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【前編】2020上半期 新曲Best10解説 Tom’s Selection #1

 こんにちは、Tomです!梅雨に入り、鬱々としがちな季節ですが皆さんいかがお過ごしでしょうか。僕は家に籠もって大学の課題に追われている毎日を送っています。そろそろ直接友人に会いたいなぁ……

 さて、6月も半分を過ぎ、ちょうど2020年の折り返しを迎えたところで、今回は「今年リリースされた新曲Best10」を選んでみました。そして、勝手にライナーノーツも書いちゃいました……。誰かに怒られないことを祈っています。(笑) 今回は前編ということで5曲ご紹介します。それではどうぞ。

■ Sparkle / iri

中性的な歌声とソウルフルな曲調が特徴のシンガーソングライターiri。悲しみ、優しさ、明るさ。様々な感情を疾走感のある曲調にのせた「Sparkle」は彼女の最高傑作の一つと言っていいだろう。煌めきの中に哀愁を秘めたトラックが夜明けの空気感を表現すると、力強さと慈愛を含んだ歌声が過去を優しく包み込み、未来への希望を語る。何かが吹っ切れたようなリリックにiriの覚悟を感じた。

■ FAKE LOVE/  / eill

R&B、K-POP、ソウルなど、様々なジャンルの音楽を独自の解釈で新たな音楽に昇華する、シンガーソングライターeill。「見返しソング」としてのテーマを持つ「FAKE LOVE/」のリリックは、現代的な強い女性像を想起させる。eill史上初となるファンクな曲調のナンバーには、HIP-HOPやロックの要素も各所に散りばめられ、成長途上にあるソングライターとして新たな可能性を見せた一曲となった。

■ 夜に駆ける / YOASOBI

「小説を音楽にするユニット」、YOASOBI。「夜に駆ける」では、ボカロPとしての顔も持つコンポーザーAyaseが、シリアスな楽曲テーマを切迫感のあるメロディで表現し、ボーカルikuraが透き通る声で切実に歌い上げる。ボカロの血をひくメロディの一方で、バッキングからは王道を往く邦楽の影響もみられ、ボカロと邦楽が融合した新たなジャンルの音楽としても評価できる。

■ Need You Bad / SIRUP

R&Bシンガーとして既に名を上げているSIRUP。新アルバム「CIY」の一曲目「Need You Bad」では、恋愛の煩わしさと孤独の寂しさの狭間で揺れ動く男の生々しい感情をラップに乗せて歌い上げている。「愛」がテーマのアルバムの一曲目にして、いきなり聞き手に「愛とは何か」と問いかけるような挑戦的な一曲。

■ I LOVE… / Official髭男dism

昨年ブレイクし、市民権を得つつあるOfficial髭男dism。2020年初のシングル曲「I LOVE…」では髭男らしい爽やかなサウンドで愛の普遍的な美しさを歌い上げ、上半期の顔といっても良い一曲となった。眩い光かのようなシンセサイザーとリズムを刻むピアノが完璧に調和し、髭男のアレンジ能力が存分に発揮された一曲となっている。

あとがき

 いかがでしたでしょうか。ライナーノーツ(っぽいもの)はもちろん初めて書いたのですが、曲の魅力を凝縮するのがものすごく大変でした。ただ、書くことで曲やアーティストの新たな一面にも気づけたので良かったかなと思っています。もし好評なら後編もやろうかなーって思ってます!

 最後までお付き合いいただきありがとうございました。またよろしくお願いします!

(Tom)


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