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私たちが本当に“欲しい”うつわって? #きほんのうつわ 裏トーク

「洋服を着替えるように、うつわを着まわす。」

些細なことだけど、ふたり暮らしをはじめて以来、うつわで小さな楽しみを感じられるようになりました。


先日、cocoroneで #きほんのうつわ はじめます宣言をしたら、多くの方から嬉しいコメントが!!!ひとつひとつのコメントに目を通しながら、ものづくりがんばるぞ〜と感じてるここ最近です。みんなのコメント、らぶ。

確かに作家さんのInstagramの投稿で、うつわづくりの行程を見る機会はある。でも、それがどんな思いで、どんな人のために、どんなシーンで使われるのか…コンセプトメイキングから語られることってなかなかないのかも、と改めて感じました。

私たちも実際にものづくりをはじめてみて、プロダクトがリリースされる工程がわからない中、窯元さんに教えてもらいながら進めている最中。

この #きほんのうつわ マガジンは、この先ものづくりに携わりたい人の教科書のような存在になれたらいいと思っています。


先日、有希子さんもコンセプトやペルソナふみのに関するnoteを書いてくれました。

今日は、私たちcocoroneとしての思いもここにまとめてみようと思います。


cocoroneのペルソナ「ふみの」

Webメディアとして、フォロワー数、PV数、売上……定量的な指標はやっぱり大切なもの。

だけど、ひとつのメディアであり、ブランドとして、私たちはなによりも世界観を大切にしたいと考えています。

そして、その世界観に共感してくれる人たちのコミュニティを少しずつ広げながら成長していきたい…。そんな思いで2年間運営を続けてきました。

「cocoroneらしさ」を叶えるために、企画を考えるときや、テキストを書くとき、それ以外でもあらゆる場面で、私たちはペルソナであるひとりの女性「ふみの」を思い浮かべながらコンテンツを作っています。

そんなふみののイメージは、編集部のメンバーみんなでPinterestを使って可視化しています。

キーワードは、自然体、白が好き、等身大、自分にとって心地いいものを大切にする…など。メンバーの中でこうしてイメージのすり合わせをしていきました。

ビジュアルだけじゃなく、年齢、イメージモデル、職業、居住地、趣味、性格、好きな雑誌や交友関係、彼との馴れ初めなど…リアルな友達として想像しながら細かく設定しています。あくまで一部ですがこんな感じ。

年齢:29歳
住所:浜田山あたり
職業:リモートワーカー
ふみのの彼:編集者
彼との出会い:20歳で出会う→25歳で交際スタート→27歳前後で同棲スタート → 2年後そのまま結婚
彼との関係:ロマンチックなプロポーズも特になく、さらりと結婚したため、キャピッとしてない新婚という感じ。新鮮みはないが、なんでも見せられる友人的な存在で居心地が良い関係。

あとはこれ以外にも、よく読む雑誌や、Webメディア、行動パターン、好きなうつわの特徴…などなども編集部で共有しています。

詳しくは主に企画・ライティングを担当してくれている佐倉さんのnoteも。

私もふみのと同じ年。そして、編集部にも同世代、同じようなライフスタイルを送っているメンバーが多いため、「私たちのやりたいこと=ふみののやりたいこと」と捉えて制作を進めているときも。

ふみのだけでなく、私たち編集部メンバーもペルソナのひとりでもあります。


ペルソナふみのと私の原体験

Webメディアと同じで、プロダクトづくりも届けたい人の顔を思い浮かべるところからスタート。#きほんのうつわ もふみののようなライフスタイルを送る、30前後の女性に向けてプロダクトを届けたいと考えました。

となると、私はつくり手でもあり、ペルソナでもある立ち位置。自身の体験を振り返ると、引っ越したばかりの頃は家電から、収納棚、うつわやカトラリーまで、無印良品でとりあえず一式揃えました。

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ふたり暮らし初期のうつわたち。よく使っていたメインのうつわとお茶碗です。

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うつわにこだわり始めたのは、生活に必要なものがひと通り揃ったあとのこと。美濃焼のブランドSAKUZANと出合い、そこから少しずつ興味を持ちはじめました。

いままでは洋服、コスメ、飲み会などにお金を使っていたけれど、ふたり暮らしを始めてからインテリアやうつわなど、長く使える暮らしの道具に投資したいと考え方が変化してきた頃でした。


#きほんのうつわ で日々の暮らしを楽しくしたい

ここ最近は陶器市や個展などにも足を運ぶようになり、自分好みのうつわもわかり始めてきました。

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作家もののうつわは、一点もののかたちや柄など自分好みの”味“を探す楽しみがある。どんな料理を盛り付けても、どこか華やかに仕上がる点も魅力です。

でも、作家ものだから、値段が高いものだから、使いやすいとは限らない。

電子レンジもOKで、食洗機にも入れられて、日々気兼ねなく取り扱える…そんなベーシックなうつわもやっぱり普段使いには最適です。

ハレの日に使いたいうつわもいいけど、何気ない毎日で使いやすくて適度におしゃれなうつわもいい。そんな #きほんのうつわ が手元にあれば、暮らしはもっと楽しくなる、とはじめたプロジェクトです。


私たちが本当に欲しいうつわって?

当初は、 #きほんのうつわ として、初心者でも手に取りやすいうつわの5点セットを考えていました。イメージは、SAKUZANの新生活応援セットや、うつわを楽しめる富ヶ谷のカフェ『MEALS ARE DELIGHTFUL』のランチセット。


これらをもとに生まれたのが、大皿、中皿、中鉢、豆皿の5点です。

でも、なんとか形にしたものの、大切なことに気づいてしまったんです。


ペルソナであるふみのも、私も、うつわ初心者のあの頃から日々成長しているはず。

そう考えると、いまさらうつわの5点セットはもう買わないかもしれないし、それよりも夫婦ふたりで使えるものが欲しいかも…と。

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陶器市や旅行で買ったうつわたちです。ここ最近、うつわは2枚まとめて買うことが多いし、夏に梅ソーダセットを販売した時も、2脚まとめて購入される方が多かった。

有希子さんに相談したら意見は一致。初心者でも手に取りやすい #きほんのうつわ ではなく、手持ちのうつわと馴染みやすい #きほんのうつわ へ方向性を変えてみることにしました。


みんなが欲しいうつわは?

それを踏まえて「みんなが欲しいうつわのかたちやサイズ感はどんなものだろう?」と、TwitterとInstagramでアンケートを取ることに。

アンケートの結果、中皿、中鉢に票が集まりました!回答してくれたみなさん、ありがとうございます。

確かに、中皿は前菜や焼き菓子を盛り付けたり、取り皿としても優秀ですよね。中鉢は、私も一番欲しいうつわ。大皿、中皿に比べて優先度が低いから、なかなか手を出す機会がないのかも…と改めて思いました。

みなさんからいただいた意見をもとに、うつわの組み合わせも再考中。目指すべき方向性が見えてきたので、来月頃からサンプルの制作を進めることができそうです。

6月にキックオフして、やっとスタートラインに立てました。ものづくりって本当に大変なんだなと改めて実感してる毎日です。

でも、だからこそ、ブランドとして悔いのないものづくりをかたちにしたいと思っています。サンプルが手元に届いたら、またみなさんの意見も聞かせてくださいね。

他にも、このnoteの感想や、#きほんのうつわ の意見などはハッシュタグで発信してもらえたら嬉しいです!


【#きほんのうつわ 関連アカウントはこちら🌿】
・cocorone公式サイト:https://ccrne.jp/
・cocorone公式Instagram:https://www.instagram.com/cocoronedays/
・cocorone公式Twitter:https://twitter.com/cocoronedays
・note #きほんのうつわ マガジン:https://note.mu/tomikotokyo/m/m8559fe186a0f

有希子さんのnoteマガジン #はじめてのうつわえらびも見てね 👇


ありがとうございます。いただいたサポートはうつわの仕入れやお店の準備に使いたいと思います◎