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箱夢の詩集 第三集

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詩のようなもの
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2019年11月の記事一覧

【詩】賭け狂い

望む 望まざるにかかわらず  生まれた時から  いや すでに  生まれる前から  おまえは…

Tome館長
4年前
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【詩】青白き炎

わたくしという意識  または現象は  青白き炎のごときもの  闇を焦がし  溜息にゆれ  …

Tome館長
4年前
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【語り】あなたへの手紙

これは、あなたへの手紙です。 私にとって見知らぬあなたへ  あなたにとって見知らぬ私が こ…

Tome館長
4年前
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【詩】救えない

愛せぬ者を  救う気にはなれぬ    厭わしき者であれば     なおさら  己を愛せず …

Tome館長
4年前
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【詩】機械の森

機械の森には  たくさんの自販木 生えている  コインを入れると  缶入り果汁が出てきた…

Tome館長
4年前
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【詩】希望の泡

希望は   泡のように  ブクブクと    水底で生まれ フワフワと   水中を昇り  パ…

Tome館長
4年前
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【詩】アンモナイトな夜

宵闇に目を閉じて考えても  さっぱり面白いことが浮かばない。 こんなふうに空しい夜を 私は  「アンモナイトな夜」と呼んでいる。 それなりに繁栄していた時期もあったのに  やがて絶滅してしまう古代生物。 地質年代区分 古生代ペルム紀の最後に  いったい何が起きたのか。 少なくとも大規模な火山噴火はあったらしい。 海底でも何事かあった可能性は残る。 海中酸素が減り 二酸化炭素が増え  ともかく生存するには過酷な環境になった。 わずかに残った種も 中生代の最後には 

【セリフ】世間との対峙

まずあなたがすべきことは世間を知ることです。 あなたが置かれた状況を把握することです。 …

Tome館長
4年前
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【セリフ】そこにいない

おれはそこにいない。 そんなつまらないとこにいない。 かつて、おれはそこにいたかもしれな…

Tome館長
4年前
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