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アナログ回帰 触感 息子のふわふわ足の裏

息子が生後11ヶ月になりました。つかまり立ち、発語など成長著しい中で気づいた変化。足の裏が硬くなってきている…

乳児の足の裏ってなめらかでふわふわ

出産して驚いたことの一つに、赤ちゃんの足の裏の柔らかさがあります。

3x年酷使してきた私の足の裏と比べ、柔らかすぎるくらい柔らかい…そしてとても滑らかなのです。考えてみれば何も踏んだことのない足なので当たり前なのですが、不思議な感動を覚えました。

それからというもの、おむつ替えやミルクをあげる時など隙を見ては息子の足の裏を触っていたのですが、生後11ヶ月の息子の足は今、硬くなってきています…そして触ると少し嫌な顔もされます…

文字通り自立する日も近いかもしれません。

ふと思い出した祖父の手のひら、感触

息子の足の裏の感触を確かめていたとき、ふと祖父の手の感触を思い出しました。

危篤の知らせを聞いて駆けつけた時、荒い呼吸の中で祖父は私たちに手を差し伸べてくれました。

その手は大きく、硬く、骨張っていて、握り返すと力強く握り返してくれました。

それが生前の祖父と会った最後となってしまいましたが、その手の感触は今でも忘れません。


交わした言葉などは忘れてしまうのに、不思議とぬくもりや感触が残っている、そんなことはないでしょうか。

人間の愛情表現の一つである「人と触れ合う」という行為が、大人になればなるほど恥ずかしさに隠れ、できなくなってしまうから強く印象に残るのでしょうか。

終わりに アナログとは再現性のない尊いもの

「デジタルでは味わえないアナログの良さを振り返りたい」という気持ちから「アナログ回帰」という記事を書いているのですが、改めてアナログとデジタルの違いとは何か定義すると「再現性の有無」で分けれられると思います。

データ化、複製、拡散と、再現が得意なデジタルに対し、アナログは同じ状態を再現することは難しい。

今の息子の足の硬さも、二度とは再現できないものなんだな。今しか味わえないものなんだな。

一分一秒でも長く息子の足の裏を触っていられるように、デジタルの恩恵に授かって効率化を図りながら、アナログを楽しもうと今日も思うのです。

それではまた明日。

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