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人たらしなカメレオンはcaféにいる

「お前って人たらしだよな」

大学からの学友に言われた言葉からべらべらとと書き物をしていこうと思う。

上記の言葉は何の気無しにその瞬間思いついただけのような言葉なのだが、割と私の中ではふつふつと大きな存在になったのである。

私自身は世間一般、概して言えば『お人好し』な人間なのだろう。
しかし、自分はどこかでその言葉を自分に当てはめる事が気に食わなかった。

もちろん、頼まれごとをされればほとんど断れないし率先して借り出される事を希望する。

例に、夜中に脚として呼び出しがかかるに吝かではない。


これらは、自分が気が弱く嫌々行動する訳では無い為
その事が引っ掛かり『お人好し』という言葉に自分を落とし込めずにいた。


私は人が自分に対して願いや頼みを投げつけてもらうと充実感やら必要にされるという満足感とやらで満たされるのである。

何より、人と取るコミュニケーションが好きでそのような場には必ずコミュニケーションが生まれるから好きなのだ。

そこで出てきた『人たらし』という言葉である。


この言葉を自分に当てはめた時、幼児が丸や四角の木片を穴に嵌めるようにすんなりと落とし込む事ができたのだ。

そもそも『はにかみ屋、内気、人見知り』などと言われるような性分にはさらさら嵌らない私は
人と話すのが好きである。

会話の中で要望をぶつけられようものなら
その日は寝る前にその言葉を湯船や寝床でにやにやしているような人種なのである。


そんな性格をしているから人に求められる事ができるカメラマンをやっているのだろうと昨今感じるのである。

求められるからには喜んで欲しい、また求めて欲しい
そんな事を考えながら希望に応えようと日々努力する。

ただの趣味であればこんなモチベーションとやらは出てこないどころか存在すらしないと思う。



そんなモチベーションによって作られた成果物が今

最寄駅は矢場町にあるcafeDODOというお店で

展示という形で不特定多数の人の目に触れる環境にある。

私の成果物の展示自体は雛祭りの3/3が終わると残すところ3/4の一日だけになってしまうのだが

こういう機会があると、僕に対してのリアクションが普段より手元に届く事が増えるためありがたい。


普段は依頼をしてくれたバンドマンから写真に対しての反応や再度の依頼として目に見えて求めてる事が分かるのだが

SNSにアップロードされる写真達は
被写体であるバンドのファンだから見てもらう事が多いのであって、僕の写真だから見てもらえるという事が少ないのが現状で悩ましいところだ。
(稀に僕の写真に対しての反応を述べてくれるファンの方々がいるので、それらを見かけた時はすこぶる気持ちが良くなる。
もっとそのような言葉で溢れる事を願うばかりである。)


普段から僕の写真を見ている方や今回のcafeDODOでの展示を見た方は気がついている方も居ると思うが
バンドによって作風を大きく変えている。


有名なカメラマンと言われる方達の写真は
写真一枚見ただけで誰が撮ったという事が判る事が多い。

対して僕はその強みが無い。


折角ライブを撮るのだから写真が同じでは会場の雰囲気や音色が伝わらない。
それではライブを見る事ができなかったファンの方がつまらなく感じるのではと思う。

そのカメレオンさに対して最近徐々に言葉をもらう機会が出てきた。

意図してやっている事が周りに伝わる

こんなに嬉しい事はない。

まだ僕が撮った事の無いバンドマンにお願いをしたい。

僕の写真はバンドのライブがお客さんからどのように見えているのかというバロメーターになると思う。

だから、今どんな風に見えているのか
また、僕が写真でどんな表現をするのか

それらを楽しみにどんどん依頼をして欲しいと思う。


取り留めも無い文であったが
ともかく明日最終日を迎える展示にバンドのファンばかりでなく、バンドマンも足を運んで欲しいと思う。

そこに来たら、僕のバンド写真のカメレオン性だけでなく

美味しい料理達にもありつける事だろう。

3/4の19時程から私自身も在廊する予定だ。
そこに来て、『人たらし』な私の事も満足させてくれるとありがたい。

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