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Q 5.「聖霊が神である」と聖書の中に書かれているのでしょうか?

A.
エホバの証人は「聖霊は神ではない。神の活動力である」と言います。
つまり、非人格的なエネルギーであると言うのです。
本当にそうでしょうか?聖書は何と述べているでしょうか?
聖書の中に「聖霊が神である」、あるいは非人格ではなく「人格をもったお方として」と述べられている箇所が多数あります。
すべてを扱うことができませんが、主な聖句箇所を取り上げたいと思います。

1.聖霊が神である、あるいは神として扱われている聖句

①第二コリント3章17・18節
「主は御霊です。・・・これはまさに、御霊なる主の働きによるのです。」
*「主は御霊である」(ο δε κυριος το πνευμα εστιν)と、はっきりと述べている。
主はもちろん神という意味です。
つまり神=御霊であり、三位一体の神としても理解できるのです。
「御霊なる主」も同じように理解できます。
因みに彼らの新世界訳聖書の英語版は、「Jahovah is the Spirit」(エホバは聖霊です)となっています。

②使徒5章3・4節
「アナニア。なぜあなたはサタンに心を奪われて聖霊を欺き・・・あなたは人を欺いたのではなく、神を欺いたのだ。」
*この箇所はクリスチャン夫婦が嘘をついたことをとがめられている箇所です。
この言葉を語ったペテロは、「聖霊を欺く」と「神を欺く」とを同じこととして述べています。
ギリシャ語は聖霊(το Πνευμα)と神(τω θεω)となっており、聖霊=絶対的な神(同じ方)として扱われています。

③三位一体として表わされている聖書箇所
(創世記1章1・2・26節、マタイ3章16・17節、マタイ28章19節)
*これらの聖書箇所は父・子・聖霊の三位一体の神として聖霊も出てきています。
聖霊なる神は創造の御業を成され、鳩として表わされイエスのバプテスマを祝福し、宣教の御業を導かれるのです。

2.聖霊なる神は人格的存在者である

①ヨハネ14:16・26、15:26、16:7
 これらの聖書箇所には、聖霊なる神は「助け主」として記されています。「助け主」はギリシャ語パラクレートス(παρακλητος)で、ほかにも「慰め主、助言者、とりなす者、弁護者」等に訳されます。
聖霊が単なる力、エネルギーであるなら、このような働きはできません。
聖霊は確かに人格的存在者であり、神なのです。
また注目すべき点は、ヨハネ14:16に出てくる助け主(パラクレートス)の前には、「もう一人の」(ギリシャ語αλλος(アロス))という言葉があります。
これは「同じ種類のもう一人」という意味です。
つまりイエス・キリストは、ご自分と同じもう一人の助け主を弟子たちに遣わすと述べたのです。
キリストと同質の者が弟子たちを導くことを約束されたのです。
ここからも聖霊はキリストと同じ神、父なる神と同じ神であることがわかります。

②聖霊は理性・感情・意志という人格の三つの本質的要素を持っている者として聖書に出てくるのです。
・語る    (使徒28章25節、ガラテヤ4章6節)
・教える   (ヨハネ14章26節)
・導き入れる・認めさせる・話す
       (ヨハネ16章7-13節)
・励ます   (使徒9章31節)
・弱さを助ける(ローマ8章26節)
・悲しむ   (エペソ4章30節)
・逆らわれる (使徒7章51節)
・導く    (ガラテヤ5章18節、使徒8章29節、10章19節、
        13章2節、16章6・7節、20章23節、ローマ8章14節)
・任命する  (使徒13章2節、使徒20章28節)
*聖霊なる神は人格をもったお方として聖書の中に出てきます。
それを否定するエホバの証人は大きな罪を犯していると言えるのではないでしょうか?
彼らは決して神様を正しく理解していません。

3.結 論
聖書に書かれている通り理解するなら、イエス・キリストも、聖霊も、そして父も神であり、同時に神は唯一なのです。
このことをそのまま理解するなら、聖書は確かに三位一体の神を示しています。
神様を目に見える形にはできませんが、書かれている通りに理解するなら、下記のような図式で現わすことができるでしょう。

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この三位一体の神様はいつも共に行動し、同じ目的・同じ方向に向かっているのです。
そしてそれぞれの時代の中心が際立って表わされているのです。
すなわち、旧約時代は父なる神が中心であり、新約時代(イエス・キリストが地上に来られた時)はイエス・キリストが中心であり、教会が誕生してからは聖霊なる神が中心となって働かれているのです。
この三位一体の神はいつも神として私たちに臨んで下さっているのです。
私たちはこの神を真の神として心からの礼拝と賛美をささげていきましょう。

エホバの証人の方々、間違いに気付かれますよう心よりお祈りしています!!

最後までお読みいただき感謝いたします。

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