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Q 8. エホバの証人は救われているのですか?

A.
この質問に答えるために、聖書が「救い」について何と述べているかを知る必要があります。
「救いとは何か?」「何からの救いなのか?」「どうすれば救われるのか」そして「エホバの証人は救われているのか?」について答えていきたいと思います。

①「救いとは何か?」
 皆さんは、どのような時に「救われた!」と叫ぶでしょうか?
おそらく何か危険なことに直面した時、その危険な状態を回避することができた時に「救われた!」と叫ぶのではないでしょうか?
そうです。救いとは危険な状態から助かることです。
では、人間にとって一番危険なこととは何でしょうか?
それは罪人であるということです。
聖書によると、罪ある者は義なる神様に裁かれると記されています。
人間はすべて罪人である(ローマ人への手紙3:9〜12)ので、危険な状態なのです。
その「罪ある人間が裁かれるという危険な状態から救われること」が救いなのです。

②「何からの救いなのか?」
 聖書が述べている救いとは、「罪からの救い」なのです。
しかしエホバの証人が言っている救いは「ハルマゲドンからの救い」です。彼らは「ハルマゲドンで生き残って楽園に入る」ことが救いだと思っているのです。
聖書は確かにヨハネの黙示録(啓示)16:16でハルマゲドンの戦いについて述べています。
しかしそれは患難時代の最後に起こる戦いのことであり、イエス・キリストが再臨される時の出来事ですが、聖書全体が述べている救いのことではありません。
聖書が言っている「救い」は、最初の人間アダムが創造主に従わず善悪の木の実を食べることによって全人類が堕落した罪(原罪)からの救いなのです。
エホバの証人は聖書が述べている一番大切な「救い」の点で誤った理解をしているのです。

③「どうすれば救われるのか?」
 エホバの証人は救われる(地上の楽園に入ること)ため組織へ忠実に従うことや伝道をしなければならないと言います。
しかし聖書には、そのようなことは一切、述べられていません。

聖書が述べている救われる方法は明快です。
それは主イエス・キリストを自分の罪の救い主として、また神として信じるだけで救われるのです。

多くの聖書の言葉がそれを示しています。
その代表的な聖書個所は下記のとおりです。


「なぜなら、もしあなたの口でイエスを主(神という意味)と告白し、あなたの心で神はイエスを死者の中からよみがえらせたと信じるなら、あなたは救われるからです。人は心に信じて義と認められ(無罪とされること)、口で告白して救われるのです。主の御名(キリストの御名)を呼び求める者はみな救われるのです。」
(ローマ人への手紙10:9・10・13)

「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。」
(使徒の働き16:31)

「神は実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子(イエス・キリスト)を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠の命を持つ(救われること)ためである。・・・御子を信じる者は裁かれない。」
(ヨハネの福音書3:16・18)

「この恵みのゆえに、あなたがた(エペソのクリスチャンたち)は信仰によって救われたのです。それはあなた方から出たことではなく、神の賜物です。行いによるのではありません。だれも誇ることのないためです。」
(エペソ人への手紙2:8・9)


 このように聖書は明らかにイエス・キリストを信じる信仰によって救われることを述べています。
使徒の働きを通読するなら、初代教会のクリスチャンたちは、イエスの御名を伝え、その御名を信じる者が救われたことがはっきりとわかります。

救われる方法はただ一つです。

それはイエス・キリストの御名を信じることであり、具体的に言うならイエス・キリストの十字架と復活の事実を認め、それは自分のためになされたことであると信じることなのです。

④「エホバの証人は救われているのか?」
 エホバの証人の方は救われていません。
そもそも、救いの考え方が違いますが、何よりもイエス・キリストを正しく信じていません。

イエス・キリストは神でありましたが、罪人を救うために自ら人間となられ、この地へ来て下さり、罪を贖うために十字架にかかられ、すべての人の罪の罰を身代わりとなって受けて下さったのです。
(ピリピ人への手紙2:6〜11)
そして三日目に罪の報いである死に勝利されてよみがえられたのです。
このイエス・キリストを信じる者に罪からの救いを与えることを約束して下さったのです。
ですから、イエス・キリストを自分の罪の救い主であり、神として信じなければ救われないのです。

エホバの証人の方は、このように正しく信じていません。
エホバの証人の方は、熱心に伝道し、立派な行いをされ、組織に忠実に歩んでいるかもしれません。
またエホバ神に忠実に従って歩んでいるかもしれません。
しかし救われる方法は、そのような善行ではなく、イエス・キリストを自分の罪の救い主として、また神として信じなければならないのです。
(ヨハネの福音書14:6)


エホバの証人の皆さん、イエス・キリストを信じて下さい。
救われることを心よりお祈りしています。

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