんなことはありません。

実際に、先行期でエントリーしている人がいるから、トレンドが発生しているのです。

この記事では、先行期でエントリーするための転換点の探り方とエントリー技術を学ぶことができます。

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