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【保護犬との生活】保護犬の里親になって2ヶ月間の財政事情。

5月5日、私はこんな記事を書いていた。

保護犬の里親になるかどうか迷っていた。
お金の心配というよりも、責任を持って一生付き合っていけるかというところに。

で、結局、引き取ることにした。
犬と生活してみたかったという理由が一番だが、私一人が里親になることで、世にいる多くの保護犬のうちの1匹でも幸せにできるのであればという思いもあった。

そして今、元保護犬である愛犬ラブリと過ごしてちょうど2ヶ月。
必要なものに必要ベースでお金を使ってきた。

ザックリ感覚としては、10万円ぐらいは使ったかな、と。。
で、ちょっと計算してみた。これまでいくら使ってきたかを。

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28万円。。
そんなに使ってたんだ。。

もちろん全て安いもので揃えればそれなりに安くはできる。
ただ、こだわりたいところはこだわりたい。ネーム入り首輪とか。。

あと、最初の頃は、服のサイズとか間違えちゃうのでその辺も不要な出費だったか。
エサも、好きなものにたどり着くまでにいくつか試すことになる。

体調が悪くなったりしたら医療費もかかる。
特に保護犬は、それまでどのように飼われていたかの謎が多いので、気をつけて見ていき、私は頻繁にお医者さんの意見を求めるため、病院を訪れた。

保護犬の里親になる場合、保護団体にもよるが、だいたい3〜6万円ぐらいを譲渡費として支払う。それらは保護団体の活動資金になる。

何が言いたいかというと、里親になってあげたいという思いだけでは気軽に手をあげてはダメだということだ。
現実として、これぐらいのお金はかかる。特に犬を飼う準備を一から始める場合は。

里親になったら途中で投げ出すことはできない。
最近保護犬ブーム的なことが言われているが、これが保護犬を引き取る、里親になるということの現実だ。

そして私の場合、分譲賃貸マンションに住んでいるので、「クリーニング代」ということで、28万円をさらに支払うことになる。

足すと、計56万円ほどになる。
ちなみに生後2ヶ月のトイプードルはペットショップで60万円ほどだ。まだその値段よりは下だ。

さらには歯の治療(抜く)も必要になるのでこれからもちょっとばかりお金がかかる。

うちの愛犬ラブリは繁殖犬だった。
避妊手術の際、医者が、帝王切開の跡があったと言っていた。

繁殖犬は、「売り物」じゃないので、歯の健康や涙やけ、そんな細かいところはケアしてもらえない。子どもを産むためだけに生命維持されている犬だから。だから、ペットショップに売っているワンコのような完璧な状態ではない。

犬によっては声帯を除去されている場合もある。吠えるとうるさいからという理由で。

うちの愛犬ラブリは、声帯は除去されてないが、一切吠えない。
おそらく吠えないように「しつけ」をされてきたからだろうとのこと。

そして、うちに迎え入れて2ヶ月経った今、ようやく私に近寄って、寄り添ってくるようになった。ある程度安心してもらえるようになった。
一般的な犬のイメージでは、こちらが何もしなくても犬の方からしつこくじゃれてくる感じだろうが、そんなことは全くない。今もない。ただ、呼べばゆっくり近寄ってくるようになった。

散歩もまず、数メートルから、芝生の上でスタート。
次第に、5分、10分と、時間と距離を伸ばしていった。

毎日同じ散歩コースを歩いて覚えさせた。
この道は安全なんだと覚えさせた。いつでも自分がそばにいると安心させた。

しつこいようだが、これが保護犬の里親になるという現実だ。

想定していたよりお金がかかること、思ってたような犬のイメージじゃないことなど、驚くことが多いだろう。

でも、それ以上に愛おしい。
これは本音だ。

お金が想定以上にかかってキツイとか、思ってた犬の感じと違って残念とか、全く思わない。

これから保護犬の里親になろうと思っている方には、一度しっかり立ち止まって考えてから、里親になることを決断していただくため、私のたった2ヶ月だが、里親としての経験をここに共有させていただく。

そして、こちらから与えるだけじゃなく、ワンコたちからもらうものも非常に多いということも合わせてお伝えしておく。

まず、こんな表情で、私を毎日笑顔にしてくれる。
これ以上私は何も望まない。

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