未来の成長より大切なこと。

20代、30代のころは何だか「成長しなくちゃ」みたいにずっと思っていた気がする。それは、自分が成長さえすればすべてが好転することが自明の真理であるかのようだった。

新しい学びは、好奇心の赴くままというよりは現実的に実用的かどうかが時間を割くための基準になっていた。
夜遅くまで働き、休みもないことが、将来の自分を豊かにしてくれるために必要な投資なのだと思っていた。
名刺を配ることは、いつか仕事に繋がり、人生を変えるような出合いのキッカケになるかもしれないと信じていた。

そうした輪の中にいることに、価値があると思っていた。自分自身の欲望や願望を捨て、時間を投げ出し、気力を振り絞ることでしか人生は好転なんてしないんだと。

本当にそうなのかな。
その価値観や生き方に疑問を持つようになったのは、この数年だ。

学びたいことが実用的である必要はないし、夜遅くまで働くくらいなら収入が減っても構わない。気力を振り絞るよりも、自分の身を置く環境を変えるほうがたやすい。

娘と過ごす時間も、家族で笑いあいながらご飯を食べる時間も有限で。今を逃せば、この瞬間は2度と手に入らない。

未来の成長ばかりを追い求めるというのは、いまこの瞬間を手放すことでもある。

2度と手に入らないのは、未来の成長じゃなくて、いまの幸せなのかもしれない。

では、また明日。

ーー✂ーー
👉　記事を書いてる三木智有ってどんな人？
👉　子育て家庭のためのお部屋のコーディネートに興味ある人はコチラ
👉　お部屋づくりのコツが知りたい方はこちらのマガジンをどうぞ
👉　人気の記事だけ読みたい、という方はこちら