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Strange Stranger Nancy

ドアを叩く音でナンシー・ヴァヴィッチは目が覚めた。出るのも面倒なので無視していたが、しつこくドアを叩くのでベッドから出てドアの覗き穴を見ると見知らぬ男が立っていた。「なにか?」とドア越しに訊く。「いい加減、物語を終わらせろ!」「は!?何言ってんのよあんた!?頭おかしいんじゃないの?!」ドア穴を覗き込みながらナンシーは思い出していた。この頭のおかしい男のことは知らないはずなのに見覚えがある。さっき夢の中で見た男だ。どういうことなのよ?私の頭がイカれたの?「いいから帰んな!人呼ぶよ!」そういうと男はドアを睨みながら階段を降りていった。一体どういうこと?気持ち悪い!ラジオ局へ仕事に行く時間だった。その前にシャワーを浴びたい。シャワーを浴びながら脇腹に何かが付いているのに気がつく。何か書かれているみたいだった。洗っても全然落ちない。「88879mg6229」と書かれている。




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