2020/02/02(日)「テレビを観ることができない病気」のリハビリとして「麒麟がくる」と「ニチアサ」を観ることにした。

 今朝はいわゆる「ニチアサ」を観た。

 ちゃんと観たのは8年ぶりかもしれない。

 「ヒーリングっと プリキュア」の時間には起きられなかったけれど「仮面ライダーゼロワン」と「騎士竜戦隊リュウソウジャー」と「キラッと☆プリチャン」と「新幹線変形ロボット シンカリオン」は観た。

 「ヒーリングっと プリキュア」は今日が第1話だったが、見逃し配信があるようなので後でそちらを観る。夜は大河ドラマ「麒麟がくる」も観た。こちらは第1話から観ている。

 「……だからどうした?」

 そう思われたことだろう。だが、ぼくにとってはきわめて大きな意味を持つ「チャレンジ」なのだ。

 持病の影響で、ぼくは長年、自宅で映像コンテンツを観ることがほとんどできなかった。

 テレビ番組、ネットの動画、レンタルDVDなどなど、いずれを観るのにも多大な苦痛をともない、音声メインのネットラジオであってもほぼ無理という状態だった。

 「そんな病気あるの?」

 あるのだ。

 とある病気の症状のひとつとして発症したものではあるが、そういう症状が出る病気も世にはあるのだ。

 以前は、映像コンテンツの視聴だけでなく読書もできなかった。幸か不幸かネット上のテキスト・画像コンテンツの閲覧は可能だったが、映像もラジオも読書も無理となると知的生活を送るに際して致命的なダメージとなるため、とても、とてもつらかった。

 だが、ありがたいことに、1年ほど前より症状が改善してきた。

 まず、本が読めるようになってきた。

 そうなると、欲が出てくる。

 かくして、テレビ視聴のリハビリを開始することにした。

 「テレビを観るのにリハビリがいるのか……?」と我ながら思うが、そうなのだから仕方がない。人生いろいろだ。

 この症状はその特性上、録画視聴よりリアルタイム視聴の方が圧倒的に負荷が少ない。

 それゆえ「リアルタイムで観たい・観たほうがよい番組」「リアルタイム視聴を日々のスケジュールに組みこむことができる番組」から試すことにした。

 まずは、大河ドラマから観はじめた。

 ぼくはもともと歴史ものが好きだし「日曜20時」という放送時間はぼくにとってもっとも予定を空けやすい時間帯だったからだ。

 これまで「平清盛」「おんな城主直虎」「真田丸」「いだてん 」などなど、観たいのに観られず悔しい思いを何度もしてきたので、評判上々の「麒麟がくる」が観ることができて嬉しい。今後も楽しみである。

 大河ドラマを毎週安定して視聴することができるようになったので、次は「ニチアサ」を観ることにした。

 いいことなのが悪いことなのかはわからないが「ニチアサ」はオタク業界で仕事をする上での基礎教養であり、共通言語である。ある程度知っていないとまるで話にならない。いやこれ本当の話。

 幼児向けのコンテンツがいい年したおっさんおばさんたちにとっての「教養」になっているのは「大人」としてどうなんだという気がしないでもないのだが、今それを考えても仕方がない。なんにせよ、知っていなければ商売にならんのだ。

 かくして、大河ドラマに続いてニチアサのリアルタイム視聴も生活習慣に組みこむことにした。

 夜型生活なので早起きをするのはしんどいのだが、逆にいえば早起きをしなければならない用事を組みこむことで夜型生活へのくさびを打ちこみ、朝方生活に移行していけるかもしれないという期待もある。

 「仕事のためにも観なくてはならない」「起きることができるかどうかを除けば毎週リアルタイム視聴できる時間帯である」「リアルタイム視聴することで生活改善も期待できる」

 一石三鳥である。

 ニチアサと大河ドラマをすべて観ると毎週日曜におおよそ3時間半ほどテレビを観ることになるが「リハビリ」「仕事」「娯楽」を兼ねた時間なので、いったんよしとする。

 今は「やめるべきなのにやめられない」のではなくて「やろうと思ってもできない」という段階なのだから、おそらく間違っていないと思う。

 なにはともあれ、やってみよう。

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