見出し画像

角の可動域と金の位置の話

こんにちは。とまとです。今日はちょっとした雑談みたいな話ですが、意外と知らない人多いんじゃないかなと思います。

角という駒は、角交換しない限り動けるマスに限りがあります。分かりますかね?初期配置は先手なら8八、後手なら2二ですよね。その地点の符号の「算用数字と漢数字を足したときに偶数になる地点」にしか動けないんです。角交換をしない限り、1六とか8五とか「算用数字と漢数字を足して奇数になる地点」には動くことができないはずです。これが角という駒の特性です。

ほんでいつも言ってますが、将棋は金を取るゲームで、金という駒の価値が見た目よりも高いゲームなんです。いかに上手く相手の金をとれるか、いかに上手く自分の金を守る事が出来るかというゲームです。なのでさっきの角の位置とは逆に、金は角の可動域外の地点に配置するというのがセオリーです。「算用数字と漢数字を足して奇数になる地点」に金を配置するのです。有名な囲いを思い浮かべてみてください。そうなってませんか?

図 矢倉囲いと美濃囲い

上図は例として矢倉囲いと美濃囲いですが、金の位置全部角の可動域外になってますよね。船囲いや銀冠などもそうなってるはずです。

これは序盤の話ですが、中終盤でのごちゃごちゃした局面でも応用できます。見たことのない形の、経験したことのない形に遭遇した時に、駒をどう配置したら良いか分からない時この事を思い出してみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?