2020/01/20(月)2019年に書いた13冊・1040ページ分の紙のノートを読み直すことにした

 何かにつけてノートに手書きで書きださないと気が済まない(というか、頭の中だけで物事を処理できないので書き出さないと訳がわからなくなる)質なので、気がついたらかなりの量のノートが溜まっていた。

 ノートには番号が振ってあって、2019年最初のノートが「48番」で最後のノートが「60番」だった。つまり、1年間で13冊を使い終えたことになる。

 使っているのはコクヨのキャンパスノート。サイズはA4で枚数は40枚。ページ数は枚数の倍の80ページとなるので、13冊×80ページ=1040ページを埋めたことになる。

 とはいえ、これだけ書いてはみたものの、今までは読み返すことということがほとんどできていなかった。

 書いてあることの大半が悩みなどの益体もないものなため、読み返すと「しょうもないことをうだうだと書きやがって、こいつはバカじゃないか?」と鼻白むこととなる。それゆえ、どうにも気が進まなかったのだ。量も地味に多いし。

 しかし、俗に「PDCAサイクル」というように、「D(行動)」をした後は「C(検証)」と「A(改善)」を行わないとあまり効果は得られない。つまり、書きっぱなしで検証と改善を行なわないと、同じ悩みや失敗を繰り返すことになる。というか、繰り返している。最近ひしひしとそれを感じる。

 常にではないが、ちゃんと検証をするとものすごい効果が出ることもある。実際、ノートの見直しをしたことで数年引きずっていた悩みが秒速で氷解したという経験もある。

 「あ! 今の自分、数年前と同じことを悩んでいる!」

 「つまり、同じ悩みを何年もループし続けているということだ!」

 「ということは……これはもう悩まなくていい悩みだー!」

 と、眼から鱗がガロン単位でどぼどぼとこぼれ落ちた。人生にはたまにそういう革命的瞬間があるのだ。

 その経験から言っても、このまま「PDPDPDPD……」を繰り返すのはきわめて非効率であることが明白であるため、日々のタスクにもうひとつ負荷を増やし「ノートの見直し」を行うことにした。

 1040ページ分の益体もない紙束に向き合うのは正直しんどいのだが、同じ悩みや失敗を繰り返すのはさらに益体もないので、粛々と向き合うことにした。

 さっそく今日からはじめたのだが、悩みや失敗ばかりと思いきや「思ったよりも頑張っているね!」と思える点も少なからずあって、もしかしたらこれは「ダメだし」だけではなく「自信づけ」「自己肯定感の向上」にもなるのではと、ちょっとだけ「たのしみ」に思えることも出てきた。

 ひたすらに「しょうもない!」と思いながら読むのは苦行だが「いいね!」「やるじゃん!」と思いながらも読めるのなら、多少やる気が増すというものである。


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