マガジンのカバー画像

スポット紹介

4
イマーシブシアターの金字塔『Sleep No More』の体験レポなど、泊まれる演劇メンバーのエンタメ/ホテル/グルメ体験レポのまとめ。京都や大阪のグルメ情報も今後発信していく予… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

固定された記事

《不眠之夜》SLEEP NO MORE SHANGHAI| 演劇作品のデコンストラクション

HOTEL SHE, KYOTOでイマーシブシアターをやると宣言してから1ヶ月が経ちました。とても有り難いことに劇団の方や脚本家様や演出家様などいろんな方からお声をかけていただき、日々抑揚感とプレッシャーで胸いっぱいになっております。 前回のnoteはこちら。 プロジェクトを立ち上げた張本人として、やはり本物を見ずには何も語れないと思いまして上海までイマーシブ・シアターの代名詞「SLEEP NO MORE」を観劇してきました。 せっかくの機会なので、体験レポート兼作品のデ

淀みのない青の芸術|ベネッセアートサイト直島

(この記事は私が務めるL&G Global Business社内共有用のレポートを一般公開したものです。) ベネッセアートサイト直島 瀬戸内の島々を舞台に3年に一度開催される国内最大級のアートフェスティバル「瀬戸内国際芸術祭」。そのメイン会場となる直島に常設されている“泊まれる美術館“がベネッセハウスです。 「自然・建築・アートの共生」をコンセプトに、美術館とホテルが一体となった施設として1992年に開館。 敷地内に「ミュージアム」「オーバル」「パーク」「ビーチ」の宿泊棟4

現代アートに泊まる| BnA Alter Museum

ここ2年、ホテルの箱としての可能性を強く感じてきました。 寝るためのベッドとシャワーが最低限あればホテルのインフラとして機能はするけれど、レストランがただ食事を楽しむだけでなく夜景を楽しんだり交流の場として重宝されているように、ホテルもインフラを超えて”体験”の空間として成立するのでは...と思っています。 そんな中で、同じようなビジョンを持って運営されているホテルが京都にあると知って前から気になっていたのですが、有難いことに今回支配人の方にご招待頂いたので宿泊してきまし

ホテル空間のメディアとしての可能性(ジェームズ・タレル|光の館)

(この記事は私が務めるL&G Global Business社内共有用のレポートを一般公開したものです。長いです。) 先日新潟県の山奥にある宿泊施設:光の館に宿泊してきました。 この施設は単なるホテルではなく、建物一棟をアメリカの現代美術家ジェームズ・タレル氏が丸ごとプロデュースしたもの。 公式WEBサイトの説明文には下記のように記載されています。 光の館 谷崎潤一郎の「陰影礼賛」にインスピレーションを得て、ジェームズ・タレルが大地の芸術祭 越後妻有アート・トリエンナー