MUJIからベンチャーへ転職して1か月。シギリヤロックの岩壁を思う今。
見出し画像

MUJIからベンチャーへ転職して1か月。シギリヤロックの岩壁を思う今。

Tomo Akao

はじめまして。2021年11月からキャディ株式会社経営管理部で働き始めた赤尾です。大学卒業後、メーカーで約8年、西アフリカのガーナを経由して良品計画の経理財務部で6年弱働いていた私が、未知の世界に飛び込んで約1か月。初心忘るべからずということで、今思うことを初noteにしたためました。

この記事は、CADDi Advent Calendar 2021の19日目にエントリーしています。

シギリヤロックって?

今これを読んでいる皆さんの中で「シギリヤロック。あーあれね(というかこの写真ね)。」とピンと来る人は、世界遺産好きかスリランカに縁のある方のどちらかでしょうか。

スリランカ中部、ジャングルが鬱蒼と広がる一帯に忽然とそびえたつ岩山。約1500年前の5世紀、この岩山「シギリヤロック」の頂上に、空中に浮かぶ要塞のような王宮が築かれたそうです。19世紀にイギリスの探検家によって発見されるまで、1300年間もの長きに渡り密林に閉ざされていた王宮跡は、1982年に世界遺産に登録されています。

ジャングルの中から突然現れる巨大な岩

もともと私のスリランカへの興味は中学時代に遡り。地理のテストで頭にたたきこんだ「世界の国:首都」の組み合わせ。そこに出てきたスリランカの首都スリジャヤワルダナプラコッテという呪文のよう響きに「スリジャヤワルダナプラコッテ…いったいどんな街なんだろう?」という好奇心がわき、いつか自分の目で見てみたいという思いは大人になっても頭の片隅にありました。

タイミングが重なって、実際にスリランカの地を踏むことができたのは3年前の夏。一週間の休暇でスリランカを訪れた私は、スリジャヤワルダナプラコッテの前に立ち寄ったシギリヤロックで「一体ここをどうやって登るんだろう…」と聳え立つ岩壁を見上げていたのでした。

なんだかはしごらしきものはある…

これまでの経歴

と、シギリヤロックから一旦キャリアの話(これ本筋)に戻ります。

もともと「人前に立って前面で事を進めるよりも、裏で人を支えるほうが性に合ってるのかも」という思いから、目立たないけど実は社会をそっと支えていそうな素材メーカーを中心に就活をし、新卒で入社した会社で経理に配属されたところからキャリアが始まりました。

入社してから簿記2級の勉強を始めるぐらいの会計初心者でしたが、約3年間、経理の基本的な業務を身に着ける日々を送り、節目は4年目。

人材開発室に異動となり、採用・育成・研修業務に携わるようになった私は「今後のキャリアプランを考えよう」と他人に話している自分自身のキャリアを改めて(というか初めて)考えるようになり、中長期的に自分自身で興味のある仕事を選べるような資格を取るべく、働きながら取りやすい税理士科目の勉強を始めます。

色々ありましたが、とりあえず実務でも生かせそうな数科目に合格した時点で開始した転職活動の際に出会ったのが、2社目となるビール会社。面接の3ヶ月ほど前に、そのビール会社のキャンペーンに応募して24缶1ケース当てていた私は、全ての面接でそのエピソードを披露し無事内定を得、「転職活動って縁と運だな…」と思ったのでした。

ここでは主に連結決算を担当し、決算短信や有価証券報告書といった外部向け開示資料の作成を行っていましたが、2年が過ぎた頃にグループの連結決算システムをリプレイスするプロジェクトが立ち上がり、通常の業務と並行してそちらにも携わることになりました。

稼働開始数か月前からは、なかなかハードな毎日を過ごしましたが、無事に運用も軌道に乗り。

慌ただしい日々から解放され、割と平穏な日常に戻っていたころ、前回利用した転職エージェントのメルマガで、パッと目を引くものがありました。
それが国際協力機構 (JICA)期限付きで海外事務所の経理担当募集の求人です。

これまでの経理スキルを活かしながら国際協力の現場で働ける。
これって滅多にないチャンスなんじゃない?

求人情報に記載してあった赴任候補国(マダガスカル、ガーナ、セネガル、ラオス…)は勿論どこも行ったことのない国々でしたが、とりあえず応募期日が迫っていたので、急いでコンビニで履歴書を買い、翌々日には郵便局に持ち込んでいました。

面接での
-------------------------------------------
面接官:連結決算システムリプレイスの経験とか生かせないけど大丈夫ですか?
私:それ以上の経験が積めると信じています。
面接官:希望する国とかありますか?
私:(本音を言えば日本に近い東南アジアが良いけど…それに拘って落とされるぐらいなら…よし)どこでもいいです!
-------------------------------------------
というやり取りを経て、数週間後に受け取った内定通知書には貴殿にガーナ事務所勤務を命ずの一文。

ガーナか…遠いな…
でもこんなチャンス二度とないかもしれないし、逃したらきっと後悔する

悩んだのは恐らく1日もなく、翌日には退職への調整を開始。当時西アフリカ諸国ではエボラ出血熱が流行していたこともあり、周囲には心配する人もいましたが、4か月後には初めてのアフリカの地を踏んでいました。

ガーナでの13か月の日々を書き始めると、「キャディとの出会い」の章が遠ざかってしまうので…ここでは割愛して写真を。面接官に回答した通り、百聞は一見にしかずの得難い経験が積めたことだけ記しておきます。

ガーナといえばのカカオの木
マンゴー好きには天国でした!
ビールの品揃えも問題なし
(輸入物は高いので基本は下段のローカルビール)


歩いて出勤する途中に寄り道してた人気の揚げパン屋
テントの裏で揚げてます

日本に帰国して転職活動を始めた私が次に出会ったのが、無印良品を運営する良品計画。学生の頃からMUJIを愛用し、ガーナにも沢山のアイテムを持ち込んでいた私はすぐに応募。

-------------------------------------------
面接官:今後インドやフィリピンに進出予定ですが、行ったことは?出張行けたりする?
私:インドもフィリピンも行ったことないですけど、ガーナに行ってたので多分すぐ行けると思います。
-------------------------------------------

というやり取りを経て、無事内定をもらい。面接での言葉通り、入社初日の「再来週インド出張行ってもらうからビザ取っておいてね」から始まったMUJIでのキャリアも、とても刺激的で新たな出会いに溢れていました。
※スリランカ出身のグループ会社CFOから色々情報収集できたのが、冒頭の旅行のきっかけ。

と、この後「キャディとの出会い」まではあとちょっとなのですが、少し寄り道しまして…数多あるMUJIの愛用品の中からマイベストMUJIをご紹介。

それが、社内でもあまり認知度が高くなかったこのツボ押し。

(私の足つぼには)絶妙にフィットするこの突起具合と、その辺に転がしておいてもちょっとオシャレに見える磁器の風合い。

アフリカにも勿論持ち込み、ガーナの自宅で一時期行方不明になったときは、禁断症状のあまり日本からEMSで送ってもらったほど。良いツボ押しないかなぁと思ってる方いましたら、ぜひお店で探してみてください。笑

キャディとの出会い

さて、話を元に戻します。

連結決算担当として、海外グループ会社の管理や、インド/フィリピン/ベトナムといった新規設立子会社の経理業務フロー構築にも携わりながら、あっという間にMUJIでの5年が過ぎたある日。とある転職サイトのメールでキャディを知ることになります。

漠然と、次にチャレンジするなら製造業かなと思っていた私は、キャディから届いた1通目のメールを、インターネットという業種とベンチャーというキーワードのみ目で拾い、中身を深読みすることなく閉じていました。

1週間後に届いた2通目のメールを見て、あーこの会社前も見たかな、確かインターネットの…と思いメールを開き、前回は気付かなかった業種タグに「インターネット/その他」とあるのを見つけます。

その他…その他って一体なんだ?と興味が湧いてメール本文を読み進め、リンク先の会社説明資料を読み終わった瞬間に思ったのは「なんかよく分からないけど、面白そう。こんなビジネスあったんだ…」ということ。

とはいえ、その時点では資料に書かれている「自動原価計算アルゴリズム」や「受発注プラットフォーム」といったキャディのビジネスモデルをきちんと理解できていたわけではないし、何よりベンチャーのスピード感ある環境で働いたこともなく求人内容にマッチした経歴とも思えない。

当時やっていた仕事自体もやりがいは感じていて、とりあえずの結論は「うーん、ひとまず気になるリストに入れておくか。」

ただ、その後慌ただしい毎日を過ごしていても、頭のどこかにキャディのことがあり「このまま何も行動しないで素通りしたら後悔するかも」と思い立ち、面談を申し込んだのが6月の頭。

具体的に話を聞き、やっぱり面白そうだと選考に進む決意を固め、真夏の、クーラーが効きまくった部屋でなぜか汗が止まらなかった最終面接を経て、無事オファーをいただきました。

転職の決意

オファー後、迷いゼロで転職したわけではありません。これまで割とぬくぬくした環境で仕事をしてきた私がベンチャーのスピード感についていけるかという不安はあるし、ちょうどオファー連絡をもらう数日前に前職でも別プロジェクトへの内示があり、そちらも面白そうだなという興味も沸き始めていて…

決めきれない中、オフラインでの内定者懇談会にてキャディで働く人達と直接話をする中で「やっぱりこんな人たちが集う組織の一員として働いてみたい」と7割以上は気持ちが傾き、その後、入社後に上司となる人との再面談を経てほぼ気持ちは固まり。

オファー面談で話をした人事担当者の「今ここでキャディにジョインして積める経験は、きっと数年後数十年後には皆がお金を出してでも積みたいものになると思う」という言葉が、何の根拠もなく腹落ちし(笑)、モノづくり産業のポテンシャルを解放するをミッションに掲げるキャディの一員になることを決意したのでした。

今思うこと

入社して1ヶ月半が過ぎ感じるのは、これまでいかに、大きな組織の中で人様の作った仕組みとシステムに乗っかって楽に仕事ができていたのかということ。

冒頭のシギリヤロックに話を戻すと「一体どうやって頂上にたどり着くのか…」と圧倒されて仰ぎ見た岩壁も、現在では螺旋階段や通路が整備され、小一時間かけて約1200段の階段さえ登りきれば、誰でも頂上から絶景を望むことができるんです。

翻って、今自分の目の前にそびえる壁を思い浮かべると…

まずはキャディの事業スピードについていくために、とりあえず竹か何かすぐ手に入る材料ではしごを作りつつ、将来的に誰もがスムーズに頂上に立てるような立派な螺旋階段と通路を整備するための構想を練らなければ!と思いながらも、実際ははしご作りにも遠く及ばず、岩壁に近づくための草むしりしかできてないんじゃないかと思う毎日。笑

お客様に製品を届けるというところまでをサービスとして提供するキャディは、製造業に近い複雑な会計論点がある一方、新規事業や海外拠点への進出も圧倒的なスピードで立ち上がるので、管理部門として取り組むべき課題はいくらでもあります。

今後の更なる事業/組織拡大に向けて、経理としても業務の仕組みを整え、標準化していきたいという思いはありつつ、これだけのスピードで変化する組織において、今この時点で仕組みを作って効率を求めるのは逆に非効率なんじゃないかという葛藤もあります。

そんな悩みだらけの毎日ですが、キャディの掲げるミッションとバリューに共感して集うエネルギッシュで魅力的なメンバーとともに、残り僅かの2021年、その先の2022年とそのもっと先に向けて、試行錯誤しながらもギャディのビジネスをサポートできるよう頑張っていきたいなという今の気持ちを書き記し、しめくくりたいと思います。

このnoteを最後まで読んで、ちょっとでもキャディに興味を持ってくださった方。ぜひぜひ、以下のサイトもチェックしてみてください。

全方位で仲間探し中です。








この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
Tomo Akao