世界を変えた10人の女性を読んで感じたこと

薦められて読んだ本ですが、池上彰さんの最後のメッセージが
とても胸に響きました。

きみたちの先輩たちが大変な苦労として、少しずつ現状を変えてきた。
名前が出てこない、でもそれぞれのところで一生懸命努力した人たちがいることによって、皆さん方はこうやって恵まれた環境↓で女性の生き方、あるいは女性の社会的な地位の向上について論じることができているということを胸に刻んでください。
そういう先人たちへの感謝の気持ちを見ち続け
子どもたち孫たちの世代にどれかけよい社会を残すことができるか何ができるか考えてください。

10人の女性が成し遂げたことをその時代の政治・社会背景を描きながらまとめてくれています。

学生時代に習ったはずだけど、覚えていないことが多かったり
そんなところが繋がっていたのか、とか、実はこの人がこんな大恋愛をして波乱万丈だったんだのか。と人間身溢れるストーリになっていて読みやすかったので、少し気持ちを上げたい時や子どもが大学生になったらぜひ読んで欲しい一冊です!

1.10人に共通する資質とは

この本はお茶の水女子にて集中講義をした内容を本にされています。最後に講義を受けた生徒に課題をだされ、その発表と講評のやりとりものっています。

「世界を変えた女性」たちの多くに共通する資質とは何か?

選ばれている10名
①アウンサンスーチー(政治家)
②アニータ・ロディック(女性実業家・TheBodyShop)
③マザー・テレサ(カトリック教会修道女)
④ベティ・フリーダン(女性解放運動家)
⑤マーガレット・サッチャー(本英国首相)
⑥フローレンス・ナイチンゲール(看護教育学者)
⑦マリー・キュリー(物理学者・化学者)
⑧緒方貞子(元国連難民高等弁務官)
⑨ワンガイ・マータリ(ケニヤ・環境保護活動家)
⑩ベアテ・シロタ・ゴードン(元GHQ職員)
最後に:学生のレポート講評会

学生たちの書くレポートが素晴らしくて、私も資質について考えてみましたが答えはでませんでしたが、感じた事があります。

あることを転機(劣悪な環境、神からのお告げ、自分自身の使命感)に自分が取り組むべき生きがいを見つけ、その本質を見極めてやり抜いている


アニータロディックは、自分の直感を信じBodyshopというブランドを築き、自分がいいと思ったことだけを貫いてビジネスを成功させています。
成功したお金を金儲けに興味がないため社会貢献活動に利用しますが、開発途上国に対して「援助ではなく取引を」というスローガンで取り組まれます。

その場しのぎでなく、恒常的に自分で暮らしていける仕組みを作る

ナイチンゲールは「乳幼児の死亡率が高いから、こども病院が必要だという人がいるけれども、それは本末転倒である」と。彼女が派遣されたクリミア戦争時の病院では、治療には環境を変えることが必要と統計の知識を元に改革し、死亡率が42%から5%に変えます。本質をとらえて行動に起こした。

何か問題があるときに対策を考えるのではなく、別の要因で起きているんじゃないかと多面的に科学的な見方が大切

アウンサンスーチーは「民主化のために」他の国に住む病気の夫の死に会うことより祖国に残り続けることを選びます。
最後までやり通せたのは彼女たちの使命感、生きがいを見つけたからじゃないかと思います。

2.彼女たちのbeing

最近、being doing knowingと「自分らしさ(自分軸)」を見つけるコトで
生きやすくなり行動しやすくなると言われています。

10人の女性たちは譲れないbeingを持っていたのだと感じました。

being=大切にしている価値観、あり方、ありたい姿のこと
どんな人でいて、どんな人生を送りたいか

これって人それぞれ社会政治を変えるまでいかなくても、皆がbeingを見つけて一生懸命取り組んでいることだと思います。

Being(自分のありたい姿)で生きると幸福度が上がる
Being(自分のありたい姿)を知ると、自分にとって不要なものがわかり、捨てること・選ばないことができる。決断が早くなる。
Being(自分のありたい姿)を発信すると、まわりがあなたをよくわかるので、よい機会や的確なサポートを得やすい

私が好きな堀江愛利さんから学びました
おすすめ記事「自分の人生を生きる力の源=Beingを探せ」

彼女たちは確かなbeingがあったからこそ、周囲に仲間を作り、大きな成功や社会変革を起こしただと思います。

3. 私のbeing

私も確かな自分のbeingを探しているところです。

育休中に自分に問いかけ続けた中では、

自分の出会ったヒトが自分らしく生き、笑顔で繋がっている

・友人が選抜メンバーから外れ部活を辞めたいと自分にだけ相談してくれて、でも一緒に朝練習を最後まで続けて、引退まで一緒にやり遂げたときの嬉しさ

・仕事でチームみんなが互いを認めて一緒に喜んだり悩んだりできるときの居心地のよさ

・自分の直感で魅力的な人と人を繋げて、新たな価値を生むときのわくわく

まだまだ深堀できていないけど、目の前にいる人が少しでも「笑顔」でいれるような瞬間をコミュニケーションで働きかけて増やすことをしていきたいと思っています。

みなさんも以下の項目ぜひ考えてみてください。

自分の個性(こういうときに落ち着いている、ハイパフォーマンスがある)
自分が過去パフォーマンスがよかったこと
どんな子供だった?
なりたい自分
今したいこと(べきではない)

一人一人が自分らしさを見つけて、人生の生きがい、やりとげたいことが見つかるといいなーと思っています。



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