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Q 7. 人間が罪人であるとは、どういう意味ですか?

A.
 エホバの証人は自分が罪人であるという自覚を持っていません。
なぜなら、「罪」という言葉を「不完全さ」という言葉に置き換えているからです。
それはローマ人への手紙5章12節を正しく理解していないからです。
その聖句は次の通りです。

 こういうわけで、ちょうど一人の人によって罪が世界に入り、罪によって死が入り、こうして、すべての人が罪を犯したので、死がすべての人に広がったのと同様に──
  [ローマ人への手紙 5章12節]

 この聖句にあるように一人の人(アダム)が、神が食べてはいけないと言われていた「善悪を知る木」の実を食べることによって神に背き、罪を犯し、その結果として死が人類に入ってきたことが記されています。
彼らの新世界訳聖書でも「罪が世に入った」と記されていますが、この出来事を説明する時に「罪」が「不完全さ」という言葉にすり替えられるのです。
「アダムが罪を犯した。その子孫(つまりその後の人類)は、遺伝的法則に従って、アダムの不完全さを受け継いだのです」と言うのです。
だから、私たちはみな、不完全さを受け継いでいるので、間違ったことを行い、最終的には死んでいくのです、と説明するのです。
罪が不完全さにすり替えられ、さらにアダムが罪を犯したと強調することによって、自分たちのせいではなく、アダムのせいで罪人になった、という印象を持たせるのです。
このローマ人への手紙5章12節の後半にははっきりと「こうして、すべての人が罪を犯した」と書かれているのですが、そこは強調しないで前半だけをそうするのです。
ですから、エホバの証人は自分たちが罪人である意識が薄いのです。
すべてアダムのせいにしてしまうのです。
おまけに彼らの書籍では、天秤にアダムとイエスを乗せてつり合っている挿絵を使ってその説明をするのです。
そのようにして彼らの思考はアダムにすべての罪の源があり、自分たちはその犠牲者であるかのようになっています。

 ローマ人への手紙5章12節を正しく理解するなら、最初の人間アダムは確かに神に対して罪を犯し、その罪(原罪)は人類に引き継がれました。
しかしそれは、そののちの人類一人ひとりも同じように罪を犯したので、すべての人々は神の前に罪人であることを認めなければならないのです。
あなたがもしアダムであったなら、同じように罪を犯したのである、と理解しなければなりません。
そのことを認めること(あなたが神の前に罪人である)によって、神の救いがすべての人に必要であることを自覚させ、イエス・キリストの十字架の贖いがあなた個人を救う唯一の方法となるのです。
聖書の述べている救いとは、この罪(原罪)からの救いなのです。
この罪、つまり自分が神の前に罪人であることを認めない限り、その人は救われないのです。
エホバの証人の方々は残念ながら救われていません。
そしてこの罪からの救いを理解していません。
どうぞ、アダムと同じように神に対して背を向けた罪人であることを認め、イエス・キリストの十字架の贖いの御業が自分のためであったことを信じてください。
そうすれば、あなたの罪は赦され、永遠の命を得、そして神の子とされるのです。

エホバの証人の方々、救われますよう!!!

最後までお読みいただき感謝いたします。

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