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まんがでわかる 最高の体調

突然ですが、みなさん体調はいかがでしょうか。

私はコロナ禍になってから、より一層健康管理に務めるようになり、良い健康状態を維持しております。

具体的に健康維持のために以下のような事柄を実践しております。

「プチ断食」・・・毎日16時間の断食(朝ご飯を抜き、昼ご飯は軽め、夕飯は食べたいものを食べる、というサイクルを繰り返し、日中の生産性を上げ、かつ一日のカロリー摂取量を抑えています)
週2回の筋トレ(下記の本の影響を受けています)
週1のランニング(8~10キロ程度)
・通勤中はエスカレーターを使わず、階段を使う
・帰宅時は最寄りの駅の1つ前の駅で降りて、30分ほど自宅までウォーキング

若い頃は一切気にしていませんでしたが、40代半ばを過ぎてやはり体調管理に気を遣うようになってきました。なので、関連の本もそれなりに読んでいるのですが、今回初めて「最高の体調」というベストセラーの存在を知り、その「まんがでわかる」版があったので、読んでみました。「まんがでわかる」といっても、中身はマンガだけでなく、マンガと文章が半々くらいにの構成になっています。

まず序章では、近代化によって現代は「文明病」とも呼べる病気や症状が蔓延していることが説明されています。例としては、肥満や疲労感、不眠、抑うつ、集中力低下、などです。そういえば、私は長い間花粉症を患っているのですが、昔行った耳鼻科のおじいちゃん医師に「花粉症なんて文明病なんだよ」となぜか説教を食らったことがあります(笑)

著者曰く、文明病から脱却するには「進化医学」(進化論と最新医学を組み合わせ、病気の症状を考える学問)が有効であり、進化と文明のミスマッチを考え、「多すぎる、少なすぎる、新しすぎる」ものを減らしていくことが重要だとのことです。

これは本当にその通りだと思います。上記の花粉症なんかは急速な都市化によって国民病にまでなったものであり、まさに文明病と言えると思います(おじいちゃん医師の言う通りなのですが、それを私に言われてもって感じでしたが・・・)

さて、ここからは章ごとに簡単に内容をまとめていきたいと思います。

1章 最高の食事

この章では、腸内細菌の重要性が書かれています。腸内細菌が減少すると腸内環境が乱れ、疲労感や様々な不調につながっていきます。腸内細菌というとビフィズス菌くらいしか思い当たりませんが、腸内環境を整えるには加工食品の摂取を減らし、発酵食品(1日50g)と食物繊維(1日15g)を摂取することが重要とのことです。

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みなさん、発酵食品と食物繊維を毎日摂取していますか?私はヨーグルト、納豆、キムチなどの発酵食品は定期的に食べていますが、一方食物繊維に関してはなかなか日々の食生活で摂取していないと思い、今回サプリメントで摂取することを決め、さっそくAMAZONでぽちっと購入しました。

摂取し始めてからまだ1週間くらいなので体調の変化等はありませんが、長期的に摂取を続けることで体調維持できることを願っています。

2章 最高の環境

2章では健康に生きるための環境づくりについて書かれています。シンプルにまとめると「やっぱり自然最高!」ってことだと思います。

自然と触れ合うことは疲労回復につながり、体調を良くする効果があります。最低でも週1回30分は、公園などの森林の多い場所に行くことが勧められていますが、これは都市部に住んでいるとそんなに簡単なことではないなと思います。うちは娘がまだ小学生なので、一緒に公園に行ったりしますが、週1で行っているかというとそこまで頻繁には行けていません。(早速今日のこの後公園に行こうと思いました)

私はもともとアウトドア志向で、スポーツ(ウィンタースポーツを含む)やキャンプが好きなので、自然に触れることが大好きなのですが、もっとその頻度は上げていこうと自分を戒めました。

3章 最高の睡眠

睡眠関連の本もこれまでに何冊か読んだことがあるので、この章は特に目新しいことはありませんでしたが、改めて良質な睡眠の重要性を感じることができたのは良かったです。

私は11時に寝て、朝5時半に起きる日々をもう10数年続けていますが、可能なら10時半に寝て7時間睡眠にしたいと思っています。(根拠はこちらです)

4章 最高のメンタル

「不安」は前述の文明病の重大な症状であり、脳と体に大きなダメージを与えるものです。

私は基本的に非常に楽天的でポジティブ思考の持ち主なので、あまり先々のことで不安を抱えないですし、ストレスも溜めない性格をしています。

とはいえ、仕事や家庭において全く悩みがないというわけもなく、日々問題が生じたり、悩むことはあるので、良い精神状態を保ち、日々の生産性を上げることには注力しています。

また、良い精神状態をキープするための手段として、noteでこうやってアウトプットを続けることは非常に有益だと思っています。本を読み、こうやってリフレクション(内省)を行うことで、自分の考えやアイデンティティが可視化され、自分の成長につながっていると実感しています。

「良いメンタルなくして、良い仕事なし」という持論を持っているので、これからも精神状態の向上に努めていきたいと思います。

5章 最高の仕事

筆者は、我々の健康的な生活の原点を狩猟採集時代にあると考えており、仕事に関しても当時のイメージを引っ張ってきています。

狩猟採集民族たちは日々の仕事(狩りや植物の採集など)は「遊び」に近いイメージでとらえていたとし、それが現代の我々が最高の仕事を実践する秘訣であるということです。

これは、私がここまで多く読んだホリエモンや落合陽一さんの主張とも合致しており、「ゲーミフィケイション(ゲーム化)」(gamefication)という言葉も頭に浮かびました。

私も自分の部下によく言いますが、仕事は自分の意志が伴っていないうちは決して楽しいものにはならないと思います。人から与えられた仕事であっても、自分事としてとらえ、そこに自分の意思を反映させていくにつれて、その仕事は楽しめるようになっていくと考えています。

そのコツとして本書では、タスクを3つに絞り込む「3つのルール」、実行タイミングを決めておく「イフゼンプランニング」(if-then-planning)や、数字を活用するフィードバック化のポイントなどが書かれています。

私も自分の仕事を楽しむために自らいろいろな仕掛けを行っています。おかげさまで、これまで楽しく仕事ができています。(もちろんうまくいかないときや辛い時もありますが、そんな困難も含めて楽しいです)

6章 最高の人生

この章では最高の人生を送るために、「マインドフルネス」と「畏敬」が有効だと書かれています。

「マインドフルネス」に関しては過去に本を読み、取り組もうとしたことがありました。

ですが、残念ながら今にいたるまで上のnoteに書いたメディテーション(瞑想)やアンガー・マネジメント(怒りの制御法)などは会得できていません。それだけの余裕がないということなのですが、本書を読んで改めてマインドフルネスについても取り組んでいきたいと改めて思いました。

また、「畏敬」とは、「自分の理解を超えるものに触れた際にわきあがる、鳥肌が立つような感情」を指しますが、畏敬の念を持てるような取り組みがもっと必要だなと思いました。具体的には、大自然やアート(人工物)、自分が尊敬できる人などに触れる機会をもっと増やしていきたいと思います。

最終章 最高の体調

最終章では、良好な人間関係は心身に大きなもたらすので、豊かな人間関係を作りましょうと書かれています。

これは至極当然と言えばそれまでなのです。殺伐とした人間関係の中で最高の体調を整えられるわけがありません。

家庭内における人間関係や職場での人間関係などがうまくいっていることは、健康的な生活を送るうえでの大前提だと思います。本書では豊かな人間関係を作るためのポイント(時間・同期・互恵)などにも触れられていますが、ここでは割愛し、自分の人間関係を振り返りたいと思います。

家族との人間関係は良好だと思います。理解のある妻と3人の可愛い娘に囲まれ、幸せな家庭だと思います。長女が思春期に入ってきており、前ほど会話がなくなってきたのは少し悲しいですが(;´・ω・)、それも当然織り込み済みです。

職場での人間関係も極めて良好です。自分のことを理解してくれている上司や慕ってくれる部下もおり、恵まれていると思います。生徒や保護者との関係では悩むことも当然ありますが、それでも仲間に恵まれているので全く問題ありません。

そして、友人です。昨日も高校サッカー部時代の友人たちと「新年度会」をZOOMで開催し、近況を報告し合いました。当然みんな異業種に従事しており、中には有名国立大学の准教授やJリーグのチームの一員として働いている者もおり、異なるフィールドでそれぞれチャレンジしている話を聞いて、自分もモチベーションが上がりました。(いつもそんな感じです)

ここまで自分周りの人間関係のことをつらつらと書きましたが、これは「セルフ・ディスクロージャー」(自己開示)とも呼ばれ、良好な人間関係を築く手法の一つだったりもします。私は若いころから自分のネガティブな部分だったり、個人的なことだったりを開示して人間関係を築くことを意識してきました。そうすることで相手との距離感を縮め、相手が自己開示をしやすくするためです。

本書を読んで、人生100年時代における後半戦をどのようにして健康に、かつ幸福に生きていけばよいかということを改めて考えました。

これからも豊かな人間関係を築き、「最高の体調」を整えながら幸せな人生が送っていけたらいいなと思います。


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