『デジタル霊術師カードバトル 千神夜行=GOD's DRIVE=』キャラクター設定集（後編）

こんにちは、幡野です。
M3春が今週末、4月24日に開催されます。
当サークルの新譜『デジタル霊術師カードバトル 千神夜行=GOD's DRIVE=』も試聴動画がTwitterとYouTubeの方で随時公開されていますので、ぜひご覧ください。

さて、本記事は前回に引き続き、本作のキャラクター設定（後編）です。
残りの4人2組を紹介していきたいと思います。
皆様と空想を共有できますように。

蘭・ヘルシング/ラン・ヘルシング

【概要・性格】

■高校一年生。女性。
人間。15歳。160cm。
金髪碧眼、日本人離れした派手なビジュアルの少女。
■海外からやってきた留学生。式符師にして錬金術師。
ハイテンションかつ高飛車。画に書いたような貴族ムーブ。トリックスター。
■破天荒で目的のためなら手段を選ばない様に見えるが、その実そこには美学がある。
特別な力を持つ者は責務を持つ。――勝利し続ける責務が。

【経緯】

■代々吸血鬼と契約し、化け物退治をしている格式高い家系の末裔。
かつては有数の霊術師の家系に数えられていたが、代を重ねるたびに霊力のコントロールが困難になっていた。
そんな中、錬金術に目をつけたヘルシング家は体外で霊力を運用する回路を用意し、吸血鬼を媒介――契約――することで足りない霊力を補い戦う方法を編み出した。それは奇しくも日本で生み出された"式符術"とよく似た術式であった。
しかし、彼ら血族の霊力の減退は留まることはなく、更には錬金術は他の家系からは”子供だまし”として認められなかった。戦闘においては無類の強さを誇っていたものの、格式という見栄えを気にする他家からは、疎まれることとなってしまう。
■蘭は失墜した権威を回復するため、自分たちとよく似た術式を極限まで高めた霊術師――式符師たちの集う日本で頂点を獲り、実力を証明するために闘いに挑む。

【能力・戦闘スタイル】

■錬金術。
生と死を司り、霊力を触媒を介して発揮する。得意な術式は、霊的存在を滅ぼすと言われる銀の弾丸を用いた中距離戦闘。
錬金術のなかでは最も旧い武器だが、それにこそ拘って使いつづけている。
■相棒である蛮に霊力を集め、一撃必殺技を繰り出すコンボデッキスタイル。

蛮/バン

【概要・性格】

■ヘルシング家と契約した吸血鬼。
男性。身長180cm。
銀髪赫目の青年。病的なまでの青白い肌と中性的な顔つきが、どこかアンニュイな雰囲気を感じさせる。
■上位種”ノーブル”は人間と契約し、秩序を維持する役目を担う。
普段は大人しい性格だが、ひとたび戦闘に入ると血の衝動により好戦的な性格に変貌する。
先代のヘルシング卿が亡くなってから地下牢に封印されていたが、数十年ぶりに自身を開放し契約を交わした蘭に恩義を感じている。

【経緯】

■先代のヘルシング卿が亡くなってから吸血衝動から来る暴走を危険視され地下牢に封印されていた。
その力に目をつけた蘭によって開放され、契約を行った。
あまねく生命の上位種である自分の力に誇りを持つ反面、決して逃れられない本能である吸血衝動を疎ましく思っている。
錬金術の技術でも抑えきれなった悪しき本能を御する方法を、今回の学内戦の中で探し出そうと密かに画策している。

【能力・戦闘スタイル】

■吸血鬼特有のハイパワーな霊術を駆使し、遠距離からじわじわと追い詰めるスタイル。
■牽制を繰り返し、徐々に蘭と繋がっている霊力回路へ力を蓄積し疲弊した相手に一気に叩き込んで決着をつける。赫爪。

北条 斗貴子/ホウジョウ トキコ

【概要・性格】

■高校一年生。女性。
人間。15歳。身長165cm。スラッとした、均整の取れた体つき。
■切れ長で涼しげな目元とセミロングの黒髪が印象的な、怜悧な美少女。
性格は冷静沈着かつストイック。だが、意外とお茶目で気さくな一面も。
■周囲からの期待を自覚し、それを自らのモチベーションに変えていける。
自己を俯瞰で見て評価する思慮深さを持ち、かといって頭の中での出来事に依り過ぎる事なく、実行に移し現実を変えていく行動力も兼ね備えている。

【経緯】

■由緒ある霊術師の家系。かつて竜神と交わり栄華を極めたとされている。
教員や生徒の間でも、学年一の実力者と目されており、学内戦でも優勝候補と名高い。
■一見して完璧超人のように思われるが、そんな彼女にも思索に耽るばかりで行動に移せない事がひとつだけあった。
それは、式神の『達』について。
彼女が式符師としての資質を顕した時に御神体から選ばれ遣わされた達は、振るう力であり、相棒であり、そしていつしか無二の存在となっていた。
存在の中核を成す霊力を共有していようとも、心までは共有する事はできない。
彼が自分をどのような存在だと想っているのかを識るのが、今の彼女の抱える最大の謎なのであった。

【能力・戦闘スタイル】

■攻めも守りもバランス良く両立するストロングスタイル。ミッドレンジ。
そもそも霊術師としての素質が高いため、他の式符師が苦手としている霊術の運用が優秀。
強力な霊術を織り込んだ霊符を使って前線で戦うの式神をサポートしながら戦う。
■式神とともに舞うように戦うその姿は"神人一体"のあだ名で呼ばれている。

○達/タツ

【概要・性格】

■北条家に代々伝わる龍神。
男性。身長190cm。長く波打つ灰色の髪と、彫りの深い顔つきがこの世のものと思えない浮世離れした雰囲気を持っている。
■泰然自若。何事にも動じず、冷静沈着。
守り神として祀られ、代を経るごとに継承されていく力に誇りを持っている。

【経緯】

■北条家の守り神である龍神。
智に富み、霊力の流れを読む力に長けている。力の流れの方向づけが得意。
■不可侵かつ特異。世界に流れている霊力の源、”龍脈”を掌握する大いなる力を秘めている。
彼にとっては自らも代々ともに闘ってきた術者も全ては世界の一部に過ぎず、流転する時代の中での調整者に過ぎないと感じている。
その中でも、今代の術者である斗貴子には、これまでの者たちとは少し違う信頼を寄せているようである。

【能力・戦闘スタイル】

■不可視の炎。通称、霞焔（カスミノホムラ）。
剥奪の焔。霊力を逸し、奪う。要するに相手の力を吸収して跳ね返すカウンタースタイル。
■どっしりと構え、相手の攻撃を意に介さず飲み込んでいく。

Thank you for Reading!!

御清覧ありがとうございました。

『デジタル霊術師カードバトル 千神夜行=GOD's DRIVE=』キャラクター設定後編、お楽しみいただけましたでしょうか。

今作はボトムアップの制作とはいえ、初めに枠組みとしての世界観と設定は置きつつ、楽曲担当者を割り振って制作していきました。
楽曲の持つ雰囲気と作品自体のキャラクターの擦り合わせや、作詞の際のヒントとして、こういった情報を組みました。
この記事を読んで、改めて各楽曲を聴いていただけましたらより楽曲たちを堪能していただけるのではないかと思います。

フルサイズではより深くキャラクターたちの心情が描かれていますので、ぜひ4月24日（日）のM3春の会場でCDを買って、その耳で味わってみてください。

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次にお会いするのはM3の当日になりますでしょうか。
会場でお待ちしております。
それでは、また。