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大腸がんとのたたかい2024-06-11

本日は晴天なり。ラジオ体操をして近所の神社に参拝して帰って来ると軽く汗をかいていた。朝から眩しいほど太陽が輝いていた。夏の匂いがする。

娘を途中で降ろして病院に向かう。ラジオからは体育祭2週間前練習が始まるとの情報。今日からは暑いだろうねと話しているとジャージ姿で登校する学生さん達を発見。ご苦労様です。

病院に到着すると入り口の前に白ワイシャツに黒いズボン姿の若々しい集団がいた。職場体験か何かなのだろう。引率らしき方が何かを説明し、皆真剣に聞き入っていた。

月初の通院なので保険証の確認から始める。早い時間であったが窓口には長蛇の列。診察カードと保険証を渡すが、カードの読み取りに失敗している模様。少し不安になる。

続いて採尿、採血に向かう。こちらは時間が早いせいかスムーズに回ってくる。但し採尿が苦戦。全く尿意が無い。何とか絞り出すも、過去最少量。若干心配だが指定場所に紙コップを提出した。採血は痛みを感じない針刺しでした。腫瘍マーカー値が下がりますようにと、採血された血を眺めながらぼんやり心の中で唱えた。

化学療法科で待つ。診察は9時からで既に椅子はだいぶ埋まっている。血圧を測る際、採血していない右腕を壁際の機械に突っ込むため身体を捻る必要があるのだが、首筋に軽く電流が走る。昨晩、アフター6ジャンクション2のゲストが江口寿史先生だったり、WWBCをリアタイ視聴しようとしたけど案の定寝落ち。少し首を寝違えたようです。化学療法士の方と診察を終えて内科に向かいます。エレベーターは激混みでした。

内科診療も激混みで待合席がほぼ埋まっており、診察室からやや遠い距離に腰掛けた。ここも長くなるだろうなと思い持って来た小説を開くが、あっという間に自分の番号が表示されている。ん?早すぎじゃないの?検尿がダメだった?少し戸惑いながら診察室に入る。体調どうですか?と主治医の先生から聞かれるが、今回のクールは薬と食べる量をコントロールして排便も問題無かった、炎症を起こしていたCVポート周りの赤みは保湿剤を塗ることで痒みもひと段落、お腹も痛みは感じないことを伝えた。ですが、残念ながら腫瘍マーカー値の微増が続いており、先生からは薬が効き難くなっているので薬を変える、大腸の原発巣を切り取るなどの処置を検討しましょうかと言われる。後2回投薬を続けたらCT検査をしましょう。そこで総合的な判断をすることを伝えられた。凹むのは止めよう。身体の調子は決して悪く無い。そう信じて治療を継続しましょう。

化学療法科に戻り、投薬開始。本日は窓際日当たりの良いソファーだった。もちろんカーテンで仕切るので日光浴まだはいかないがポカポカ陽気は感じることができる。残念ながらイヤフォンを忘れて来た。イヤフォンが無いので周囲の会話も耳に入ってくる。隣は髪の毛の色、インナーメッシュを入れる件で盛り上がっている。背後では薬が入ってないことが発覚し、ごめんなさいの声が大きく響いていた。なるほど忙しすぎる看護士さんに全て任せるのはまずい。自分の治療なのだから一緒に確認する作業の必要性を感じた。
図書館で借りて来た文庫本山本兼一著、命もいらず名もいらず下巻を読む。どうしても中途半端な睡眠不足とポカポカ陽気で3行ほど読むと瞼が閉じてくる笑。慌てずゆっくり読書することにした。看護士さんが薬を変えに入って来て、ベッドサイドの小説を見つけて話しかけてくれた。時代小説ですか、宮部みゆきしか読まないからなぁ、時代小説もはまると面白いですよね。残念ながら気の利いた返答は一言も返さず終わってしまった。隣でメッシュの話で盛り上がっていた看護士さんだろう。患者を気遣って色々話しかけてくれるんだなぁと感心した。
イヤフォン話でもう一つ。本日は聞いておいた方が良さそうな集会があったので社用iPhoneを持参し、その集会だけ視聴するつもりだったが合わせて持って来たイヤフォンはノートPC用でLightning端子のイヤフォンでは無い。やられた!音量最小限にしてスピーカーを指で塞いで視聴した。7月から働き方を変えよう、具体的には在宅勤務ではなく出社ベースに切り替えよう。混沌とする時代、コミュニケーションをしっかり取るには面着の方が効率的との上層部判断。コロナも収束しつつあり止む無しか。大きな変化の時期に差し掛かっていることをひしひしと感じる。今読んだる幕末から明治維新を生きた山岡鉄舟とシンクロして来た笑。

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