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【不登校からの留学】いつが大事な時期かは自分で決めればいい

今日から新しい日本語クラスがスタートしたため、いつもよりもオフィスを出るのが遅くなり、それに伴ってご飯を食べる時間も遅くなり、帰宅時間も遅くなったため、今日はパソコンを開かずそのまま寝てやろうかなあ、と甘い気持ちに浸りながら何気にnoteを見てしまったら最後。

インターン生のユウキから日報(記事)が上がっていたので一瞬「うわっ」と思いながら読んだらなかなか良いこと書いてたので読まなかったことにすることができず一記事上げて寝ることにしました。(電車の中でカチカチやってたので気になってたけど上げてきたとはw 激辛コリアンのサラダを冷麺の汁につけながら食べていた割にはなかなかやりよる*あの姿、滑稽すぎて夢に出てきそうです)

さて、まずはユウキの記事から。

動画3ヶ月で6本に変更した理由

まずは「2週間後に1本の動画」から「3ヶ月で6本」に変更した理由から。

この理由は簡単です。先週にお願いしてから彼の動向を観察しているとYouTubeで調べたり、自分で入っているオンラインサロンを見返したり、それをオフィスに持ち込んだホワイトボードに書き込み、整理している姿を見て2週間後に1本の動画は「いける」と思ったからです。しかもちゃんとクオリティも伴って。

なのでもっと追い込むことにしました。できないギリギリを要求してみました。(怒らないでね。さもちゃん)ここで大事なことは「できる」ギリギリではなく、「できない」ギリギリです。できないことから学ぶことってたくさんあるんです。ただこの方法は相手をみてちゃんと使うことにしています。

人によってはできないことにめちゃくちゃ落ち込んじゃって立ち上がるまでに時間がかかりすぎちゃう子がいるので。そうなると目的が変わってきてしまいます。私はインターン生には今の環境や自分では気付きにくいことにインターンの経験を通して気づいてもらうことを大切にしたいと思っています。そこには「成長のチャンス」が潜んでいるからです。

ユウキは自分でできなくても人のチカラを借りる天才ですので3ヶ月で6本の動画、かなりのクオリティで仕上げてくるのか、仕上げてこないのか楽しみです。(プレッシャーのかけ方がずるいよね。知ってるよ。)正直今のチカラではギリギリ無理ですが、3ヶ月もあるんですから本人のレベルもアップしていけばいけるかもしれません。(ホイミの使い手見つけたら勝ちだね)

不登校から留学を成功させたイノリの話

今日4ヶ月ぶりに卒業生のイノリにラインで連絡を取り話しました。連絡を取った理由はお願いをしたいことがあったからです。10月にあるエージェントさんのオンラインセミナーでラ・リングアの紹介も併せてお話をさせていただくことになりました。

そのセミナーのテーマは「引きこもり・不登校」の方への留学案内です。

おそらく、親御さんが参加されることになるかと思いますが、その中で私はイノリに以下の3つのどれかの方法で登場してもらえないかとお願いしました。

①ラ・リングア卒業時に書いた感想文とイノリの写真、実名紹介 ②事前に私とzoomでインタビューをしてその動画を流す ③セミナー当日に登場

なぜイノリかというと、お察しの通り、彼女は不登校児でした。中学はほとんど行かず、高校は通信制を卒業しました。卒業して19歳にワーキングホリデーでオーストラリアに来て、ラ・リングアで英語を勉強しました。

彼女のことは話せばいくらでもいけるのですが、もしよければ彼女のことを当校のインスタに上げているので興味がありましたらそちらをご覧いただけると嬉しいです。


私のお願いに対する彼女の答えは即答で②の「インタビュー動画を流す」、でした。③の「当日登場」を断った理由は話すのが苦手なため、時間の制約がある場合は迷惑をかける可能性があるから、でした。

私は③でなかったとしても顔と実名を知らない人にさらすことになる彼女の勇気に大きな拍手を送りたい気持ちと同時に彼女から私への信頼を感じました。彼女の好意を決して無駄にしてはいけないという気持ちと信頼を裏切ることはできない、という想いで一瞬にして気が引き締まりました

インスタをお読みいただけるとわかるのですが、彼女のラ・リングア生活は最初から順風満帆にはいきませんでした。何度か私の前で涙をしたこともありましたし、笑顔が消える日々を送ったこともありました。ですが、あることをきっかけに彼女は自信と笑顔に溢れる生活を送り始めたのです

それは彼女が趣味でやっていた「絵を褒めた」ことがきっかけでした。私の「すごい!!」というコトバに彼女は歯に噛んだ笑顔を見せながら嬉しそうに「ありがとうございます」と言ったあの時に彼女の顔は忘れることはできません。それがきっかけとなり、学校のイベントのポスターをイノリに任せることにしました。

「いつが大事な時期かは自分で決めればいい」

それからイノリはクラスのスターになり、彼女は声を上げて笑うようになり、彼女の周りにはいつも笑顔が溢れていました。感想文にはこう書いています。

「いわゆる大事な時期を多くの人が過ごすようには過ごせず、コンプレックスがありましたが、オーストラリアに来て多くの時間をラ・リングアで過ごしていつが大事な時期かは自分で決めることが出来るのだと思えるようになりました。」

私はこんな感想をいつも生徒たちからもらう時この仕事をしていて心から良かったって思います。留学は確かに計画を立てることも目標に到達するためには大切で効果的な方法の一つかもしれません。ですが、計画の立て方がわからない、目標がない人だって毎日目の前に起こることに一生懸命向き合ってこなしていけば短い留学期間であっても結果は必ずついてきます

私は留学は全ての日本人にして欲しい経験だと思っています。留学は決して敷居の高いモノでもなんでもありません。留学で手に入れるモノは親や友達、社会が決めることではありません。自分だけの結果を出せばいいのです。

ユウキが今回の動画制作で何やらやろうとしています。英語力や海外経験云々ではない何かを果たして誰かに与えることが出来るのか。一つ確実に言えることは、人のために動いた時は必ず自分も得るものがある。私がイノリからもらったコトバで表現できないモノをユウキも手に入れることが出来るのか、ワクワクします。

ということで、私が機械音痴で鈍臭くて良かったと思わせてくれるような結果楽しみにしていますね。

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