お知らせ
役者としてもう少し、
あともう少し足掻くために
12月2日より
長年お世話になりましたamiproを抜けることとなりました。
思えば、社長の網さんとは元々共演者としての出逢い。
2007年の舞台「廃墟に咲く花」
チャラチャラした変なノリで
「その服どこのブランド?」と、謎のマウントかけてきた変な共演者が網さんでした。
縁というものは不思議なものでそこから色んな世界が広がりました。
2010年〜ダンス演劇ユニットBIZARRE(懐っ)を組んで活動したり。
まだ全然未熟な振付師として経験を積んだり、
時にはメンバーとぶつかって自分の手の骨折ったり。笑
この頃はまだ所属じゃなかったけど、フリーの僕を拾って活動させてくれてました。
2011年、僕の中で大きな出逢い
「ふしぎ遊戯」初演。
朱雀七星士 張宿との出逢い。
そして、震災直後の舞台。
色んなものを抱えて戦い抜く仲間との出逢い。
この作品は8年という長い年月をかけて
月日が経ってもなかなか浄化されないシコリのようなものを抱えながらその役割を全うしました。
13歳の愛おしい張宿を年月が経っても演じられたのは、きっと網さんのおかげとも思います。
ありがたい。
嬉しい。
そう。
事務所所属になったのは、この「ふしぎ遊戯」がきっかけ。
フリーじゃ受けられないから、うちの所属として預かりにしておくから。と気を使ってくれての、そこから流れ流れてamipro所属として9年も活動させてもらいました。
もう一つ、きっとここにいなかったら出逢えなかっただろうなって舞台が「金色のコルダ」
実はこの時、案件がバッティングしてしまい…
網さんはコルダを選ぶようにアドバイスくれました。
そんな判断1人じゃできないから、こういう時事務所として盾になってくれる人がいるのはありがたいと感じた。
あんまりそんな話をすると怒られそうなので…。
ぶっちゃけ、うちの事務所は、ほぼフリーみたいな扱いで“会社に所属してる”っていう感覚はほとんどなかったけど
感謝するべきことはなんだかんだと沢山あり、フリーじゃ出来ないやり取りとかを請け負ってくれてました。
何度も喧嘩もしたし、頑固な僕に対して色んなアドバイスをくれました。
辞めるという我儘も背中を押すかたちで認めてくれた。
僕はここ数年、
なかなか恩を返せない自分に歯痒さを感じていて
少し演劇から遠ざかっていました。
逆にここにいたら恩は返せない。
そう思うようになり、決意を固めました。
amiproを通して出逢った全ての関係者の皆様
かつて一緒に戦った仲間たち
わずかでも僕の舞台を楽しみにしてくれていた皆様
本当にお世話になりました。
一旦、区切りとして感謝の思いを届けさせてください。
ありがとうございました。
またここから、一から
前に進みたいと思います。
憧れている声の仕事やミュージカルにももっと挑戦していけるように
そしてやりたいことをもっと具現化していけるようこれからも精進します。
これからもどうぞよろしくお願い致します。
役者としてもう少し、足掻きます。
富田 大樹
連絡先:daiking921@gmail.com
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