発声障害改善したよ コラムを書きます30【vol.160】
では声の出し方を思い出した続きです。
詳細は前回をお読み下さい。鼻呼吸で気を付けから始まる。そのままでは声は出しづらいので、足に重力がかかるぐらい横を使う。最後は安定した声で、気を付けで終わるというものです。
(前回も含め、気を付けとは書いてますが、足は肩幅など開いて大丈夫です。)
左右対称で、腰も下あごも使われます。背骨の所も少し閉じた力を使い、話せるようになりました。
発声障害でスライドするように使っていたら、声が出るかはわかりませんが、同じような感じかもしれません。
では声の出し方から、感覚の部分です。ちょっとわかりづらいかもしれないので、そこは繰り返し読んでみて下さい。
まずは真っ直ぐの姿勢ですが、おでこ、鼻の上、上唇の前、下あごの先。この4点を意識するようになりました。
まず下あごの先です。ここは鼻の上と上唇で支えると、上にも下にも行かず、無重力みたいな感じになりました。それは筋肉的なダメージはゼロになります。自分も忘れてましたが、たぶん普通に話せる人はそうなります。
そのためには上唇の所で、上で前で使える1点を探してみて下さい。口を縦に開ける時と一緒で、その1点があるみたいです。ちなみに左右対称に使えていれば、そんなに難しくありません。
僕の文章からすると、話している時に振動を確かめながら話す。スポットの辺りを使って話す感覚があった。こう書いているので、たぶん大多数の人はここを使って話していると思います。
ちなみに思い出すのが大変だった割に、すぐ無意識気味になりました。けど真っ直ぐを意識する時は少なからず使ってます。
上唇を上で前で使えば、下唇はそこに向かって閉じることになります。軽く閉じている時でも、少し開いている時でも、軟らかく使えば声は出る感じです。ハミガキと一緒で、上唇もそんなに力は要りません。
まとめますと、そのように使うには鼻の上を使うのが大事です。おでこはたぶん無意識で大丈夫です。上唇の1点を使うには、鼻の上を使った方がたぶん安定します。
言葉を話す時に、鼻の上で支点を作り、上唇の所を使って話す。そうすれば下あごも無重力に近づける。実際はこうなのかもしれませんが、むしろ鼻の上で話すぐらいの方が楽です。ここで話しているのか、口で話しているのかわからないぐらいの感覚を、持てた方が良いと思います。
背骨の所の話をします。これができるようになって、気を付けで伸びた状態から、話す時は猫背側に柔らかく丸く使えるイメージになりました。これで話している感じです。
伸びた状態から、内側に力を入れて、丸くして話す。腹筋の時のような感じです。これはイメージを掴んでみて下さい。たぶん実際の動きの中で意識できる物があるはずです。
先ほどの4点を真っ直ぐの場所で使っている感じです。最初は鼻の上の感じはあればあるほど、良いと思います。
詳細は書けてない所があるかもしれませんが、流れは掴んでみて下さい。鼻の上で話すというより、鼻の上に体重をかける。この言葉が良い気がします。そうすると、背骨の上を伸ばしたまま、丸く使えます。
そして上唇は上の前の1点で支えることができて、下あごは無重力に近い状態を作れます。鼻の上で支点を作るという言葉であっても、支点に近い所に力を入れた方が、力は少なくなります。だから鼻の上に声を届けるという表現でもたぶん間違っていないです。
ここまで書けたら、もう更新予定もないので、やっぱりこのやり方は違いました。ごめんなさい。ということもあるかもしれません。それは自分で少しずつ試して行ったり、他の人に聞いて、理解を深めてみて下さい。
ただ声を出すのに、上側を上手く使えること。そして左右対称に使うこと。そのやり方がこれだとすると、少なからず普通に話せる人はこれを使っていると思います。
この場所は上唇では、口笛やリップロールがしづらい所ですね。
ビブラートで「い~ ぅ~ い~ ぅ~ い~ ぅ~」と、唇の内側に使ってやるとするなら、ずっと「い~」の少し上の前で、声を出しているような物です。上唇を固定して、下唇をそれに合わせて使っているだけです。
それと同じで、散歩の時には肩を上げての前重心と、どっしりとした形のかかと重心のどっちが声を出すのに良いか悩んでました。これはどれも正解で、最初の体重をかける所が、鼻の上の所になります。
そうすればどんな姿勢であっても、同じ声の出し方になります。逆にここが崩れると、声の出し方自体が声の出しやすい姿勢と、出しづらい姿勢があるように思ってしまいます。
そしてもう一度伝えますが、100%、1つのしゃべり方しかないというわけではないです。まずは筋肉を戻すのを含め、日頃の20%ぐらいで使ってみて下さい。
かかと重心の時は、そんなに鼻の上は使ってないかもしれません。それは自分の中で徐々に試していって下さい。デメリットは少ないと思いますし、たぶん使っても話せると思います。
ここまでで、家の中や散歩の時でも、姿勢によって少し声の出し方は違うと思います。けれど根本的な所ができれば、きっと声の出し方も色んな筋肉を使えるようになるはずです。
もう1個伝えたいのですが、次回に続きます。
本日も読んで頂きまして、ありがとうございました。
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