夢物語

突然、窓から見える景色が今まで見たことがないような大洪水だった

水の流れは、はやく、水量も物凄かった。。

あまりの濁流に驚く私だったが、また一瞬にして今まで見たことのない

赤い光が差し込んだ。。

とっても神秘的で綺麗で暖かさと透き通った青の

光だっった。。


この大洪水は、起こるべきタイミングで起きただけで

私たちの何かを奪うわけでもなく

ホッとした。。


凄いものを見たよと伝えにいったのは

祖母だった。。

そこは

もう、今は亡くなったおばあちゃんの家のトイレだった。

現状していた家とは違ったけどね。。


『おばあちゃん、今凄いもの見たんだよ

怖かったけど、大丈夫なやつだから安心して。

でも、一応おばあちゃんに言っておきたかったの』


そして、また雨が降りそうだから

窓閉めといたよ

閉まってるか確認しといてね


うん。ちゃんとしまってると思うきに〜

見に行かんでも行けるやろ〜と

言いながら、祖母は地下にあるトイレへと向かった


私は、慌てて2階に昇り、窓を締めようとしたのだが、

そこには、いるはずもないもう1人の私のような女の子が

机だけ置かれた部屋で勉強していた。。


いるなら閉めてくれたらいいのに。。

そんな事を思う暇があれば

閉めなきゃ。。


ほら。。サッシに水がかかった。雨が降り込んできた

慌てて1滴も入れないように締めよう。。

完璧に。。と思うほど上手くいかない


もういいや。ズレててもと

思って勢いに任せたら

ピシャッと閉まった。。


もう二度と開かないかと心配になる圧力鍋の様に

密封されてしまった。。


ほっとしたところに

祖母の声が響く〜


目の前には、大きな虹がかかっていた

これもまた見たことない大きさだった


『やっぱりちゃんと閉まってたよ。

信じてるから大丈夫だよ』


今の自分を後押ししてくれる様な夢から

目覚めた私の心は軽く、とても暖かかった


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