【就活シリーズ#9】就活生向けにIT業界の職種を可能な限り全て紹介する
こんにちは。今日も就活シリーズ執筆していきます。
今日の内容はIT業界を志望している就活生向けに、IT業界の職種を手広く紹介していこうと思います。
IT業界というと、ほとんどの学生さんはSE(システムエンジニア)やプログラマーを思い浮かべるのではないかと思います。
僕は常々、IT業界への就活にも関わらず、盲目的に「SE！」、「プログラマー！」と思い込んでいる学生さんが多いなと感じていました。
そこで、今日はIT業界を志望する学生さんの視野を広げる目的で、代表的な職種から、あまり聞いたことのないような職種まで手広く紹介し、就活のお役に立てればと思います。なお、あくまでも個人的な見解ですので、その点はご了承ください。
SE(System Engineer)
お客さんからの「～～を作りたい」というニーズをヒアリングし、それを要件に落とし込み、システムを設計する仕事。
NTTデータやNECなどのようにBtoBでシステムを作る企業をSystem Integrator(略してSIer)と呼ばれる企業がよく使っているイメージがある。つまり、SEを募集している企業はほぼ総じてBtoBの企業のイメージ。
プログラマー
SEの作成した設計書を基に、プログラミングを行い、システムを作っていく。
SIerに入社すると最初はプログラマーか、下記のテスターとして経験を積ませ、システム全般の知識を身に着けさせるという。
テスターという職種もあるが、エンジニアかといわれると疑問符が付くので除外します。
ソフトウェアエンジニア
プログラマーとどう違いの？と思う人もいると思いますが、僕の中のイメージでは、
SE(設計) + プログラマー(開発) + テスター = ソフトウェアエンジニア(雑)
プログラマーは設計通りにプログラミングを行うのが仕事ですが、ソフトウェアエンジニアはソフトウェアの設計・開発・テストまで一通り行うため、SE(設計) + プログラマー(開発) + テスターという認識です。つまり、スーパーエンジニアです。
インフラエンジニア
ITインフラと呼ばれるネットワーク、サーバーの設計・構築を行う仕事に従事するエンジニアの総称。インフラエンジニアを大別すると以下の4つくらいの職種に分かれる。
・ネットワークエンジニア
インフラエンジニアの中でも「ルーター」とか「スイッチ」と呼ばれる機器を使って、ネットワーク環境を構築するエンジニア。
・サーバーエンジニア
インフラエンジニアの中でも、サーバーの設計・構築・運用を行うエンジニア。サーバーの設計・構築にはネットワークの知識も必要であるため、多くの企業ではネットワークエンジニアの業務も兼ねているところもある。
・クラウドエンジニア
AWS(Amazon Web Services)、GCP(Google Cloud Platform)、Azure(Microsoft Azure)という用語を聞いたことはありますか？著名なクラウドサービスの名称ですが、近年ではAmazonやGoogle、Microsoftなどが提供するクラウドサービスに自社のサーバーを置く企業が増えています。
このような背景を受けて、クラウドシステムの設計・構築・運用を行っているエンジニアをクラウドエンジニアと呼びます。
インフラエンジニアに分類しようか迷いましたが、クラウドエンジニアもベースにはネットワークやサーバーの知識が必要なので、同じ分類にしました。
・データベースエンジニア
読んで字のごとく、システムに欠かせないデータベースを構築するエンジニアです。ほとんどの企業ではサーバーエンジニアがデータベースエンジニアの業務を兼ねていますが、稀にデータベースエンジニア単体で募集している企業があります。
Webエンジニア
Yahoo、楽天のようなBtoCのWebシステムを開発している企業に属するエンジニアの総称。
Webエンジニアは以下の5つに大別される
・フロントエンドエンジニア
UI(User Interface)などユーザーから見える部分の設計・開発を行う。
・バックエンドエンジニア
データベースとのやり取りなど、ユーザーからは見えない部分の設計・開発を行う。
Amazonを例にすると、会員情報の管理や、ショッピングカートへ商品の追加・削除など。
・サーバーサイドエンジニア
→ バックエンドエンジニアと同様。企業によって呼び方が異なる。人によって認識が異なるので、余計なことを言うと泥沼の宗教戦争に巻き込まれかねないので、これ以上はやめておきます。
・DevOps(Development Operations)エンジニア
DevOpsとは、文字通りシステムの開発者とそれを運用する人が連携してシステム開発プロセスを効率化しようとする概念。
DevOpsエンジニアは、DevOpsを導入し、ユーザーへ迅速にサービスを届けるための環境作りを行うエンジニア。現場の人間ではないので、詳細はわかりませんが、知人の話を聞いているとこんなイメージを持っています。
・SRE(Site Reliability Engineer)
システムを支えるネットワークやサーバーをダウンさせないような構成を考えたり、セキュリティを考えたり、サーバーを自動化させたり、自分たちの会社が手掛けているWebシステムの信頼性を向上させるエンジニアのこと。
SREとインフラエンジニアを同義で捉える会社もあり、これも宗教戦争に巻き込まれたくないのでこの辺で止めておきます。
スマホアプリエンジニア
スマホアプリを開発するエンジニア。
・iOSエンジニア
iPhone向けアプリを開発するエンジニア。
Swiftというプログラミング言語を使って開発している。
・Androidエンジニア
Android向けアプリを開発するエンジニア。
Java、Kotlinというプログラミング言語を使って開発している。
DX(Digital transformation)エンジニア
DXってご存知ですか？初めて聞いたという方はこちらのサイトを参考にしてください。
DXエンジニアとは、最新のデジタル技術を駆使して、これまでになかった革新的な価値を創造するアーティストです。
・機械学習エンジニア(データサイエンティストとも？)
すいません、機械学習方面はあまり詳しくないので、データサイエンティストと共に下記のサイトを参考にしてください。
https://www.bigdata-navi.com/aidrops/1717/
・IoTエンジニア
IoTという用語は聞いたことありますか？ざっくり言うと、車、家電、ヒト…世の中のありとあらゆるものがインターネットに繋がることです。皆さんが聞いたことあるものだとコネクテッドカー、Google Home、ウェアラブルデバイスなどでしょうか。
このように、今までであればインターネットにつなげなかったモノまでつなぐシステムを作る人たちをIoTエンジニアと呼でいます。
・ブロックチェーンエンジニア
個人的にはこれを一番語りたかったです。ブロックチェーンって聞いたことありますか？ここで詳しく語ると長くなるので、詳細は中田敦彦さんの動画を見てください。
ブロックチェーンエンジニアはその名の通り、ブロックチェーンのシステムを設計・構築するエンジニアのことです。DApps(decentralized applications)エンジニアなんて呼ばれてたりもします。
日本ではここ2、3年くらいの間でブロックチェーンエンジニアが話題に上っており、GAFAでもブロックチェーンを活用したシステムの研究や開発が活発になっています。
個人的には中田さんがおっしゃる通り、AIやIoTとは比べ物にならないくらいの大発明だと思っていますが、なぜか世間の認知度は低い…。
ブロックチェーンが実用化されるようになると、世界のありとあらゆる仕組みが変わると思います。
例えば銀行やお役所がいらなくなったり、今までは紙で行っていた身分証明をブロックチェーンで行えるようになったりと、ありとあらゆるビジネス、ライフスタイルを変える大発明だと思います。
ただ、ブロックチェーンはかなり敷居が高いですので、最初はエンジニアを数年経験してから挑戦する方が良いと思います。
ちなみに、僕は研究でちょっとブロックチェーンかじっていますが、本格的にやりたいので色々(勉強方法、コミュニティ、企業の情報とか)教えてくれたりすると泣いて喜びます！
セキュリティエンジニア
システムを攻撃者の脅威から守るためのセキュリティを考えるエンジニア。
出来上がったシステムに対して、攻撃を行い、弱点を見つけて修正するようにアドバイスしたり、最新のセキュリティ動向を調査したり、時にはお客さんのシステムに侵入し、その結果を報告したり…。とにかくお客さんや自社の安心安全を守るカッコいいエンジニア。
合法的にハッキングしたいならセキュリティエンジニア一択。
カスタマーエンジニア
お客さんや自社のサーバーを保守するエンジニア。具体的には、器機を設置しに行ったり、サーバーの中身(ハードディスク、メモリ、CPUなど)を交換したり、OSのセットアップを行うなど、お客さんや自社の仕事を滞らせるのないようにサポートするお仕事みたいです。
ハードウェアエンジニア
「IT業界 職種」でググると、なぜかハブられてる仕事。仕事内容としてはコンピュータの基盤回路を作ったり、メモリやCPUのアーキテクチャを考えて回路に落とし込むお仕事だと思います。
誰だよ、IT業界の職種からハブった人は！我々、ITエンジニアにとっては崇め奉るべき人たちです。ハードウェアエンジニアがいなければ僕たちは仕事できないですし、本当に感謝の念しかありません。ありがとうございます。
とりあえず、こんな感じで僕が知っている限りのIT業界の職種を列挙し、それぞれどんなお仕事をしているのか簡単にまとめてみました。中には青の組織や水色の組織が載せていない職種も数多くあったかと思います。
この記事が少しでも「参考になった」、「役に立った」、「自分もブロックチェーンやりたい」と思った人はぜひぜひスキボタン押していただけますと泣いて喜びますのでよろしくお願いいたします！
なお、記事にも書きましたが、ブロックチェーン関連の情報に詳しい人はぜひコメント欄でお教えいただければなと思います。
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