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学力は何のためにあるのだろう


私が大学に入ったのは、1993年。
つまり、今から28年も前のこと。

子供の頃からずっと算数・数学が大好きでスラスラ解いていた記憶がありました。そんなときに見つけた『大学入学共通テスト』。新しい仕組みになったと聞いて実はちょっと興味がわいていました。

さすがに昔と同じ点数にはならないだろうけど平均点くらい取れるのではないか?そう思って問題を印刷~回答してみました。

https://www.toshin.com/kyotsutest/
(問題はここにありました)

で……解き始めてすぐに躓きます。
なんと、『二次方程式の解の公式』が思い出せないのです。

あんなに毎日のように使っていたのに……。
使わないと、記憶って落ちるのですね。

仕方なく、自力で解の公式を作成します。
そこでたくさんの時間を使いました。

さらに、サイン、コサイン、タンジェントが何だったかまったく思い出せません。あれは何に使うんだろう……。大学を卒業してから、日常で使ったことは皆無。

当然、そのセクションは0点。

確率とか、統計とかはデータを見たら何となく正解がわかります。やっぱり、今でも数字を使って考えたり確率を意識しているので、ここは回答できます。

でも、結果は平均点にすら遠く及ばない。入試段階で持ってた、あの学力は今まったくありません。どこにいってしまったのでしょう(笑)

あの勉強は、何のためにやっていたのか。そんな疑問も浮かんできます。

でもその分、生きるスキルは高まっています。ものごとを暗記する力。論理的に考えて組み立てる力。そのようなものが養えたのでしょうか。


あるいは、自分の適性にあった分野を見つけるための絞り込みに役立ったのでしょうか。もしかすると、継続して学習するための根性(?)を養うのに意味があったのかもしれません。

社会に出てから、テストの点だけで能力は測れないと感じました。
(それはそうですよね……)

でも、何かしらの基礎力であったり、思考法であったり。根本的に重要なスキルに結びつく何かが、きっとあるのでしょう。

それにしても、「自分が一番得意」だと思っていたものが30年近く経つと、まったく出来なくなっている。その力を維持するなら、毎日自己研鑽を重ねる。それしかないんだなぁと思いました。


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