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【読書録】1時間の仕事を15分で終わらせる(清水久三子・著)

なぜ、読んだ本を公開するのか

毎週日曜日7時~『ビジョナリー読書クラブ』というオンライン読書会に参加しています。そこでは、読んだ本の一部を引用し、自分の気付きを伝え、最後に何をするのかを宣言します。

いつも発表するときに、引用箇所を入力したり、Kindleでコピペしたりするのですが、それを消すのってもったいない。

あ!noteに残しておけば一石二鳥。
ということで、発表内容をまとめた記事を書き続けています。

お試し参加もできるので、興味のある方はぜひ!

読書が苦手な方も、きっと好きになりますよ。
読書が得意な方は、ワンランク上の読書が身につきます。

ビジョナリー読書クラブのお試し参加の詳細はこちら。


今回読んだ本はこちら。


今は、時間管理のセミナーのネタを集めています。時間管理、時短、習慣などのテーマの本をKindle Unlimitedで読み漁っています。すると、5冊に1冊くらい「これはいいなぁ!」と思えるものがあります。せっかくなので、その一節を共有したいと思いこの記事を書いています。

それでは早速ご紹介しましょう。

【引用その1】期待値のコントロール

期待値をコントロールできていれば、品質が少々低かったとしても「この条件ならこれくらいで充分だ」と相手が満足するので、結果、速く仕事を完了することができます。期待値のコントロールとは、品質(Q:Quality)、費用(C:Cost)、納期(D:Delivery)という3つの条件で相手と合意することです。頭文字をとってQCDと呼ばれ、もともとは製造業の生産管理で重要な視点ですが、他の仕事にも当てはまります。

 この3つはトレードオフ(複数の条件を同時に満たすことのできない関係)です。ある品質を満たそうとすれば、投入する費用(人手やお金)、作業時間がある程度決まります。もし、費用をあまりかけられないとすれば、品質を犠牲にするか、納期を遅らせるという選択になるわけです。もちろん理想は、質の高いものを常に出し続けることですが、それでは燃え尽きてしまうこともあるでしょう。

相手の期待を理解しないと仕事はできません。期待以上の仕事をすることは一般的には良いと思われています。しかし、期待を大きく超えると言うことはそこには時間がかかっています。相手の思っている合格点+10点、+20点でも同じ評価ならば、+10点にするべきなのです。

また、期待値をしっかりコントロールしておけば、どこを目標に仕事をしたら良いのかが分かります。過剰品質をさけるだけでなく、過度な期待による失望も防ぐことができます。

品質(Q:Quality)、費用(C:Cost)、納期(D:Delivery)をしっかり打ち合わせ、どの優先順位が高いのか、どこなら妥協の余地があるのかを知るべきです。

納期を早めたら、当然費用もかかります。
費用を抑えるなら、納期や品質に妥協してもらうべきです。

ここをコミュニケーションで調整する必要があるのです。すべてを受けてしまうなら、そこに「人」が介在する必要はありません。

自分がなんのためにここに存在するのか、考えるべきでしょう。


【引用その2】後で言うといい訳

「人手が足りないのも、時間的に厳しいのもわかるけど、そこを何とか…」と押し切られることも多いのですが、同じく品質を満たさない成果物を提出したとしても、このQCDについて交渉するか/しないかで、相手の期待値とのギャップの大きさがまったく違います。これは「先に言えば説明、後に言えば言い訳」と受け取られるからです。

時間的にはかなり厳しいと先に説明しておいてから、早いタイミングで提出できれば期待を超えることも可能です。出した資料を最速で受け入れられるかどうかは、期待値コントロールにかかっているのです。

同じ情報でも、「先に言えば説明、後に言えば言い訳」と受け取られます。これを考えずにコミュニケーションを取っている人が多いのです。はじめに説明しないのは「言いにくい」「反論されたら嫌」「仕事ができないと思いたくない」ということで、すべてベクトルが自分に向かっています。相手の利益をきちんと考えるなら、はじめに説明すべきなのです。

視座を一つ高くすると、何が一番の利益かが分かるはずです。目先のストレスを避けるためにいわないのではなく、もっとトータルで考えましょう。


まとめ&宣言

期待値を意識し、コントロールしながら仕事をします。
そして、持っている情報は初めに出して、言い訳をしないようにします!


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