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旅の指さし会話帳

これまでに自分が読んできた本の中から、個人的に思い入れが深いものをピックアップして、その本についての思い出を語るというこのシリーズ。最終的には、全部の記事をまとめて一冊の電子書籍にして、Kindleで出版するのが目的なのですけどね。それにしては、途中からころころ文体が変わったりもして。相変わらずまとまりのない書き方になってますけど。

自分に向けて内省的な書き方をするときは「だ・である」調が多くて、読者の方に語り掛けるような時は「です・ます」調になっている。なので、書いたる内容によってだ・であるとです・ますが混在するのですよ。その方が書きやすいので。とりあえずこのまま進めましょう。

というわけで、今回ピックアップする本は『旅の指さし会話帳』です。スマホやガラケーなどが無かった時代、海外に行って現地の人たちと会話をするには、こういう本がとても重宝していたのですよ。指さしで、本を見せながら外国の方と会話ができる。本の中にはいろんなシチュエーションごとの単語とイラストがセットになっていて、それを見せながら会話ができるという仕組み。海外旅行でも重宝しますが、日本にいる外国人との会話にも使える。この本のフィリピン語(タガログ語)バージョンが結構売れたのは、おじさんたちが日本国内のとある場所でよく使っていたからだと聞きましたよ。

モバイルコンテンツプロバイダーでウェブプロデューサーをしていた頃に、この書籍を電子書籍化してモバイルサイトを立ち上げたことがあります。本を持ち歩かなくても、携帯電話の画面で指さし会話ができるの、画期的だと思いましたが。残念ながら結構すぐにサービス終了してしまいました。海外でネットにつなぐというのがまだハードルが高く、使いづらかったのです。

本づくりという仕事自体は面白かったですよ。電子書籍として、紙だけでなく様々なデバイスで読書が楽しめる。スマホが出てくるちょっと前。携帯電話のコンテンツやサイト作りを仕事にしていました。

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個人的に思い入れのある本、大切にしたい本、知人が書いた本や、私がちょっとだけ載ってる本などについて書いています。

「日曜アーティスト」を名乗って、くだらないことに本気で取り組みつつ、趣味の創作活動をしています。みんなで遊ぶと楽しいですよね。