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第01話『貴殿の価値は』

 長い旅の一歩を踏み出した「中堅ナレーターの”身の丈”事業計画」。

 こうした文章は冒頭に目次を並べるのが定番ですが、とっつき悪くなりそうなので、01話は「ピンときそうな架空の小噺」を書いておこうと思います。ビジネス書読めばどこにでもある”あるある”です。8000字の超長文になってしまいました。我ながらキモい。許せる人だけ腰を据えて読んでください。

 2つのストーリーはどちらが正しい悪いを描きたいわけではありません。人生に優劣はありません。
 
 ”身の丈”事業計画に取り組むナレーターたちが、自分の未来を思い描く際のケーススタディの一つになれればと思っています。

読み進める上での僕なりの注目点は
「自分とは何者か」
「主体的と受け身で何が変わってくるのか」
「自分の仕事は何を以って社会と繋がるのか」などです。
なんとなく心に留めつつご覧ください。

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01◾︎ 小噺 -設定-◾︎

 2人のフリーナレーターがいたとします。同期で芸歴10年の30代中盤。売れっ子ではないけど、レギュラー1本あり単発もポツポツ。
 そんな2人が副業でカフェバーを開くことに。料理の腕前は同じくらい。

1人はドウジ。
 「すまんな転校生ワイはサクセスせな気が済まんやで」が口癖の、明るく活動的な意識高い系。もっと稼げるようになりたいしビッグになりたい、最低でも一人前と呼ばれたい。考えるより動き出しちゃうタイプ。
もう1人はジンジ。
 できるだけスローライフを目指しつつ、本業以外に別な視野も持っておこうかなと、おずおずと副業を。
 胸には熱いものを秘めてたりもしますが迷いもあるので、周囲から「店を開け」「店だけは開かんといてくださいよ」などと言われたりした日には「僕だって開きたくて開いてるわけじゃない」だの「開きゃいいんでしょどうせ僕しか開けないんだから」だの応えてしまう、うじうじ系。

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02◾︎ 小噺 -序-◾︎

さてそんな2人の開店当日。

-ドウジの店「バルディ」-
 『サクセスして世間にパチキかましたるやで』などと、持ち前のファッション関西弁で意気むトウジ。事前にたくさんのパリピ友達に声をかけてあった甲斐もあり、店は超満員御礼札止めです。賑わいに惹きつけられ近所の人も新規で訪れてくれました。

 行列も出来、待たされたお客さんの中には怒って帰る人も出てしまいしたが、トウジはあちらの席こちらの席と飛び回り大奮闘中。うまく応対できたお客には、次回も来てもらうよう抜け目なく準備していた割引券など渡したりしてフォロー。さあ夢にまでみたプロの世界が華々しく始まりました。
-ジンジの店「碇」-
 友達もいないジンジ。初日というのにお客はたった2人の女性だけ。寂しいスタートとなりました。

 それでも、カウンターに座った女子パヤナミちゃんからは恋バナ相談など仕掛けられ、隠キャのジンジは苦労しつつも一所懸命応対。挙句に「なにか面白いメニューとかある?」となどと問われオロオロしましたが「もう店がどうなったっていい。せめてパヤナミだけは絶対笑かす」と肚を決め、オリジナル料理の”にんにくラーメンチャーシュー増し”などを勧めてみたりするのでした。スベりました。

 もう1人のお客ミザトさんとは、パヤナミの対応に追われてしまっていて結局コミュニケーションもとれませんでした。ミザトさんとは一言も交わさず帰られてしまいました。ダブルショック。

 その日の来訪者は他に二人だけ。1人は窓越しに店を覗くだけで入ってまでくれなかったカヲリくん。

 もう1人は「近所で農業サークルをやってまして」と勧誘にきたガジさんでした。ガジさんにいたってはご近所づきあいもしとこうかなと、無料でエスプレッソを出し世間話にまで付き合う有様。これからが不安に。

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03◾︎ 小噺 -破-◾︎

数ヶ月後。

-ドウジの店「バルディ」-
 熱血漢ドウジは店にいない時も大奮闘。近所に片っ端からチラシを配ったり、知らない会社に飛び込み営業をしたり、パーティプランなども仕掛けまくり、獅子奮迅。

 早いうちから商店街ゼーデの組合にも参入。それは、さらなる人脈を作るべく参加したいと目論む異業種交流会で「ワイはゼーデの一員やで』と言える肩書きが欲しかったからでもありました。

 そしてゼーデ組合員ロゴを盛り込んだ名刺や、異業種交流会で増やした人脈で、顧客の呼び込みは大成功。友達以外の常連も出来、毎日来てくれるようになりました。

 なんとか軌道に乗せられたか‥とレジにお会計を突っ込みつつ「ワイもプロになれたやで」と大満足。
-ジンジの店「碇」-
 相変わらず「碇」にはお客はチラホラ。だからといって隠キャのジンジくんはアピール活動も得意ではありません。売上も赤字ではありましたが「いいよ…人を嫌うよりはいい」などと、ヤケクソなんだか憎まれ口なんだかわからないことを裏アカでツイートしたりして過ごします。
 
 ヒマな日は、自分にできることくらいはやっておくかと、虚ろな目で「ホルダーをセンターに入れてスイッチオン」などとエスプレッソマシンをだらだら練習したり、どんよりチェロを弾いてはYouTubeにアップしてたり、ネガティブな気持ちをポエムにして張り出したり、していました。

 見かねた父親に「なぜ店を開ける‥?」などと詰問されては「僕は”碇”初号店、店長ジンジですから!」などと叫んだりして過ごしていました。

 よくある展開すぎて申し訳ないのですが、この2人のストーリーは、「ナレーター・声優」の事業に当てはめて読んでください。といっても生々しいのはイヤなので、舞台設定を他業種の飲食業に変換してお送りします。(できれば、具体的な友達を当てはめて読んでみてね)

 小噺はもちろん「僕が思うあくまで一つの価値観」を伝えるために書いてますから極端にデフォルメしています。架空の作り話ですよ。

 さらに、100人いれば100個の価値観があって当然で、誰の価値観も否定する意図はありません。また、様々な事情でぎりぎりの選択をしている人や、家族や部下の責任を負っているかたなどを批判するつもりもありません。読み進める場合はご理解お願いいたします。

さあ2人の1年後は。

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04◾︎ 小噺 -Q-◾︎

-ドウジの店「バルディ」-
 パリピ常連などで店は連日大盛り上がり。現状はまあまあの売り上げになりました。でも実態は‥ゆっくりと右肩下がりなのでした。

 今のうちになんとかしなければと、外回り営業やサービス企画に取り組み、料理の改善などに精を出したことで新規顧客も来てくれているのですが、なぜかリピーターにはなってくれない…

 働くのは好きだし楽をしたいとまでは思ってないけど、TVや雑誌に取り上げられるようなかっこいいベンチャー社長を目指していたはずなのに、今の延長線上では何かが空回りしているような……かといってつぎ込んだお金を回収するまで店も閉めるわけにも‥‥

 疲れが出てきたこともさることながら、何よりも「自分でも状況がよくなると思えてないのに走り続けなければならない」ことを考えた時、シャツの第1ボタンを空けては深呼吸してしまうのでした。
-ジンジの店「碇」-
 お客は相変わらずヒマもあればそこそこの日も。収支としては、トントンかやや赤字。今の所まだ将来の貯金なども難しいところです。 
 でもジンジくん自身は、サクセスを目指してないからか、ネガティブ野郎だからなのかそれはわかりませんが「しょうがないだろ商売なんだから!」と顔を赤らめ布団に隠れたりしています。

 将来の不安もあるけれど、にんにくラーメンや、嫌々練習したエスプレッソが時々お客にややウケでもできた日は「料理は男の仕事!」などと珍しくサムズアップするほど調子に乗ってみたり、ウケなかった日は膝を抱えたりしつつも、小さな充実感をそれなりに楽しんでいるようでした

次の項では、2人に何があったのか、解説してみましょう。

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05◾︎ シン小噺-ドウジの店「バルディ」の場合-◾︎

 店の連日の賑やかさの正体はパリピ常連でした。毎晩閉店までいてくれる彼らは連帯感を確かめたいのかなんなのか、店の壁やドアに勝手にお気に入りステッカーを貼りまくったり、勝手に「俺たちの予約席」を設けたり、カウンターに入って遊んだり、していたのでした。

 そんな常連たちを見ていて、ドウジとしては微妙な気持ちもないでもないのですが…店がヒマそうに見えちゃうよりマシと、常連をつなぎとめるためサービスを深めていきます。
 
 喧騒か、それとも常連が醸し出す「ある種の雰囲気」か、とにかく何かがドア越しに漏れ出していることにトウジは気づいていません。せっかく通りがかった新規客もその『なにか』を感じ取り、ドアを開ける前に去ってしまっていたからです。
 開店当時はドウジの店もバックアップしてくれていたゼーデ商店街組合ですが、常連を掴んだ頃から、むしろ別の店のバックアップを求められる立場になっていました。組合の方針は「商店街そのものに客が集まればそれぞれの店にも客は来る」だったからです。
 組合の考え方は正しいし、自分だって軌道に乗るまで助けてもらったのですから、今さら自分の都合で組合を抜けるのも難しい。モヤモヤはするけど、どうしたら良いかわからない。
 異業種交流会で出来た顧客たちは、ドウジのサービス料金を聞いてパーティ予約を入れてくれました。予約でスケジュールが埋まると、店を流行らせることができたように感じ、やりがいある日々。

 ですがそんな予約も少しづつ数が減っていきました。もっと広く、便利で、リーズナブルな、大手チェーン店を見つけたらしいのです。彼らの目的は交流会の開催ですから、会場自体は最初からどこでも良かったのです。
 そんな組合や交流会の収入を見込み、年間スパンで回収する算段で料金設定をしていたドウジにとっては大打撃。
  お金のことはさて置いておくとしても、本当に困るのは”トモダチ接待限定”の料金設定を聞きつけた新規顧客がやってきて定額を伝えると不満気にされてしまうことでした。
 
ドウジ自身は何もしてないのに「初対面から低い評価で始まってしまっているコミュニケーション」。八百長試合でかませ犬役を演じているうちに、本当に負のオーラを出すようになってしまったコミックレスラーのような悲哀が、ドウジに纏わりついていました。
売り上げ減の話をドウジから聞いた常連たちはアドバイスもしてくれました。味やメニューの工夫です。
ドウジなりの味覚もあるにはあるのですが、もうこれ以上新規客を失いたくありません。
そこでケンノスケの意見とピカルの意見の両方を取り入れました。
ただの無難な味になっていました。

 サクセスしてたくさんの人から愛されたい。そう願って始めた店ですが、忙しいわりには、愛されてるのとはなにかが違うように感じるドウジ。

 それでも彼の強みは前向きなこと。明るく、動くことが好きで、走っていることそのもので充実感を感じられるのが、ドウジなのです。

 ゼーレ商店街が来月、流行チェーン店カフェバーを誘致することになったと聞き、さらにスピードをあげなきゃとドウジは奮起。古くなってきた店舗や機材を掃除するのでした。

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06◾︎ シン小噺-ジンジの店「碇」の場合-◾︎

 もう来ないだろうと思ってたミザトさんは、毎日ではないけどよく来てくれるようになりました。

 実はパヤナミに一生懸命応対していたジンジの頑張りに好感を持った上に、初日は感想すら伝えませんでしたが、ジンジが下手なりに入れたエスプレッソに趣を感じてくれているようでした。
 
 豆の味というよりは練習によって味が変わっていくことを楽しんくれているようでした。だからか、後日親友キツコさんを連れてきてくれました。

 やがて、ミザトやキツコが来ない日でも、彼女たちの味覚を信じる部下のマヤヤやチゲルまでが勝手に店に来てくれるようになりました。
 そしてカヲリくん。初日店に入らなかったのは、彼自身のファンクラブイベントでケツカッチンだったらしいのでした。とはいえ窓越にみたチェロやピアノが記憶に残っていため、数ヶ月後ふと思い出し「碇」に来てくれました。ジンジとピアノを連弾して「歌はいいねえ」などと意気投合。

 カヲリ君が来てくれればファンもくっついて来るので「こりゃ儲かるかも」などとジンジも思いましたが、陽キャのファンたちで店が埋まるのは嫌だったので、カヲリ目当てのお客はやむなくお断りすることに。

 ファンの何人かからメンチ切られらたりで落ち込みましたが、当のカヲリ君は「ホッとできる場所ができて、好きってことさ」と逆に頻繁に来店してくれるようになりました。

 この事件がきっかけで、カヲリファンの間で「”碇”って聖地」という訳のわからない噂が広がりました。カヲリの出待ちをしたり、聖地巡りをしたいファンたちは自然とよそのお店で時間を潰します。
 あぶれファンたちが他の店の景気をよくしたためか、ゼーデ商店街の方から組合に入りませんかと声をかけてもらいました。でも悩んだ末辞退。
  経営がうまくいかないならいかないで、あがくほどの熱血ももてない自分に「最低だ、俺」とは思うものの、店を閉じて引きこもりになる方が良いと思ってしまうジンジだったのです。

 そんなこんなで「碇」はだいたい空いています。

 その静かさを求めてやってきたのがおじいちゃんの秋月さん。ジンジが将棋に付き合ってくれるので通ってくれるようになりました。
 実はジンジはお年寄りと話すのは苦手だったのですが、農業サークル主催ガジさんが、サービスのエスプレッソを飲みつつ雑談してくれる「スイカあるあるネタ」などをそのまま横流しし、小笑いをとることで、隠キャのピンチもぎりぎり乗り越えていたのです。
 店の売上はそれほどもでないジンジですが、ガジさんの農業サークルでちょっとした福収入も入るようになっていました

 さらに農業サークルで知り合った娘ナスカちゃんのドイツ語教室設立を手伝ったことがきっかけで、不定期ではあるもののナレーターのノウハウをあてにされ、臨時講師に呼ばれたりするようになりました。

 それぞれの収入は小さく、一人前というにはばかられる感じ。貯金まで手が回るかは予想もつきません。

 でもジンジにとっては、収入だけのことではなく、それぞれの場所で、時々でも「ジンジ君だから」と店に来てくれたり、エスプレッソをふと褒めてもらえたりした時に、この仕事をしててよかったなと思える瞬間が持てたことに、ひとまずは胸がすくのでした。

 初めのころには自分に言い聞かせるように叫んでいた「初号店店長ジンジです!」も今では、同じ熱さを保ちつつ「僕はここにいてもいいんだ」という言い方に。青空バックでニッコリ笑いまでできるようになったジンジは、いつかしかポエムを書いたりはしなくなりましたとさ。

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07◾︎ 瞬間、人生重ねて◾︎

 さてこの2人の「今後」。あなたならどんな続きを想像しますか?

 意識高いドウジは、頑張り続けるうちに何かのラッキーで「店の独特の雰囲気」をTVで取りあげてもらい大繁盛してるかもしれません。またはパリピ常連たちが転勤や病気でいなくなり自己破産してるかもしれません。

 スローライフのジンジは、熱の弱さが理由で経営を広げられず店を閉めてるかもしれません。はたまた、チェロYouTubeが謎の小当たりをみせ、スパチャの投げ銭によって、月10万円の収入ルートを蓋してるかもしれません。

 どうですか?
 塞翁が馬としか言えないと思います。未来は誰にもわからないのです。だから「切り取った瞬間だけをみて一喜一憂するのはしんどいよね」と僕は思います。

 でも両者を比べて「どちらなら充実感を得られそうか」「両者が”全てうまくいったと仮定して”振り返った時ピンときそうな方はどちらか」ということくらいは、考えておいた方が良いと思います。

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08◾︎ 仕事の取り組みかたの選択を◾︎

 ラッキーに恵まれ流されているだけにみえるジンジですが、僕には主体的に思えます。
 それは、店が暇な時(人から評価されてない時)ですら、世界の中心で店長ジンジですと叫ぶなど、肚をくくれているからです。「仕事は、自分とお客(社会)のつながり」と捉えていることがわかります。だから人から人へと広げることに繋がったり、”断る”などのここぞという時の選択でもちゃんと踏み込めたし、いつも結果を受け入れることができるのだろうなと思います。
  
 一方ドウジは、積極的に動いてはいても、根本的な部分で受け身になってしまっているように僕には見えます。
「自分そのものではなく、属する集団や人数や金額”だけ”を以ってして顧客とつながろうとしてる」ように思うのです。自分の価値の根拠を他人に委ね続ければ、関わる人が増えるほど価値が下がっていくのは自明のことです。そして選択肢が狭くなる分だけ、結果を受け入れようにも苦しんでしまうのではないかな、と思います。

 ドウジがどこか息苦しいのは成果が伴わないから、ではありません。前話「身の丈事業計画 _第00話」で触れた『4本あるレギュラー番組が改編で3本になるからヤベエんだよ先輩』。ドウジの延長線上です。
 この先輩は、10本が9本になろうが、同じような悩みを口にするだろうなと思います。価値観はそれぞれですから糾弾する気持ちは一切ありませんが、少なくとも僕ならその人生はしんどいな、と思います。「なら、なんで就職しないんですか」とも。

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09◾︎ 貴殿の価値は◾︎


 ”ヤベんだよ先輩”だけではありません。僕自身の知り合いではないのですがSNSで流れてきたもので
「20年頑張って来たキャリアで最近ようやくプロと名乗れたかな」
「私たちは新興ですが既存の集団と違い、食えてるメンバー多いので一人前でしょ」という記事も見かけたことがあります。

 上記の価値観は、短期目標としては素晴らしいし、伝わりやすいし、アーティストとして”オットコマエ”だし、共感できる部分もいっぱいあります。 

 でも、長期的な視野でプレイヤー人生を捉えたとき、お金やキャリア「だけ」の土俵に自らすすんで上がることは少し乱暴なようにも感じます。刃物のように「使いこなせば便利だけど命の危険もあり得る」価値観ですから、慎重に考えたいと思うのです。

 食えてるかどうかでしか自分を証明できない視野の狭さが、ドウジがパリピ常連に囲まれてしまった理由じゃないでしょうか。

 覚悟もないうちにどこかに属することを優先せざるをえなくしていたのではないでしょうか。
 ドウジの店にもカヲリくんが訪れてくれる世界線があったとして、即物的な出来事で価値を測ろうとするドウジに、ファンを断ることでカヲリくんを掴む発想を持てたとは思えません。

 価値観はそれぞれですから優劣ではありませんし自由です。でも発想や選択肢が生まれもしないことは、苦しいことだろうと思うのです。

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10◾︎ せめて、事業らしく◾︎

 冗長に書きなぐってしましましたが、ナレーターや声優の人生とは、そもそもが不安定で、デフォルト売れないものです。それが嫌なら就職する方が良いのです。

 でも、切り取った瞬間だけに振り回されないよう注意を払いつつ、現実も大事にしながら、プレイヤー人生をもっと充実させることができたら。

 それは、ナレーターや声優の仕事を、事業の面からも捉えることで俯瞰の視野を手に入れ、アートの面も守りつつも、きちんと納得のいく選択をひとつひとつ繰り返して行くことじゃないかなと思います。

 「身の丈事業計画」はそのための一つのツールになれればいいなぁと願っています。

 次回は「ナレーター声優のビジョン」を予定しています。応援してね。

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■フリーランスのTVナレーター(NHK「めざせ!オリンピアン」/テレ東「ポケモンの家あつまる?」/TBS「ゲンセキ」) ■ボイスサンプル専門「ごりっぱスタジオ」のごりっぱ店長( https://gorippa.jp/ ) ■ナレーター専門スクールバーズ講師

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