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【前半】抹茶を極める!トマルバ初の飲食事業立ち上げを任せてもらう責任とワクワク感

トマルバのパートナー紹介
昨秋新たにスタートさせた飲食事業を立ち上げから担当している宿ルKYOTO 抹茶ノ宿の河村栄作さんにお話を伺います。

Wantedlyで見つけた自分磨きの道

--トマルバに入る前はどんな仕事をしていたんですか?

僕は大阪で生まれ育ってそのまま大阪の大学を卒業後、新卒で内装工事を担う会社に入社しました。トマルバに入社してから来た京都が初めて大阪外の都市で、根っからの浪花っ子です。
大学卒業後入社した会社は福岡が本社で、日本全国のオフィスや店舗などの施工を受ける会社の大阪支店だったので規模はそれほど大きくない環境でした。入社してからは営業担当としてクライアントの要望に沿った工事を進めていましたが、徐々に親会社が展開する学習塾の施工に重きが置かれるようになり、同じことの繰り返しでなんだか物足りなくなってきたんです。同じ流れのサイクル、同じような箱を作るルーティーンが自分にとっては徐々に面白さを感じなくなりました。これからもっと学習塾を作る割合が増えることもわかっていたので。
そんな中入社して1年くらいで、転職を考えだすようになったんです。
でも新卒2年目での転職活動、まだ自身の経験でアピールできる力は伴っていない。どうしたらいいのか模索している中で、まさにこのWantedlyでトマルバの募集を見かけたんです。

--転職活動をして、なぜトマルバに入社しようと思ったんですか?

当時、トマルバは町家の宿泊施設のオーナー様を新規開拓する営業担当を募集していて、前職では営業とは言えど、依頼があって動く受け身の営業しかしてこなかった僕が自己の力でどこまでできるのかという不安もありましたが、チャレンジしてみたいと思ったんです。
僕は経済学部を卒業していて特に専門的な分野にこだわりを持っていたわけでもなく、特に「こんな仕事をやりたい!」という具体的なポイントもなかったのですが、いくつか面接を進めていく中で「京都」「町家」という自分が今まで触れることのなかった分野も面白そうだなという単純な興味からトマルバを受けてみようトライしました。
面接で芦野と話して、その日の深夜1時頃に採用のメールがきました。ベンチャーはこんな時間まで仕事しているのか…とすぐに悟りましたが(笑)、それがあえて気合にも繋がりましたね。
それくらい頑張ってがむしゃらに仕事をしたら、将来は独立して一人でもこなせるくらいの営業マンになれるかもしれないという密かな野望(笑)を持って入社しました。

--前職とは違う業界で再スタートはどうでしたか?

トマルバに入社してから感じたのは、ベンチャーなので何事においても自ら道を探して進んで行かねばならないこと。先輩について営業先に行ったのは最初の3回くらいだけで、以降は基本的には自分一人で営業先を周り、話をしてまとめなければなりませんでした。
不動産に関わることの知識もなかったですし、話術も乏しい僕。先輩が営業力に長けた方だったので時々同席させてもらい、こんな時はこんな話の持って行き方をしたらいい、と話術や引き出しを盗みながら自身のやり方を作っていきました。
彼は言葉のキャッチボールが上手いだけではなく喰らいつく粘り強さもあり言葉の、一度断られてもそこで諦めるのではなく他の選択肢を考えて再度話をし、最後には上手く話をまとめる。僕は断られたら「そうですか」とすぐに諦めてしまいがちなので、そんな彼の根気良い粘り強さは本当に勉強になりました。同時にPDCAを構築することも学びました。
それから1年くらい経って管理物件数が増え新規営業が落ち着いてきたときに、新たな取組みを一人で任されることになりました。宿ルの宿に宿泊されるお客様への付帯サービス「宿ルGIFT」です。

--「宿ルGIFT」のサービスとは?

町家の一棟貸しの宿、宿ルKYOTO HANAREのコンセプトが、「暮らすように泊まる」なので、宿の近くにある、地元で親しまれているが観光客は知らない飲食店など地元民には愛されているお店が沢山あるので、そこを結び付けて地域の方、お客様にも幸せになってもらうサービスを提供する仕組みです。ご宿泊のお客様が自由に選べるように、共通のチケットで朝食を食べられたりお土産と交換できたり。
100軒以上のお店を尋ね、サービスの特徴から宿ルの宿のお客様についてなど多くの近隣の方にお話ししました。京都は初めましての人には間口が狭いイメージを持たれていますが、何度も足を運んで真剣にお話をしたら、こちらの熱意を受け入れてくださる方がほとんどです。
サービスを構築したことでお客様の満足度もアップし、そして地域の皆さんとの関係性もさらによくなりました。今は訳あってサービスが一時的にストップしていますが、GIFTがきっかけで地域の皆さんとなんでも相談できる関係性が築けたのは結果として大きなプラスだったと感じています。
GIFTチケットは3割くらいの利用率でしたが、直接お客様と触れ合うことのない僕がちょっとした幸せを提供できたのでお客様の喜ぶ声を聞くと純粋に嬉しかったです。
そのGIFTがいったんひと段落のタイミングで、現在担当している飲食事業の立ち上げに関わることになりました。
未経験でも次々に新しいことにチャレンジできる、それはベンチャーならではの醍醐味ですね。

―後半へ続く

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