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はたらく。その2。

「実は憧れの職業」
ネットで見かけたハッシュタグに、ふと目が留まった。
なれるかどうかは別にして、憧れの職業。
私は何だろう。

まず、ライターが筆頭にある。
これはもう自分で名乗っちゃえばその瞬間からライターになれるのだけど、いかんせんスタートの仕方がよく分かっていない。クラウドソーシングに登録しているものの、実績が無いのでなかなか受注も出来ない。みんな初めの一歩はどうしているのかなとググりまくり、あーでもないこーでもないと試行錯誤している。
人の話を聞いて、その人の熱量をそのまま文章に込められるようなインタビューライターになりたい、というのが密かな野望だ。

他には、本の編集なんかも興味がある。系統が違うものなら、日本酒を海外で販売する人、蔵元の営業さんとか。日本の文化を海外に広められるのはとても魅力的だなあと思って。

そんなことを考えていて、ふと、小さい頃なりたかったものって何だったっけ?と思い返してみた。
大多数の女の子が夢見るであろうお花屋さんやケーキ屋さんは、もちろんあった。動物が好きで、ペットショップの店員さんにも憧れた。ちょっとませて、小学生向けのファッション誌を読むようになった時には、モデルさんとしてかわいい洋服をたくさん着てポーズをとる自分を妄想したこともある。
その時々でなりたいものは変わったけれど、多分一番長く憧れ続けたのは「小説家」と「翻訳家」だったかな。やっぱり本が好きだし、海外とつながりたいというのは昔から考えていたらしい。

いつからか、成長するにつれて、関心はいわゆる一般的な会社勤めの範囲(営業とか事務とか)に限定されていった。
誰に言われたわけでも無いのに、どうして私は自分のなりたいものの幅を狭めてしまったんだろうか。
働くって、本来ワクワクするもので、誰かの役に立てるのが嬉しくて、自分のなりたい自分になっていく楽しみがあって。それが土台にあるから、辛くても苦しくても、どうにか立ち向かえるんだと思う。なのに、ワクワクよりも、「なれそうなもの」「条件がいいもの」だけを念頭に置いていたような気がする。それを大人になったというんだろうか。
そう、もう大人だ。大人だからこそ、自分がどう生きるか自由に決められるし、その責任も自分でとる覚悟が出来る。枠なんて、いつでも私が勝手に作っているだけで。
ましてやこのご時世、副業・兼業・フリーランス・企業etcと、働き方もすごくカラフルだ。今改めて、子供みたいに自分のやりたい!なりたい!にもっと素直になって良いんじゃないだろうか。

じゃあ、子供×大人な私のなりたいものって?

日本と海外を好きなときに行き来出来る生活がしたい。
誰かの背中をちょっとだけ押せるような、ほっとしてもらえるような、お日さまみたいな人になりたい。

今のなりたいものは具体的な職業じゃなくて、生き方だ。
我ながらとってもばっくりしているし、そのためにどんな行動してるの?っていわれると、まだぐじぐじと足元を見つめているような気もいる。
アラサーにもなって何を甘いこと言ってるんだ、現実を見ろと言われるかも知れない。というか、私が一番そう思ってる。
それでも多分、私はこの「なりたいもの」を叶えるんだと思う。子供の頃と同じように、方法としての職業はその時々で変わったとしても。叶えた後の自分が見る景色ってどんなだろうと、お気楽ににやにやしながら、そこへ一歩ずつ歩いていきたい。

子供×大人のあなたが、なりたいものって何ですか?
良かったら、こそっと教えてください。

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