名前の由来。
妊娠20週の時に子宮筋腫変性痛で入院しました。
それはそれは、激痛で歩けませんでした。炎症反応も上がっていたので点滴治療をする事になりました。
まだお腹も大きくなっていないし、つわりと胎児心音を聞くときだけしか赤ちゃんがいる自覚がない時だったので、どうなってしまうのか不安でした。
ただ、そんな時なのに、どうしても男の子が欲しいという確固たる思いも消せませんでした。
何で男の子が良かったのか?
自分が幼少期の頃、女の子らしい遊びがあまり好きではなく、どちらかと言えば木登りや、かけっこが好きで、楽しんで女の子を育てる自信がなかったからです。
入院中、仕事からも距離をとれたので、ゆっくり考える事にしました。
そんな事を思っているのも束の間で、入院して3日目に、急に39℃の熱がでます。
炎症反応が上がったのか?赤ちゃんは大丈夫か?
だるい体で何が起こっているのか分からず不安で怖かったのを覚えています。
まだ赤ちゃんは20週。
今、私に何かあったら赤ちゃんは流産になってしまう。
とにかく生きていてほしい。お腹の中の赤ちゃんに会いたい。
そう強く思いました。
そう思ったら、性別なんてどうでも良く、何とか流産を免れる22週になる事を祈りました。
1日4回の痛み止めと、1日3回の抗生剤。それ以外は安静。昼間は元気なのに、夜になるとやや熱が上がっていました。
週に1回は、エコーで赤ちゃんを見れます。
その時間が唯一の安心と楽しみでした。
赤ちゃんは、エコーで見るといつも顔が見える向きで、母の痛みとは裏腹にマイペースにお腹の中で過ごしているようで笑ってしまいました。
きっとこの子は生きたいんだ。いなくなることなんて考えてない。
そう思いました。
それまで胎児ネームで呼んでいたのですが、きちんと名前を考えたら、この子は、この世に生を受けられるような気がして、一生懸命考えました。
これまでの事を振り返ると、旦那と私は、出会いが少しずれていたら出会えなかったし、子どもを授かれると思っていなかったのに、すぐにお腹の中にきてくれて、本当に縁を感じる家族だなぁと思いました。
それなので、縁にまつわる名前をつけたいと思いました。
そうして調べていると「つむぎ」という名前を見つけます。いい響き。
そうだ、「つむぎ」にしよう。
縁はよく糸に例えられますが、私と旦那を繋いでくれたように、たくさんの縁に恵まれるように「つむぎ」にしよう。
もし、女の子ならこれからの時代は、女性も生き抜いていくのに大変な時代だから、意思の強い女性になってほしい。
「紬」を選びました。
紬には着物の糸をつむぐ意味もあって、着物の糸は丈夫な事から意思の強い子になってほしいという意味もあるそうです。
名前が見つかったら、まだ性別の分からないお腹の子に女の子でも大丈夫だよ〜と声をかけていました。
その後、熱は2〜3日で良くなり、2週間の入院をへて退院しました。
痛み止めは、出産ギリギリまで飲み続けましたが、赤ちゃんは無事、元気に産まれました。
女の子です。
私は、予定通り「紬」とつけました。
新生児の時からよく泣いて、今は自分の納得がいかないと泣き止まない意思のしっかりした子です。
名前に込めた願いどおりになっているのか?…🤣
あの2週間がなかったら、女の子を産むという覚悟は持てなかったかもしれない。
赤ちゃんを産む覚悟を試されたような気がしました。
大きくなったら、たくさんの思いでつけた名前の由来、しっかり話したいと思います。
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