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通訳ボランティアの経験

1年前くらいに、あるラオス語の通訳ボランティアに登録した。突発的に案件が発生するので電話などで対応するのだが、今日はじめて電話での通訳ボランティアを経験した。
あまり公言すべきでない内容だと思うので、詳しい内容に関しては触れないが、電話で10分程度の通訳、あまりにたどたどしく、申し訳なさが残りはするものの、面白い経験だったなと感じたので、はじめての通訳体験を書き残してみる。

通訳というと「逐次通訳」と「同時通訳」の2つのかたちがあるが、今回の通訳は「逐次通訳」で、スピードまでは求められない通訳だったので、何とかなった感はある。

人の言葉を他言語に切り替えるというのは、とにかく、頭を回転させないといけないので、非常に難しかったのだが、これがポイントだなと考えたことを、次回のボランティア機会のための反省として考えてみる。

① 専門用語は意味の分解で考える
今回はちょっとした医療分野の通訳だったのだが、「血液検査」「中性脂肪」「糖尿病」など、ラオスの日常生活では使わないような単語ばかりだった。少し待ってもらって単語を調べたのだが、google先生でもラオス語だと、まだまだ、まともな訳が出ないことが多々ある。あまりに時間がかかってしまい、申し訳なかったのだが、意味の分解をして調べると、素早く単語の訳を見つけられることがあった。

・「血液検査」= 検査+血液
・「中性脂肪」= 脂肪+中の (たぶん…)
・「糖尿病」= 病気+尿+甘い

中性脂肪はコレステロールと言い換えようとして、「それは違う」と注意を受けたが、あとから調べてみるとだいたいが、分解した単語の組み合わせや意味(病気の場合症状)の説明で単語が成り立っていた。

② 意味の伝わる日本語へ言い換える
「~を控えてください」をラオス語に訳すことがあったのだが、ぱっと「控える」という単語が出てこず、調べようとしていた。そんなとき、妻がアドバイスくれたのが、「~をし過ぎないようにしてください」と言い換えるということである。これは、結構大切なことで、意味をとらえて、別の言い方で訳すことで少し素早く通訳ができるなと思った。

③ 「理解した?」とか「大丈夫?」とか逐一確認する
これはよくできていたので、我ながらファインプレーだなと思ったのだが、理解できたか?ということを逐一確認するように心がけた。実際、理解できていないときに、意外にも分かったふりをせずに、理解できないと言ってくれたので、そのあたりの確認は必要だなと思った。

今回は、なかなかうまくいかない部分も多かったが、次回、同じような機会があれば、反省を生かしてもう少しうまくできそうな気がする。
早く、次の電話かかってこないかな。


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