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走ること

高校時代は陸上部でした。短距離が専門で、主に400メートルと400メートルハードルを走ってました。

渡米留学した大学では、地元のソフトボールチームでプレイしたり、友だちとバスケのチームをつくって遊んだり、学内のプールで泳いだり、自転車に乗ったりなど。割とアクティブにスポーツを楽しんでいました。

社会人になって、米軍基地で行われるアメリカ式のソフトボールのリーグ戦に出場して、週末は外国人ばかりのチームで試合をしたり。日本人で足が速いからという理由で「イチロー」って呼ばれたり。

ところが、試合中に怪我をしてしまい、足首のじん帯を修復する手術をしてからは、すっかりスポーツとは縁が遠くなってしまいました。10年くらい、これといって本格的なスポーツをすることもなく。

そんな中、元オリンピック選手の市橋有里さんと一緒に走るというイベントに参加したんです。当時僕はブログを書いていて、企業さん主催のブロガーイベント等によく参加しており、この企画も日本コカ・コーラ社の、アクエリアスの販促イベントでした。

で、市橋有里さんと一緒に走った時に、僕は長距離を走るのが苦手だったので、「うまく走れるようになるにはどうすれば良いですか?」と聞いたんです。すると市橋さんは、悟りを開いた仙人のように、「走りなさい。走り続けることです」と答えてくれました。

なるほど、「走り続けること」か。と思った僕は、それから走り続けることにしました。最初は、5kmの大会に出場。その翌年は10kmと、順調に距離を伸ばしつつ。熊谷の夏マラソンで初めてハーフマラソンを走った時は、熱中症の脱水症状でぶったおれそうになったもののなんとか完走。その後、新潟で毎年行われる「越後謙信きき酒マラソン」という24km走った後にきき酒をするという過酷なファンランでトレーニングをつみ、とうとう昨年2022年に東京マラソンを走り、42.195kmを完走することができました。

ここまで10年。市橋有里さんの、「走り続けなさい」という言葉を胸に刻みつつ、もっぱら最近は歩くことが多くなってますが、今年もたぶん利き酒マラソンはまた楽しんでいると思います。

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個人的に思い入れのある本、大切にしたい本、知人が書いた本や、私がちょっとだけ載ってる本などについて書いています。

「日曜アーティスト」を名乗って、くだらないことに本気で取り組みつつ、趣味の創作活動をしています。みんなで遊ぶと楽しいですよね。